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【4年長期レビュー】電動昇降デスクをどれくらいの頻度で昇降させているのか

電動昇降デスクの長期レビュー記事

リモートワークが普及したことで、検討中の方も多いであろう「電動昇降デスク」。

僕はFlexiSpotの電動昇降デスクを2019年2月に購入し(コロナでリモートワークが普及する以前)、今まで約4年間使い続けてきました。

仕事がほぼデスクワークなので、ほぼ毎日使っています。

電動昇降デスクの購入履歴
2019年2月19日にAmazonで購入しました!
電動昇降デスクを使った作業環境
こんな感じで使っています

あくまで個人の一例に過ぎませんし、しかも感覚的な話になってしまいますが、電動昇降デスクについての体験をまとめました。

この記事でわかること
  • 実際どれくらいの頻度で昇降させているのか
  • どこが便利で、どこが不便か
  • メンテナンスや耐久性

本当にスタンディング作業するかな?結局座ってばかりになるなら普通のデスクでいいのでは?」という感じで購入を迷っている人が多いように思います。

結論から言うと、電動昇降デスクは人によって合う合わないが大きく分かれます

僕は電動昇降デスクが合うタイプでした。

そんなわけで、電動昇降デスクが合う側の意見・感想をメインに話を深堀りしてきます。

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一生家で仕事したいです。気づいたら10年以上Macユーザー。

PC・デスクまわりをカッコいい書斎のようにしたい。

PCデスク周りはこちら

電動昇降デスクをどれくらいの頻度で昇降させているのか

机の上

電動昇降デスクで行っている仕事は、主に「記事作成、画像・写真編集、動画編集、チャット、メール、スプレッドシート、ちょっとした事務作業」などです。

基本的にデスクワークばっかり。1日中、机に向かっている毎日。

あくまで個人的にはですが……、1日8時間仕事した場合、立ち作業と座り作業の割合は、感覚値ですが大体これぐらいです。

立ち作業3〜4:座り作業6〜7

時間になおすと、こうなります。

立ち作業…2時間24分〜3時間12分ぐらい

座り作業…4時間28分〜5時間36分ぐらい

さすがに座っている時間のほうが長いですが、それでもかなりスタンディング作業しているほうではないでしょうか。体感的にも結構ひんぱんに立ったり座ったりしています。

電動昇降デスクを買ったけど、結局座ってばかりの人も多いはず。こんなにスタンディング作業している僕は、少数派だと思いますね……。スタンディング作業の割合って、本当に個人差が大きいです。

電動昇降デスクの操作パネル

立ち作業と座り作業を切り替えるタイミングは、主にこのあたり。

立ち/座りを切り替えるタイミング
  • 疲れてきたとき
  • 集中力が切れてきたとき
  • 仕事に行き詰まったとき
  • 気分転換・リフレッシュしたいとき
  • 眠いとき
  • 別の作業に着手するとき

立ちっぱなしだと疲れたり集中力が切れたりするのは想像しやすいですが、座り続けているのも疲れませんか? 僕は座り続けるのも疲れを感じるタイプなのですが、みなさんはどうでしょうか?

ずっと同じ姿勢で作業していて「疲れた or 集中力が切れてきた」と感じたら違う姿勢に変えます。仕事に行き詰まったときも、姿勢を変えてみます。要するに気分転換したいときとも言えますね。スタンディング作業しながらアキレス腱を伸ばすだけでも、かなりいい気分転換になります。

眠いときは、スタンディングにすることで眠気を強制的に振り払えるのもいいですね。

あとは1つの作業が終わり、次の作業に着手するタイミングも。なんとなく気分が切り替わるような気がします。

電動昇降デスクを買って後悔したこと

デスクセットアップの要諦

今のところ後悔はありません

僕の場合は「電動昇降デスクなのに結局座ってばっかり……」とはならず、昇降機能をしっかり活用しています。電動昇降デスクを買った甲斐があったと実感しています。

個人的には後悔していませんが、もしかすると人によっては後悔するかも……?と思う点が以下。

人によっては後悔するかもしれないポイント
  • 組み立てがやや大変
  • とにかく重い
  • ケーブルがごちゃつく

これについては、「電動昇降デスクのデメリット」の項目で詳しく解説しています。

電動昇降デスクを購入する前に試したいこと

高額な電動昇降デスクを購入する前に、一度、身近なもので簡易的なスタンディング環境をつくって作業してみるのが良いです。

机の上に本やダンボールを重ねる、ほどよい高さの棚や出窓にノートPCを載せてみるなど、なんでもいいです。一度スタンディング作業を体験してみるのが手っ取り早いですね。

可能であれば、そのスタンディング環境で何日か作業してみるのがいいです。それで良いと思ったら電動昇降デスクを購入する、という流れだとうまくいきそうです!

