ロジクール MX Master 3s レビュー:クリック音が静かで、クリック感も軽い? 指が疲れづらい気がするマウス

記事内に広告を掲載している場合があります。
MX Master 3s

MX Master 3sの存在は、前々から知っていました。どうやら従来モデルに比べて、クリック音が静かになったそうですね。

これまで前モデルのMX Master 3を使っていた身としては「マイナーアップデートなので買い替えるほどではない」と思い、静観していました。

しかし、このMX Master 3が不調気味になってきたため、MX Master 3sに買い替えることに。

MX Master 3s

使ってみた結果、確かにクリック音がめちゃくちゃ静か。

そのうえ静音化にともない(?)クリック感が軽くて指が疲れづらいような?気がします。

1日中クリックし続けても、指が疲れづらい気がする!嬉しい! 使ってみるまでわからなかった副産物的なメリットがあり、満足度が高いです。

MX Master 3から無理して買い替えるほどではないかな、と思いますが、製品自体はとても良いですね。

Contents
筆者情報(タップで開く)
アイコン

一生家で仕事したいです。気づいたら10年以上Macユーザー。

PC・デスクまわりをカッコいい書斎のようにしたい。

PCデスク周りはこちら

MX Master 3sの付属品・外観・デザイン

まずはMX Master 3sのデザインとか。

MX Master 3sの付属品・外観・デザイン
  • 箱と付属品
  • 本体デザイン
  • ボタンの数
  • ペアリング・接続台数
  • 充電端子
  • Bluetoothレシーバー「Logi Bolt」

箱と付属品

思ったより簡素な箱で届いたMX Master 3s。こういう箱でいいんだよ、こういうので。

MX Master 3sの箱

付属品もシンプル。

Logi Bolt USBレシーバーが同梱されているのが地味に嬉しいです。

MX Master 3sの付属品
  • MX Master 3s本体
  • 充電用USB-C to Aケーブル
  • Logi Bolt USBレシーバー
  • 取扱説明書
  • 保証書
MX Master 3sの付属品一覧

本体デザイン

2022年6月16日に発売されたMX Master 3s。発売から数年経ちますが、現在でも最新モデルです。

MX Master 3s

色はグラファイトを選択しました。黒系で統一しているデスク周りのキーボードやガジェット類に合わせたチョイス。

黒系のカラー展開は、前モデルのMX Master 3が「スペースグレー」、今作MX Master 3sは「グラファイト」です。MX Master 3sのほうがグレー寄りの色味になりました。このほかホワイト系の「ペイルグレー」も展開されています。

デザインはMX Master 3と完全に同じ。前モデルから変化なしです。

MX Master 3sとMX Master 3
左:MX Master 3s
右:MX Master 3
MX Master 3s
MX Master 3s

ボタンの数

MX Master 3sのボタンの数は7個。これも前モデルのMX Master 3から変化なし。

MX Master 3s

MX Master 3とまったく同じ形状、まったく同じボタン配置です。

個人的には新鮮さがない代わりに、使い慣れたデザインですぐ馴染みました。

ペアリング・接続台数

3台のPCとペアリングできます。

背面のボタンをクリックするだけで、接続先のPCを切り替え可能。ここも前モデルと同じ。

MX Master 3sの裏面

充電端子

もはや当然と言えるでしょうか、USB-Cケーブルで充電可能です。microUSBだったら窓からぶん投げてました。

ちなみに前モデルのMX Master 3もUSB-Cケーブルで充電できました。

MX Master 3sの充電ポート

Bluetoothレシーバー「Logi Bolt」

付属のLogi Bolt(ロジボルト) USBレシーバー。

PCやUSBハブ、ドッキングステーションなどに接続して使います。とても小さいです。ちなみに単体でも約1,200円前後で購入可能。

Logi Bolt USBレシーバー

これはかなり個人的な感覚値になってしまいますが……

MacBook内蔵のBluetoothで接続するよりも、Logicoolのレシーバーで接続するほうが、接続が安定するような気がします。

ポインタを動かしたときのタイムラグが、本当に0.1秒とかだと思いますが、スムーズな感覚があります。なので個人的にはBluetoothレシーバーで接続する派です。付属していて嬉しい!

MX Master 3sの使用感:クリック音が静かで…クリック感が軽い?

MX Master 3sを使った感想。

MX Master 3sの使用感
  • クリック音が明らかに静かで良い
  • MacBookのトラックパッドが、MX Master 3sのクリック音・感触に近い
  • クリック音が静かになって、指が疲れづらくなった気がする
  • Logi Bolt USBレシーバーをドッキングステーション背面に接続すると、マウスカーソルが飛ぶ

クリック音が明らかに静かで良い

”静音マウス”という触れ込みにもあるように、MX Master 3sはクリック音が静かなところがポイント。

MX Master 3s

これまで使っていたMX Master 3のクリック音と比較すると一目瞭然(一耳瞭然?)。 音が全然違います

MX Master 3s製品ページによると、「MX Master 3sはMX Master 3と比較して左右のクリック音を90%軽減」しているとのこと。

公式が言うんだから「どうせちょっと盛っているんでしょ」と考える人もいるかもしれませんが、実際に使った感想としても確かに90%ぐらい静かになっていると思えるほど、とにかく静か。

