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「SOUNDPEATS Air4 Pro」をiPhoneとMacで使ったレビュー。ノイキャン搭載のほぼ全部入りワイヤレスイヤホン

SOUNDPEATS Air4 Proのレビュー記事

イヤホン一筋13年の専門ブランドSOUNDPEATSさん(@SOUNDPEATS_JP)から、2023年10月25日に発売された完全ワイヤレスイヤホン「SOUNDPEATS Air4 Pro」をご提供いただきました。

もはや廉価版AirPods Pro?かと思うほど使いやすい。8,000円台でノイキャンと外音取り込み搭載、2台同時接続などなど、欲しい機能はおおよそ搭載されているのではないでしょうか。公式自ら「全部入りイヤホン」と言っているだけのことはあり機能豊富です。

Air4 Proの特徴
  • ノイキャン & 外音取り込み搭載
  • カナル型で音漏れしづらい
  • 2台同時接続可能(マルチポイント対応)
  • イヤホンを外すと自動停止、つけると再生開始
  • 8,480円(セールでここから値下げあり)
SOUNDPEATS Air4 Pro

正直なところ僕はイヤホンやオーディオについてそこまで詳しくなく、細かな音質を聞き分けられるほどの耳は持っていません。格付けチェックの音楽聞き分けとかやると一瞬で映らなくなる自信があります。

個人的にイヤホンに求める要素というのは「必要十分と思える音質で、なおかつ操作性が良い、使いやすい!」といった点。

僕と同じように「イヤホンや音に超強いこだわりはないけど、手頃な価格でいい音が楽しめるに越したことはないよね」みたいなスタンスの人の参考になるように書きたいと思います。

※本記事は製品提供で制作しています。

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一生家で仕事したいです。気づいたら10年以上Macユーザー。

PC・デスクまわりをカッコいい書斎のようにしたい。

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SOUNDPEATS Air4 Pro

こちらが「SOUNDPEATS Air4 Pro」。

SOUNDPEATS Air4 Pro

ケースはテカテカでもなくマットでもなく……絶妙な光沢感。指紋があまり付かないのはいいですね。

SOUNDPEATS Air4 Proのケースのフタを開けたところ

ケース背面に「SOUNDPEATS」のロゴ。ブラックとブロンズの組み合わせがいい感じ。

SOUNDPEATS Air4 Proのケースの裏のロゴ

ケース右側面には筆記体で「Hear Your Imagination」と書かれている……のですよね!? あってます?間違っていたらすみません笑

SOUNDPEATS Air4 Proのケース側面のロゴ

イヤホンはカナル型 & スティック型。AirPods Proと同じタイプですね。

SOUNDPEATS Air4 Proのイヤホン本体

箱と付属品

箱や付属品についてざっくり載せておきます。

SOUNDPEATS Air4 Proの箱
SOUNDPEATS Air4 Proの箱を開封

付属品はこちら。過不足なくいたってシンプル。

付属品一覧
  • Air4 Pro本体
  • USB-A to USB-C充電ケーブル
  • イヤーピース(S・M・L)
  • 取扱説明書(日本語の記載あり)
SOUNDPEATS Air4 Proの付属品一覧

イヤホン操作

SOUNDPEATS Air4 Proのイヤホン本体
ブロンズのロゴ部分でタッチ操作可能

左右のイヤホンにあるロゴの部分がタッチ可能になっており、イヤホンだけでほとんどの操作ができます・
(※後述しますが曲戻しはできない)

再生/一時停止(左右どちらでも)素早く2回タップ
音量を上げる右側イヤホンを1回タップ
音量を下げる左側イヤホンを1回タップ
曲送り右側イヤホンを1.5秒長押し
ノイキャン・外音取り込み・通常モードの切替左側イヤホンを1.5秒長押し
電話を受ける/切る(左右どちらでも)素早く2回タップ
着信拒否着信中、(左右どちらでも)1.5秒長押し
通話切替通話中、(左右どちらでも)2秒長押し
ゲームモードに入る/終了左側イヤホンを3回タップ
音声アシスタント(Siri/Google)を起動右側イヤホンを3回タップ
SOUNDPEATS Air4 Proの操作