電動昇降デスクをスタンディング状態に

僕も電動昇降デスクを購入する前、簡易的なスタンディング環境を試しました。

職場でまわりはみんな座って仕事しているなか、僕だけデスクの上にダンボールや雑誌(少年ジャンプとか分厚い雑誌)を詰み、スタンディングで仕事していたことがあります。

まわりからは「なんで立ちながら仕事してんだコイツ」みたいな目で見られるし、実際に「なんで立ってんの?www」と言われたこともありましたが、特に気にせず仕事していました笑

スタンディングで作業すると良い気分転換になっているのか、血の巡りが良くなっているのか……。とにかくはっきりした説明はできませんが、仕事が捗る気がします(感覚的な話ですみません)。

電動昇降デスクを購入する前に、身近なもので簡易的なスタンディング環境を作って作業してみてください。しっくりきたら、電動昇降デスクと相性がいいはずです。

電動昇降デスクのメンテナンス・耐久性・モーターの寿命など

FlexiSpotの電動昇降デスクを約4年間使いましたが、特にこれといったメンテナンスはしていません。ホコリが溜まってきたら掃除機で吸うぐらい(普通の掃除です)。

オイルを注入したことは一度もないのですが、今のところスムーズに動いています。天板裏に固定している電源系統まわりも特に異常なし。

電動昇降デスクの裏側

あくまで一例ではありますが、今のところ不調になったことは一度もないので、耐久性はあるように思います。

モーターの寿命についてもハッキリしたことは言えませんが、今のところ異音などの不調はまったくありません。

これでモノに寄りますが5万円前後ぐらいであれば、コスパは悪くないように感じます。

”スタンディング以外”の電動昇降デスクのメリット

電動昇降デスクは「スタンディング作業できる」以外にも、メリットが2点ほどあります。

電動昇降デスクのメリット
  • 高さを微調整できるのがいい
  • 低くできるのがいい

メリット①:高さを微調整できるのがいい

オフィスチェアの高さを、気分や仕事に応じて微調整したことのある人は多いかと思います。

それと同じように、デスクの高さも微調整できるのが電動昇降デスクのいいところ。

FlexiSpot E3

結局スタンディングは面倒になり、座り作業ばっかりになってしまったとしても、

  • 高さを微調整して、気分や仕事内容に応じてラクな姿勢で作業できる
  • 椅子の肘当ての高さや角度に合わせられる

というのはメリットです。

メリット②:低くできるのもいい

電動昇降デスクというと天板を上昇させてスタンディング作業ができることに注目されがちですが、「天板を低くできる」のもメリット。

IKEAなどでデスクを買うと高さが70cm以上あったりしますが、身長が低い人はもっと低いデスクのほうが座り作業しやすいかもしれません

僕が使っている電動昇降デスクは、高さ60cmぐらいまで下げられます。後継モデルで個人的に良いと思っているFlexiSpot「E7」は、58cmまで下げられるそう。僕は男ですが身長165cmと小柄なので、デスクの高さは65cm前後ぐらいがちょうどいい感覚。低めに調整できるのも電動昇降デスクのメリットです。

FlexiSpot電動昇降デスクのデメリット

デメリットは以下。購入前にご確認ください。

電動昇降デスクのデメリット
  • 組み立てがやや大変
  • とにかく重い
  • ケーブルがごちゃつく

デメリット①:組み立てがやや大変

組み立てが苦手な人にとっては、少し大変かも。

バラバラの骨組みが届くので、付属のスパナでネジを締めて組み立てていきます。

FlexiSpotの電動昇降デスクの組み立てについて

こういった組み立ては得手不得手が分かれますね。

ちなみに筆者(男です)は特に大変だとは思いませんでした。ホームセンターやIKEAなどの家具の組み立ても苦ではないタイプです。同じようなタイプの人なら、スムーズに組み立てられるはず……!

どうしても組み立てが苦手な人は、FlexiSpot公式サイトから「らくらく家財宅急便(ヤマト運輸)」を同時購入するのがおすすめ。ヤマト運輸のスタッフ2名が、搬入・組み立て・設置・廃材回収まで行ってくれる有料サービスです(6,600円)。

デメリット②:とにかく重い

例えばFlexiSpot電動昇降デスクの定番モデル「E7」は、脚部(モーター含む)だけでも重量が約32.1kgもあります。

天板とその上に載せるPCやモニターなどの重さを加えると、合計で40〜50kgぐらいになるはず。

ひたすら重い!

