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「Anker 521 Power Bank」レビュー:高出力なモバイルバッテリー&充電器 一体型。iPhoneもMacBook Airもこれ1台で

充電器とモバイルバッテリーが一体化した「Anker 521 Power Bank (PowerCore Fusion, 45W)」を購入しました。これまで歴代モデルを使ってきて、この便利さは間違いないと確信していたので、発売されて速攻で購入しました。
コンセントに挿せば充電器になり、持ち出せばモバイルバッテリーになる1台2役が便利です。

似たような製品はこれまでにもありましたが、この製品の特徴は3つ。
- 最大45Wの高出力(コンセントに挿したとき)
- USB Type-C × 2ポート
- これまで以上にコンパクト
最大45Wなのでスマホ・タブレットだけでなく、MacBook AirぐらいのノートPCなら充電できるのがすごいところ。それでいて本体が非常にコンパクト。
これまでのAnker歴代モデルとの比較もしているので、旧モデルとの違いもチェックしてみてください。

- コンセントに挿せば最大45W。MacBook Airも充電可能
- モバイルバッテリーとしても最大20W。iPhoneを急速充電できる
- 軽量コンパクト
- 指紋とキズが少し付きやすいかも
- 重量が少しだけ重くなった(約20gだけ)
- 価格が高い
Anker 521 Power Bankのメリット・機能性
いわゆるプラグ付きのモバイルバッテリー「Anker 521 Power Bank」。
iPhoneもiPadもMacBook Airも充電できます。これ1つ持っておけばどうにかなる的な安心感が魅力。

ポートは、USB Type-Cが2つ。

サイズはこれぐらい。
幅 | 約71mm |
高さ | 約60mm |
厚さ | 約31mm |
重さ | 約204.8g |
じゅうぶんコンパクトといえるサイズ感だと思います。
マットな質感もかっこいいと思いますが、指紋とキズが少しだけ付いてしまうかもしれません。個人的には気になるほどではありませんでしたけど。

Anker公式サイトでは約200gと記載されていましたが、実際に図ってみると約204.8gでした。誤差の範囲かと思います。

コンセントに挿して使うときは最大45W
出力が強い! コンセントに挿せば最大45W出力です。
1ポート利用時 | 最大45W |
2ポート利用時 | 合計45W |
1ポート利用時は最大45W。スマホやタブレットはもちろん、MacBook Airもフルスピードで充電できます。
2ポート利用時は合計で45W。「MacBook Air + iPhone」ぐらいなら同時に充電可能。30W必要なMacBook Airユーザーにぴったり。

また1ポート利用時は、接続先のデバイスと本体(モバイルバッテリー)の充電が同時に行われます。
2ポート利用時は、接続先のデバイスへの充電が優先される仕様。
モバイルバッテリーとして使うときは最大20W
コンセントから抜いてモバイルバッテリーとして使った場合は、最大20W。
1ポート利用時 | 最大20W |
2ポート利用時 | 合計18W |
1ポート利用時は最大20W。
iPhone 12以降を急速充電するのに必要な20Wを満たしているので、しっかり急速充電できます。

2ポート利用時は合計18W。つまり1ポートあたり約9Wぐらいでしょうか。出力はかなり控えめ。
モバイルバッテリーとして利用する際、2ポート使ってスマホとタブレットを充電する、みたいな使い方だと出力不足は否めないですね。1ポートで使うのが現実的です。
主に複数デバイス充電用のモバイルバッテリーとして使うことを想定しているなら、ほかのもっと高出力な製品を選んだほうがいいかもしれません。
モバイルバッテリーの容量は5,000mAh
容量は5,000mAh。これはちょっと人を選ぶかもしれません。
実は最近のiPhoneだと、絶妙にフル充電できない容量です。Anker公式サイトにもちゃんと記載がありました。
電池容量が5000mAhのため、iPhone 14 / 14 Plus / 14 Pro / 14 Pro Max / 13 / 13 Pro / 13 Pro Max への満充電回数は1回未満になります。
引用:Anker Japan公式サイト
どんなモバイルバッテリーでも、充電時にロスが発生します。5,000mAhの容量がそのままiPhoneに移るわけではないので、一部のスマホはフル充電できません。なので1回未満。

個人的には10,000mAhも要らないかな?という場面が多いので、5,000mAhでじゅうぶんだと感じています。最近はコンセントがあるカフェ・施設等も多いので、挿せば万事解決。容量が少し控えめなぶん、本体がコンパクトになっているのが嬉しいところ。
必要な容量は人それぞれなので、10,000mAhの容量が必要な方は、CIOの「SMARTCOBY Pro PLUG」あたりが良さげです。
バッテリー残量表示はLEDライト4つ
バッテリー残量は、LEDインジケータで確認する仕様。4つのLEDインジケータがあり、それぞれ「25% × 4つ = 100%」を表しています。
個人的には、これぐらいザックリした残量表示でも特に困ることはありません。

充電方法
「Anker 521 Power Bank」本体の充電方法は2つ。
コンセントに挿したら充電できるのは当然ですが、USB-Cケーブルで充電できるのも地味に便利です。