アプリでイコライザーを調整可能

アプリでは、イコライザー等の調整が可能。

SOUNDPEATSのアプリ

SOUNDPEATS Air4 Proのメリット・良いところ

個人的に良かったところをまとめます。

ざっくりまとめると「音質と機能性が良い」って感じです。自動停止機能があってうれしい。

メリット・良いところ
  • 音質
  • ノイキャン・外音取り込みあり
  • 2台同時接続(マルチポイント)対応
  • イヤホンを耳から外したら自動停止・つけたら再生開始
  • 片耳だけでも使える
  • USB-Cケーブルで充電できる

音質

SOUNDPEATS Air4 Proのイヤホン本体

冒頭で書いたとおり、音質を細かく聞き分けられるほどの耳は持っていませんが、個人的にはじゅうぶん満足できる音質でした。

今までメインに使ってきたAirPods Pro(第1世代)と比べても、大差ない印象。格付けチェックみたいに目隠しした状態でSOUNDPEATS Air4 ProとAirPods Pro(第1世代)を聴き比べたら、僕の耳ではどっちがどっちが当てられないと思います……!

音質の特徴としては以下とのこと。

音質の特徴
  • QualcommのBluetoothチップ「QCC3071」を採用、aptX Lossless/Snapdragon Soundに対応、CDレベルの音質を実現
  • aptX Lossless/Snapdragon Soundに対応
  • 13mmダイナミック型ドライバーを使用し、臨場感や豊かな低音域を最大限に実現

ノイキャン・外音取り込みあり

SOUNDPEATS Air4 Proのイヤホン本体

個人的にイヤホンは音楽を楽しむだけではなく、周囲の雑音をシャットダウンして静かな環境を手に入れるデバイスでもあると思っているので、ノイズキャンセリング搭載はうれしいです。

ノイキャンの性能としては、最大-45dBのハイブリッドアクティブノイズキャンセリング機能で、繁華街などの騒がしい環境でも音楽を楽しめるとのこと。

ノイズキャンセリングの強さ、外音取り込みの使用感も、特に不満はありません。

2台同時接続(マルチポイント)対応。iPhone・Macとの接続もスムーズ

SOUNDPEATS Air4 Proのマルチポイントについて

2台同時接続できるので、iPhoneとMacBook Airに接続しています。どちらもスムーズな接続感で満足

挙動としては、あとから再生したデバイスを優先する仕様です。例えばiPhoneで音楽再生中にMacでYouTubeを再生した場合、iPhoneの音楽が止まってMacのYouTubeが優先的に再生されます。

イヤホンを耳から外したら自動停止・つけたら再生開始

この機能をつけてくれたのはありがたい! いちいちスマホやPC側で再生操作をしなくて済むので便利ですね。

SOUNDPEATS Air4 Proの自動停止機能

iPhoneのバッテリーウィジェットで残量表示が可能

地味ですが、ここにバッテリー残量が表示されるのは便利。

iPhoneのバッテリーウィジェットで残量がわかる

片耳だけでも使える

個人的には片耳だけ使う機会はほぼないのですが、人によっては必要かもしれませんね。

片耳だけでも使えたことを書いておきます。

USB-Cケーブルで充電できる

AirPods ProもUSB-Cケーブルで充電できる第2世代が出ましたけどね!

個人的にLightningケーブルで充電するAirPods Pro(第1世代)を使っているので、やっぱりUSB-Cで充電できるイヤホンは便利だなと思ってしまいます笑

SOUNDPEATS Air4 Proのデメリット・気になるところ

致命的なデメリットはないと思いますが、個人的にちょっと気になったところは以下です。購入前にご覧ください。

デメリット・気になるところ
  • イヤホン操作で曲戻しできない
  • モード切り替えはノイキャン・外音取り込み・通常モードの順番のみ
  • ケースに収納したときのイヤホンの向きが気になる
  • 外音取り込み時、自分の声がちょっとこもる印象
  • 風切り音が目立つかも
  • ワイヤレス充電は非対応