電動昇降デスクの全体像

すごく重いので、掃除や模様替え、引っ越しの際は大変です。

女性では持てないと思います。筋トレしている男性なら1人でいけるかも。でも怪我してしまう可能性もあるので、基本的には2人以上で動かすのが良いです。

それほど重い電動昇降デスクをスムーズに動かすために、FlexiSpot純正キャスターが用意されています。これを付けるとスイスイ動くのでおすすめ!

FlexiSpotの純正キャスター
純正キャスターはおすすめ。デメリットもあるけどね

ただキャスターにも、デメリットがあります。

それは高さが底上げされてしまう点。電動昇降デスクのもっとも低い位置が「約4.5cm」底上げされるので、身長が低い人はちょっと注意が必要です。

詳しくはキャスターの記事に譲ります。

デメリット③:ケーブルがごちゃつく

デスクの天板が上昇するということは、上昇にともなってPCやモニター、充電器などのケーブルがだら〜んと垂れ下がるということでもあります。

雑然としたケーブルが気にならない人はいいのですが、気になって整理整頓し始めると、結構な労力がかかります。

電動昇降デスクとケーブル整理

ケーブル整理アイテムもありますが、別途購入する必要があるので何かと労力がかかりますね……。正直、めんどくさいと思います。

それでもスタンディング作業などのメリットのほうが圧倒的に上回るので、導入して後悔はありません。

どんな人が電動昇降デスクに向いているのか

何の根拠もない、めちゃくちゃ感覚的なことを書きます。

僕はこういうタイプなのですが、同じような人は電動昇降デスクが向いている……ような気がします。

電動昇降デスクに向いているのはこんな人?
  • 運動が好き
  • 散歩が好き
  • 気分転換しているときのほうがいい考えが浮かんでくる
  • ずっと座っていると体が固まってくるのでストレッチしたい
  • スタンディングで仕事したときに捗った経験がある

もともと子どもの頃から運動が好きで(サッカーやってました)、自分で言うのもアレですが体力には自信があるほうでした。部活でやたら走らされたからね! 30代になった今でもランニング、ロードバイクでサイクリング、Zwiftというエアロバイクようなサービスを利用して家で室内サイクリング(Stravaにログあり)などをしていて、体を動かすのが好きです。

自分語りしてしまい申し訳ないのですが、ただ同じように「体を動かすのが好きな人」は、電動昇降デスクと相性がいいのではないか……と勝手に思っています。

完全に個人的な仮説に過ぎないのですが、このような傾向があるのでは?と、特に根拠のない勝手な仮説を立てています。

  • 運動が好き…電動昇降デスクに向いているかも
  • 運動は嫌い…電動昇降デスクに向いてないかも

運動と言ってもいろいろですよね。「散歩好き」ぐらいであれば、電動昇降デスクと相性がいいかもしれません。

本当に心の底から「運動とか疲れるだけで何が良いのかさっぱりわからん。運動は苦痛でしかない」みたいな人は、結局ずっと座りっぱなしになってしまって、電動昇降デスクを購入した意味をあまり感じない結果になってしまうのでは……?という感じがちょっとします。わかりませんけど!

電動昇降デスクを買う前に検討したいこと

電動昇降デスクについて色々書いてきましたが、そもそも購入の前に!という話。

良い椅子を検討したほうがいいかも

電動昇降デスクを買ったとしても、ほとんどの人は座って作業する時間のほうが長いでしょう。

だったら先に良い椅子の購入を検討したほうがいい気がしますね。僕は「エルゴヒューマンプロ」というオフィスチェアを9年近く使っています。

エルゴヒューマンプロ

エルゴヒューマンのほかにもいい椅子はたくさんあるので、できれば一度座って検討してみるのがいいです。

おそらく座っている時間のほうが長いので、まずは電動昇降デスクよりも椅子のほうが優先度高いと思います!まぁ椅子のほうが高額な場合が多いので迷いますけどね……。

手動昇降よりも”電動”がいいと思う

昇降デスクには「電動昇降」と「手動昇降」の2タイプがあります。電動昇降は価格が高いため、比較的安い手動を検討している人もいるはず。

あくまで個人的な考えですが、「どうせ買うなら、高くても最初から電動昇降を買っておいたほうがいい」と思う派です。

手動昇降デスクは、ハンドルを回して高さ調整するタイプが多いはず。僕は実際に手動昇降を使ったわけではないのですが、ハンドルだと昇降の操作自体が面倒になりそうです。

その結果、常に一定の高さのみで使うことになってしまいそう。昇降デスクとしては本末転倒というか、メリットをちゃんと享受できない気がします。

僕はスタンディング作業時間が長いほうだと思いますが、これだけスタンディング作業する気になるには、確実に「電動昇降」だからです。手動だったら面倒でここまで上げ下げする気になりません。