簡易的ですが、クリックの音量を計測してみると以下のようになりました。

クリックの音量の違い
  • MX Master 3s:約40デシベル
  • MX Master 3:約55デシベル

数値で見るとクリック音を90%軽減はやっぱり言い過ぎじゃない?と思いますが、まぁ静かなのは変わりないです。

体感としても、MX Master 3は図書館やカフェなど静かな場所で使うのは少しためらうクリック音です。ザ・マウス!ここでマウス使ってますよ!って感じの、やや甲高いカチカチ音でした。しかし、MX Master 3sなら静かな場所でも使えるはず。周囲の人にやさしい音です。

文字にするとMX Master 3が「カチカチ」だったのに対し、MX Master 3sは「コリコリ」みたいな(伝わらないな……)

MX Master 3sのクリック音
だいたい40デシベル前後のクリック音

MacBookのトラックパッドが、MX Master 3sのクリック音・感触に近い

MX Master 3sを使い始めた直後、このクリック音と感触ってなんだか覚えがある気がする……という絶妙な既視体験があったのですが、正体がわかりました。

MacBookのトラックパッドのクリック音と感触に比較的近いです。Macユーザーじゃない人、伝わらなくてすみません。

MacBookとMX Master 3s
MacBookのトラックパッドの音と感触に似ている!

MacBookには感圧トラックパッドというものが搭載されていて、クリックしたときの感触を疑似的に発生させています。

この擬似的なクリックの強さを、設定アプリで「弱い」にしてみてください。

このときのクリック音・感触が、MX Master 3sのクリック音・感触に比較的近いです

MacBookのトラックパッドのクリックの感触

MX Master 3sの購入を検討しているMacBookユーザーの人は、一度トラックパッドに触れてみるのが良さそうです。

僕は日頃からトラックパッドの感触を「弱い」で使っていたので、MX Master 3sも自分好みの感触で満足度が高いです。

クリック音が静かになって、指が疲れづらくなった気がする

MX Master 3sとMX Master 3

前モデルのMX Master 3で1日中クリックしまくっていると、指の疲れを感じることがありました。

それがMX Master 3sを使い始めてから、指が疲れづらくなった気がします。

もしかするとクリックの静音化にともなって、クリックの感触(押下圧)も柔らかくなった?あるいは押し込み量もほんの少しだけ減った?ような気がしなくもないです。触り比べても自信がないレベルで、何となくそんな気がする程度ですが。

MX Master 3sのクリックの押下圧と押し込み量、前モデルより減ったかも??

あるいはマウスらしい「カチカチ」というクリック音がしなくなったことで、指の負担が減ったと脳が錯覚している……?なんて可能性ある?

うーん、詳しいことはわかりません。とにかく、MX Master 3sを使い始めたから指が疲れづらくなった気がします(当社比)。

Logi Bolt USBレシーバーをドッキングステーション背面に接続すると、マウスカーソルが飛ぶ

ちらっと上述したように、僕はMX Master 3sに付属するBluetoothレシーバー「Logi Bolt USBレシーバー」を使っています。MX Master 3sとノートPCを直接Bluetooth接続するのではなく。

ドッキングステーションとLogi Bolt USBレシーバー

このLogi Bolt USBレシーバー、最初はドッキングステーションの背面に接続していました。ただそうすると、マウスカーソルが飛んでしまい、狙い通りにクリックできない現象が多発してしまいまして……。

仕方がないので、ドッキングステーションの前面に接続することに。すると、マウスカーソルが飛ばなくなり、いたって正常な動きになりました。ひと安心。

できればドッキングステーションの背面に接続して目立たないようにしたいのですけどね……。マウスカーソルが飛ぶ原因は不明ですが、おそらく何かしらの電波等と干渉しているのでしょう。僕の環境によるところが大きいように思います。

「Logi Options+」の設定

MX Master 3sは、専用アプリ「Logi Options+」を使うことで、ボタンにさまざまな操作を割り当てられます。とはいえ、結構無難な設定になりがち。

Logi Options+

MX Master 3sを購入した理由

1世代前のMX Master 3をかれこれ4年ほど使っていたのですが、最近何だかホイールが重い?渋い?硬い?ような感じになってきました。

ぐっと力を入れないとスクロールできない状態です。故障する前兆か……!? マウスも4年間、毎日使えば寿命なのかもしれません。

MX Master 3sとMX Master 3
左:MX Master 3s
右:MX Master 3

ちょうどブラックフライデーセールのタイミングだったので、故障する前にと思い、MX Master 3sを購入。

ちなみにブラックフライデーセールでは、MX Master 3sが13,980円になっていました。セールで安くなっていることが多いです。

まとめ:今買うならMX Master 3sのほうがいい

MX Master 3s

今から購入するなら、MX Master 3よりもMX Master 3sのほうが良いと思います。

というか、MX Master 3を購入する理由がおそらくほぼない気がします。強いて言えば、MX Master 3はより黒色に近い「スペースグレー」が選べるのが、一部のブラック大好きユーザーに刺さるでしょうか。とはいえMX Master 3sの「グラファイト」も、黒系ガジェットと十分マッチします。

一方で「マウスはマウスらしいカチカチしたクリック音が大事!」だと思う人は、MX Master 3のほうがいいかもしれません。

MX Master 3s

Logicool公式サイトでは、MX Master 3は終売していました。販売中なのはMX Master 3sのみ。

しかしAmazonでは、MX Master 3とMX Master 3sがどちらも販売中。見た目も名前も似ているのでお間違えなく。

どちらかで悩むなら、MX Master 3sのほうが良いと思います。クリック音の静音化の恩恵は侮れないです。

MX Master 3s

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

シェアはこちら!
  • URLをコピーしました!
Contents