イヤホン操作で曲戻しできない

SOUNDPEATS Air4 Proのイヤホン

曲送りは「右側のイヤホンを1.5秒長押し」です。

となると曲戻しは「左側のイヤホンを1.5秒長押し」かと思いきや、そうではなく。

曲送り右側イヤホンを1.5秒長押し
ノイキャン・外音取り込み・通常モードの切替左側イヤホンを1.5秒長押し

左側のイヤホン1.5秒長押しには、ノイキャン・外音取り込み等のモード切り替えが割り当てられています。そのため、曲戻しができません。

まぁ個人的には曲を戻したい機会があまりないのでそれほど気にならないのですが、人によってはウィークポイントになりそうですね。

モード切り替えはノイキャン・外音取り込み・通常モードの順番のみ

SOUNDPEATS Air4 Pro

上述のとおり左側イヤホンを1.5秒長押しすると、「ノイキャン・外音取り込み・通常モード」の順番に切り替わります。

個人的に通常モードはまず使わないので、ノイキャンと外音取り込みの2つだけを行き来できるようにしてほしいですね。

AirPods Proは、ノイキャンと外音取り込みを行き来できるのが便利だなと思いました(AirPods Proにも通常モードはあるけど切り替え時に経由しない)。

ケースに収納したときのイヤホンの向きが気になる

ケースに収納したときに、イヤーピースが外側に向くんですよね……。初めてフタを開けたときびっくりしました。

一方でAirPods Proは、イヤーピースが内側を向いています。

SOUNDPEATS Air4 ProとAirPods Pro

左耳イヤホンをそのまま取り出すと、イヤーピースが外に向いているので……、

SOUNDPEATS Air4 Proを取り出したときの向き

180度、回転させる必要があります。もしくは逆手のような手の向きで取り出すかですね。

SOUNDPEATS Air4 Pro

装着時と収納時にイヤホンの向きを変える必要があります。このとき手が滑って落としてしまう可能性があるなぁと思いました。指先だけでくるっと向きを変えるより、指先は固定して手首ごとひねるような動きをしたほうが落としづらいと思います。

ワイヤレスイヤホンを外で落とすと、落ちた場所によっては最悪拾えない可能性もあるわけで……。なるべく手が滑りそうなリスクがある動きは省いてほしかったですね。

外音取り込み時、自分の声がちょっとこもる印象

強いて言えば、外音取り込みのときに自分の話した声がちょっとこもる印象があります。ノイキャン非搭載の普通のカナル型イヤホンをつけて喋っているような感覚でしょうか。

周囲の環境音などはちゃんと聞こえます。

風切り音が目立つかも

屋外で外音取り込みモードを使っているとき(歩いて移動中や散歩中など)、強めの風が吹くと風切り音が目立つように感じました。

外音取り込みモードでランニングしたときも、風切り音が目立ちました。外音取り込みのマイクが風を拾ってしまうのでしょうか。やや気になります。

ワイヤレス充電は非対応

AirPods Pro(第1世代)では、ワイヤレス充電を利用しています。まさに置くだけでOKなので、イヤホンのワイヤレス充電って結構便利。

しかしAir4 Proはワイヤレス充電非対応です。

SOUNDPEATS Air4 Proはワイヤレス充電非対応

まぁでも8,000円台のイヤホンにここまで求めるのは酷かな?という気もしますね。

SOUNDPEATS Air4 Pro と AirPods Proの比較

SOUNDPEATS Air4 Proと、これまで使っていたAirPods Pro(第1世代)をザックリ比較。

平置きしたときのサイズは、ほぼ同じぐらいです。

SOUNDPEATS Air4 ProとAirPods Proのサイズ比較

厚みは、Air4 Proのほうがちょっとだけ分厚いですね。

SOUNDPEATS Air4 ProとAirPods Proの厚さ比較

フタを開けたところ。すでに書いたように、収納時のイヤーピースの向きが逆。

SOUNDPEATS Air4 ProとAirPods Proのフタを開けたところ

ノイキャンが強いのはAirPods Proのように思います。

決してSOUNDPEATS Air4 Proのノイキャンが悪いわけではないのですが、AirPods Proのノイキャンの強さには及ばないかな?といった印象でした。

