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GeForce NOWでApexを遊ぶときに必要な「通信速度」を検証。

クラウドゲーミングサービス「GeForce NOW」を使えば、Macでも完全無料でApexが遊べます。
キーマウでもPADでも操作でき、ゲーミングPC所有の友人とも一緒に遊べるスグレモノ。実際にMacでApexをプレイした様子は、こちらの記事にまとめました。
ただしクラウドゲーミングの性質上、ネットの回線速度がとても重要。ネットが遅いと、まともにプレイできません。
ではどれぐらいのネット回線速度があれば、GeForce NOWでApexを快適にプレイできるのでしょうか?回線速度とApexの動作について、検証してみました。
結論としては、やっぱり光回線はほぼ必須でしょうか。スマホのテザリングではちょっと厳しい印象ですね。
GeForce NOWでApexを遊ぶときに必要な「通信速度」を検証
こちらが検証環境。
GeForce NOWを利用し、MacBook AirでApexを動かしています。

今回、検証した回線は以下3つ。
- 自宅の光回線
- ahamo回線のスマホでテザリング
- 楽天モバイル回線のスマホでテザリング
この3つの回線を用いて、GeForce NOWでApexをプレイしたときの挙動を検証しました。
GeForce NOWを起動させたマシンは、M1チップMacBook Air。マシンスペックはこちらです。
- M1チップMacBook Air(2020年モデル)
-
- CPU…Apple M1
- RAM…16GB
- SSD…512GB
このM1チップMacBook Airを使い、各回線で以下のパフォーマンスを目安に、Apexが動くかどうか検証しました。
- 解像度は1680×1050
- ※13.3インチMacBook Airだと最大1680×1050になる
- フレームレートは60fps
検証は、夜20〜23時頃に実施。Apexで遊ぶ人が多そうな時間を選びました。
GeForce NOW公式推奨のネット環境は?
GeForce NOW公式のシステム要件にて、以下のインターネット動作環境が必要とされています。
- 有線または5GHzのWi-Fi環境
- 720p/60FPSの場合15Mbps以上の通信速度
- 1080p/60FPSの場合25Mbps以上の通信速度
- GeForce NOWサーバとのレイテンシ(遅延)は40ms以下が推奨
引用:GeForce NOWシステム要件
1080o/60FPSであれば25Mbps以上が必要とされているものの……、実際はどうでしょうか。たった25Mbpsの回線スピードで本当にApexが動くの……?
もう結論を書いておくと、25Mbps程度の回線スピードでApexを動かすのはほぼ無理です。もっと速い回線が必要ですね。
検証結果 & 結論
最初に結論を記載します。
光回線 | ahamo回線 | ahamo回線 | 楽天モバイル回線 | |
---|---|---|---|---|
通信方法 | Wi-Fi | テザリング (Wi-Fi) | テザリング (有線接続) | テザリング (Wi-Fi) |
ダウンロード速度 | 507.8Mbps | 39.3Mbps | 231.4Mbps | 24.6Mbps |
アップロード速度 | 433.6Mbps | 9.86Mbps | 2.23Mbps | 7.8Mbps |
GeForce NOWでApexできるか? | ※通信制限に注意 |
文章にすると、以下のような感じ。
- 「ahamo回線 & 楽天モバイル回線スマホのWi-Fiテザリング」では、画質が悪すぎてまともにプレイできない
- ダウンロード25Mbps程度では快適に遊べない
- 有線テザリングの回線速度(5G接続)なら快適に遊べるかも。ただし通信制限に注意
- 光回線なら快適にプレイできそう
続きで、検証結果の詳細を記載します。
自宅の光回線を使い、Mac版GeForce NOWでApexをプレイ
まずは自宅の光回線を使って、GeForce NOWでApexをプレイしてみました。

光回線の詳細はこんな感じ。
- 回線…NTT東日本のフレッツ光
- プロバイダ…So-net
- 戸建てタイプ
無線LAN(Wi-Fi)で、Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax。周波数は5GHz帯)を利用してMacBook Airをネットに接続。Wi-Fiルーターは、TP-Link製の「Archer AX55」。2021年12月に発売されたばかりの新製品です。
何度かスピードテストを実施し、だいたい平均値がこれぐらいでした。Wi-Fiにしては結構速いと思います。
- ダウンロード…507.8Mbps
- アップロード…433.6Mbps

まずGeForce NOWとApexの起動、どちらもスムーズ。
東京サーバーのpingは「3〜5」ぐらい。パケットロスはゼロ%。

設定のパフォーマンス表示をオンにして、カジュアルをプレイしてみました。
ゲーム中のパフォーマンスは、以下ぐらいでした。
- FPS…60
- ping…10〜15

「【無料】MacでApex Legendsをプレイできる」の記事でも記載しましたが、画質が良く、ラグも目立ちません。快適です。ゲーミングPC所有の友人と一緒に遊ぶこともできました。
無線LANでオンラインゲームをすると叩かれる時代もありましたが……、Wi-Fiとはいえダウンロードが500Mbpsも出ればなかなか快適でした。
(もちろんプロゲーマーを目指す、プレマス帯でプレイするなど、レベルの高いプレイにこだわるなら、有線LAN & ゲーミングPCの組み合わせが一番良いです)


ahamo回線(テザリング)を使い、Mac版GeForce NOWでApexをプレイ
次は「ahamo回線を契約したiPhone 13 Proのテザリング」を使って、MacでApexをプレイしてみました。
ちなみにahamoとは、NTTドコモによる廉価版料金プラン。携帯キャリア3社が以下のような廉価版料金プランを出しています。どれも月20GBで約3,000円の料金体系が特徴。
- ドコモ…ahamo(アハモ)
- Softbank…LINEMO(ラインモ)
- au…Povo(ポヴォ)