手動昇降デスクを検討している理由が”安い以外”にあるなら良いのですが(小さな子どもが勝手に操作すると危ないとか。最近の電動昇降デスクはチャイルドロックが付いていることも多いですが)、もし”安いから”という理由で手動昇降を検討しているなら、この言葉を贈ります。

安物買いの銭失い

迷う理由が値段なら買え。買う理由が値段ならやめとけ

まずは安価な手動昇降デスクを試してみて、自分に合ったら電動昇降デスクを検討してみようと思うかもしれません。しかもデスクって大型家具なので処分するのも大変です。

そんなわけで、最初から電動昇降を購入しておいたほうがメリットが大きいと思っています。

とはいえやっぱり電動昇降デスクは敷居が高すぎると感じる場合は、家具レンタルサービスを利用するのも手かもしれません。

ただ残念ながら電動昇降デスクをレンタルできるサービスって少ないっぽいですね(特にFlexiSpotをレンタルできるサービスは存在しないようです……)。個人的にレンタルサービスは利用したことはないのですが、一度レンタルで試してから購入を検討してみていいかもしれません。

記事執筆時点に調べたレンタル状況です。

スクロールできます
CLAS
(クラス)
subsclife
(サブスクライフ)
flect
(フレクト)
オフィスチェアエルゴヒューマンあり
アーロンチェアあり
エルゴヒューマンあり
アーロンチェアなし
エルゴヒューマンあり
アーロンチェアなし
電動昇降デスクありなしなし
価格(月額)数百円〜
3ヵ月未満の返却の場途、配送料必要
500円〜
別途、配送料必要
990円〜
別途、配送料必要
利用する利用する利用する
各製品の比較

FlexiSpot社の電動昇降デスク「E3」を約4年間使用

最後になりますが、僕が使っている電動昇降デスクをごく簡単に紹介します。

FlexiSpot社の「E3」というモデルを約4年間使っています。すでに廃盤になってしまいましたが、今なら後継モデルに該当する「E7」が良さそうです。

スタンディング作業

廃盤になりましたが、E3のレビュー記事はこちら

上記「E3」は2019年に自腹購入したのですが……

その後このようなブログをやっているおかげ?か、FlexiSpotから声をかけていただき、「E8」や「E7 Pro」などをご提供いただくことになりました。

その後の電動昇降デスク

これから購入するなら「E7・E8・E7 Pro」あたりが無難でしょう。

一番万人受けしそうなのは、こちらの「E7」。

初めてのFlexispot電動昇降デスクの選び方」の記事でも書いたのですが、昇降範囲の下限が低く、身長が低めの人にもおすすめできるオーソドックスモデルです。

後継モデルのE7はこちら

まとめ:電動昇降デスクは良い買い物でした

電動昇降デスクで仕事した感想

いろいろ書きましたが、総合的には間違いなく買って良かったです。めちゃくちゃ良い。僕には相性がいいアイテムでした。

スタンディング作業が良すぎて、もはや個人的には立ち食い蕎麦ならぬ「立ち仕事カフェ/コワーキングスペース」があってもいいんじゃないかと思っているレベルです。ざっくり言うと椅子がないスタバみたいなイメージ。コーヒー買って、立ちながら作業する空間。椅子に投資しなくていいし、回転率も良さそうだし、どうでしょうか!?(店舗のこと全然わからないので適当なこと言ってます!)

まぁそれぐらい、電動昇降デスクは自分に合っていたという感想でした。いち個人の体験談に過ぎませんが、電動昇降デスクを購入するかどうかの参考になれば嬉しいです!

FlexiSpotの電動昇降デスクを選ぶ基準をまとめました

これから検討するならコチラのモデルがおすすめ

重い電動昇降デスクにはキャスターをセットで

ずっと使っているオフィスチェア

デスク周りのグッズ・ガジェットまとめ

下記2つの電動昇降デスクは提供品ですが、合わせてどうぞ
(※メインで使っている電動昇降デスクは自腹購入しました)

電動昇降デスクの長期レビュー記事

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