意外と自宅のデスク周りにコンセントがない人もいるのでは?
僕もそうなのですが、リモートワークしているデスクを見渡してみると、付近にコンセントがありません。配線整理にこだわった結果、電源タップはデスク天板裏などの見えづらいところに隠すように設置しました。なのでデスク周辺で充電するとき、わざわざコンセントに挿すのはちょっと面倒なんですよね。
そんなとき、デスクの上に伸びているUSB-Cケーブルで充電できるのは地味に助かったりします。
Anker 521 Power Bankのスペック表
スペックをまとめるとこんな感じ!
製品名 | Anker 521 Power Bank (PowerCore Fusion, 45W) |
充電器利用時1ポート (※コンセントに挿したとき) | 最大45W |
充電器利用時2ポート (※コンセントに挿したとき) | 合計45W |
モバイルバッテリー利用時1ポート (※コンセントに挿していないとき) | 最大20W |
モバイルバッテリー利用時2ポート (※コンセントに挿していないとき) | 合計20W |
容量 | 5,000mAh |
サイズ | 約71 x 60 x 31mm |
重量 | 約204.8g |
iPhoneとMacBook Airの充電器が、「Anker 521 Power Bank」1つになった
これまでiPhoneを充電するために「Anker PowerCore III Fusion 5000」を、MacBook Airを充電するために「Anker PowerPort Atom III Slim」を持ち歩いていたのですが……、
今後はこの「Anker 521 Power Bank」1台にまとめられるようになりました。荷物が少なくなって最高!

iPhone用のモバイルバッテリーとして使え、コンセントに挿せばMacBook Airの充電器にもなるので、ガジェットを2つも持ち歩く必要がなくなりました。すごい時代になりましたね……!
Ankerの旧モデルと比較
モバイルバッテリー&充電器一体型で、バッテリー容量が5,000mAhのガジェットといえば、この製品を含めてAnkerから合計3モデル発売されています。
- Anker PowerCore Fusion 5000
- 2018年7月ごろ発売
- Anker PowerCore III Fusion 5000
- 2020年7月ごろ発売
- Anker 521 Power Bank
- この記事の製品!2022年12月発売
歴代の全モデルを持っているので比較します。
「Anker PowerCore」と「Anker Power Bank」の比較
写真上から古い順です。一番下がこの記事で扱っている新作「Anker 521 Power Bank」。
横幅は、Anker 521 Power Bankが一番小さいですね。

厚みはほとんど変わりません。
高さは、この記事で紹介している新作「Anker 521 Power Bank」がもっともコンパクト。
また旧2モデルは丸みを帯びたデザインでしたが、「Anker 521 Power Bank」は丸みが少しだけ取れました。縦置きしたときにしっかり直立します。安定感があっていいですね。

バッテリー容量はすべて5,000mAh(Anker PowerCore III Fusion 5000だけ厳密には4,850mAhだけど、まぁ5,000ということにしておきます)。
重量については、新作「Anker 521 Power Bank」が一番重いです。とはいえ旧モデルより約24g重くなっただけなので、気になるほどの増加ではないはず。
表にまとめると、こんな感じ。
![]() Anker 521 Power Bank | ![]() Anker PowerCore III Fusion 5000 | ![]() Anker PowerCore Fusion 5000 | |
---|---|---|---|
充電器 としての出力 | 最大45W | 最大18W | 最大10W |
モバイルバッテリー としての出力 | 最大20W | 最大18W | 最大15W |
搭載ポート | USB Type-C × 2 | USB Type-C × 1 USB Type-A × 1 | USB Type-A × 2 Micro USB × 1 |
バッテリー容量 | 5,000mAh | 4,850mAh | 5,000mAh |
サイズ | 約71 x 60 x 31mm | 約78 x 71.5 x 30mm | 約72 x 70 x 31mm |
重さ | 約200g | 約176g | 約189g |
発売日 | 2022年12月 | 2020年7月 | 2018年7月 |
レビュー記事 | この記事です | Anker PowerCore III Fusion 5000 レビュー記事 | Anker PowerCore Fusion 5000 レビュー記事 |
価格 | 8,990円 | 3,990円 | 3,590円 |
購入 | ・Amazon ・楽天市場 ・Anker公式サイト | ・Amazon ・楽天市場 ・Anker公式サイト | ・Amazon ・楽天市場 ・Anker公式サイト |
USB-Aポートもときどき使っていた
ちょっと余談。
今回「Anker 521 Power Bank」はUSB-Cポート2つになり、とうとうUSB-Aポートがなくなりました。もうUSB-Aは使わないからOK、という人も多いでしょう。
でも僕はときどき、ごく稀にですが、USB-Aポートも使っていました。Ankerの3 in 1ケーブルがめちゃくちゃ便利だったので!

USB-A端子なので充電速度は遅いのですが、それでも「USB-C・Lightning・Micro USB」の3 in 1は便利すぎる。旅行にこれ1本持っていけば、とりあえずケーブルがなくて困るという事態は防げます。大体なんでも充電できるさいきょうのケーブルです!
これのUSB-C端子バージョンを作ってくれませんかー!急速充電に対応していなくてもいいから!規格的に難しいんでしたっけ?とりあえず便利なのは間違いないと思うのでどうぞよろしくお願いします!
それかもうUSB-A to USB-C変換アダプタを買おうかな……。
Anker 521 Power Bankの良いところ・気になるところ

良いところ
- コンセントに挿せば最大45W。MacBook Airも充電可能
- モバイルバッテリーとしても最大20W。iPhoneを急速充電できる
- 軽量コンパクト
気になるところ
- 指紋とキズが少し付きやすいかも
- 重量が少しだけ重くなった(約20gだけ)
- 価格が高い
価格が非常に高い(約8,990円)のが一番の悩みどころです。充電器兼モバイルバッテリーにこの価格、かなり迷うのではないでしょうか……。僕が購入したときは初回500個限定で少し安くなり8,091円になっていたのですが、それでも「欲しいけどこの価格…グギギギ(歯ぎしり)……」ってなりました。
ただiPhone & MacBook Airユーザーとしては、これ1台でどちらも充電できるのはとても魅力的でした。本体がよりコンパクトになったのも決め手。普段使いでも旅行でも大活躍しそうです。
▼使っているMacBookの充電に必要なワット数がわからない方は、こちらで確認してください。

▼旧モデルのレビュー記事はこちら。