SOUNDPEATS Air4 ProとAirPods Pro

イヤホンのサイズ比較。

Air4 Proのほうがほんの少しだけ大きいです。とはいえ、ほぼ同じサイズと言っても良いぐらいのサイズ感でしょうか。

SOUNDPEATS Air4 ProとAirPods Proのイヤホン比較

スペックの比較は以下。

まぁ価格が約4.5倍ぐらい違うので、単純比較はできませんが……。

製品名SOUNDPEATS Air4 ProAirPods Pro(第2世代)
税込価格
(執筆時のAmazon価格)
8,480円39,800円
ノイズキャンセリングありあり
外音取り込みありあり
充電ポートUSB Type-CUSB Type-C
ワイヤレス充電非搭載搭載
音楽再生時間イヤホン単体…最大6.5時間
充電ケース併用…最大26時間
イヤホン単体…最大6時間
充電ケース併用…最大30時間
防水規格IPX4IPX4
サイズ約64×24.2×48.3mm約60.6×21.7×45.2mm
イヤホン単体の重量(片方)約3g約5.3g
イヤホン&ケースの重量重量約36g約50.8g
購入リンクAmazon/楽天市場Amazon/楽天市場

SOUNDPEATS Air4 Pro とAir4シリーズの比較

SOUNDPEATSからは、Air4シリーズとして以下3製品が販売されています。この3つで迷う人もいそうなので、比較表をどうぞ。

3製品とも価格はそれほど変わらないのですが、機能を見るとAir4 Proが強いですね……!

製品名Air4 ProAir4Air4 Lite
製品画像SOUNDPEATS Air4 Pro SOUNDPEATS Air4SOUNDPEATS Air4 Lite
タイプカナル型
完全ワイヤレス型
インナーイヤー型
完全ワイヤレス型
インナーイヤー型
完全ワイヤレス型
本体操作タッチタッチタッチ
ドライバー13mmダイナミックドライバー13mmダイナミックドライバー13mmダイナミックドライバー
再生周波数帯域20Hz—20KHz20Hz—20KHz20Hz—40KHz
対応コーデック・aptX Lossless
・aptx adaptive
・aptx
・AAC
・SBC
・aptX Lossless
・aptx adaptive
・aptx
・AAC
・SBC
・LDAC
・AAC
・SBC
BluetoothチップQCC3071QCC3071WQ7033AX
BluetoothバージョンBluetooth5.3Bluetooth5.3Bluetooth5.3
最大持続時間(単体)6.5時間6.5時間7時間
最大持続時間(本体)26時間26時間30時間
充電時間 (単体)1.5時間1.5時間1.5時間
充電時間 (本体)2時間2時間2時間
充電ポートUSB Type-CUSB Type-CUSB Type-C
ノイズキャンセリング(Adaptive ANC)対応対応非対応
通話ノイズリダクション対応対応対応
マルチポイント対応対応対応
装着検出機能対応非対応非対応
風ノイズ低減対応非対応非対応
ゲームモード対応(88ms 低遅延)対応(88ms 低遅延)対応(80ms 低遅延)
専用アプリ対応対応対応
防水性能IPX4IPX4IPX4
通常価格8,480円8,980円7,380円
発売日2023年10月2023年7月2023年7月
購入リンクAmazon/楽天市場Amazon/楽天市場Amazon/楽天市場

SOUNDPEATS Air4 Proの感想まとめ

SOUNDPEATS Air4 Pro
メリット
デメリット
  • 8,000円台(セールで値下げあり)
  • ノイキャン & 外音取り込みあり
  • 2台同時接続(マルチポイント)対応
  • イヤホンを耳から外したら自動停止・つけたら再生開始
  • イヤホン操作で曲戻しできない
  • ノイキャン・外音取り込み・通常モードの順番が固定されている
  • ケースに収納したときのイヤホンの向きが気になる
  • 屋外だと風切り音が気になる

多少気になるところもありますが、総合的には8,000円台でこの音質と機能性はすごい。セールだと7,000円台前半まで下がるようです。

AirPods Proは高すぎると思っている方には、良い選択肢になりそうですね。

個人的にも今後はAirPods ProとSOUNDPEATS Air4 Proを使っていく予定。屋外では風切り音がちょっと気になるときがありますが、屋内でノイキャンをメインに使うなら重宝するはず。音楽聴きながらPC作業や勉強したい人に向いていると思います。

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