Wi-Fiの周波数が「2.4GHz」の場合
iPhoneとMacをWi-Fi接続でテザリングしたところ、Wi-Fiの周波数が2.4GHzになっていました。
このときのスピードテストの結果がこちら。
- ダウンロード…39.3Mbps
- アップロード…9.86Mbps

2.4GHz帯のWi-Fi接続時にGeForce NOWを起動すると、「スタッターや待ち時間が長くなる可能性がります。5GHz帯が推奨されます」という注意書きが表示されます。
上述しましたが、GeForce NOW公式はシステム要件で「有線または5GHzのWi-Fi環境」を推奨しているように、やはり2.4GHz帯のWi-Fiはあまり好ましくないみたいですね。

それでも「続行」ボタンをクリックすると、一応Apexは起動しました。
東京サーバーのpingは「9〜11」ぐらい。
ゲーム中のパフォーマンスは、大体これぐらいでした。
- FPS…55〜60
- ping…13〜25
画質はとても悪いです。
YouTubeの画質で言うならば480p(解像度854×480)ぐらいの荒い画質。荒くて敵の視認性が悪すぎます。まともにプレイできる状態ではないですね。スクショでは伝わりづらいですが、めちゃくちゃ画質悪いです。
またラグも目立つように思いました。ちょっとFPSゲームを楽しめるレベルではない印象ですね……。

Wi-Fiの周波数が「5GHz」の場合
iPhone 12以降であれば「5GHz帯のWi-Fiでテザリング」可能です。
設定アプリ内のインターネット共有から「互換性を優先」をオフにすると、周波数が5GHzになるはず。

このときのスピードテストの結果がこちら。2.4GHz帯とほぼ変わりません。誤差ですね。
- ダウンロード…41.8Mbps
- アップロード…12.0Mbps

東京サーバーのpingは「9〜11」ぐらい。
ゲーム中のパフォーマンスは、
- FPS…55〜60
- ping…13〜24

この状態で、再びGeForce NOWを起動してみました。
今度は注意書きが出ることなく、Apexが立ち上がりました。

しかし画質は良くありません。
1080p相当のくっきり画質と、720p相当のややぼやけた画質を行ったり来たりして、画質が安定しませんでした。調子が良いと1080p相当のきれいな映像が表示されます。しかし動き回っているとデータ通信が間に合わないのでしょうか、すぐ720p相当ぐらいの画質に落ちてしまい、ぼやけることが多々ありました。
720p相当だと敵の視認性が悪く、弾を当てづらくてストレスになるでしょう。カジュアルに楽しむ程度であっても、FPSゲームをプレイするのは難しい印象を受けました。

有線接続でテザリングした場合
テザリングの接続方法は、Wi-Fi・Bluetooth・有線接続の3つ。このなかでは有線接続(USB接続)がもっとも速いと言われています。
今回はUSB-C to Lightningケーブルで、MacとiPhoneを有線接続してテザリングを行いました。

このときのスピードテストの結果がこちら。
有線接続のテザリングは回線速度が速くなるものですが、それにしてもめちゃくちゃ速い。ahamo(ドコモ)回線の5Gのスピードをいかんなく発揮してくれました。
- ダウンロード…231.4Mbps
- アップロード…2.23Mbps

このとき東京サーバーのpingは「3〜4」ぐらい。
ゲーム中のパフォーマンスは、大体これぐらいでした。
- FPS…58〜60
- ping…14〜18

有線接続のテザリングで、ダウンロードが231Mbpsも出れば、とても快適にApexができます。
画質も良いです。ラグもほぼありません。

とはいえ後述しますが、Apexのデータ通信量は非常に多いため、通信制限にかかってしまう可能性が高いです。
今回は検証のためにテザリングでApexをプレイしましたが、ハッキリ言ってオススメできません……!
楽天モバイル回線(テザリング)を使い、Mac版GeForce NOWでApexをプレイ
楽天モバイル製Androidスマホ「Rakuten Mini」でテザリングを行い、Macをネットに接続。周波数は5GHz帯を利用。

回線スピードテストの結果はこれぐらいです。
「Rakuten Mini」は楽天回線の5G非対応なので、4Gでテザリングしたときの速度になります。
- ダウンロード…24.6Mbps
- アップロード…7.8Mbps

とりあえずApexは起動できました。
ただし、画質が低すぎてまともにプレイできる状態ではありません。
画面右上に「重く途切れがちな通信」というメッセージが表示されてしまいました。この回線速度でApexをプレイするのは、かなり厳しいと思います。

またラグも目立ったのでカジュアルはやらず、訓練場だけ試しにプレイ。かなりカクカクした動きになってしまい、ちょっとまともに遊べません。

GeForce NOW「通信速度」の検証結果まとめ
今回の検証結果をまとめました。
光回線 | ahamo回線 | ahamo回線 | 楽天モバイル回線 | |
---|---|---|---|---|
通信方法 | Wi-Fi | テザリング (Wi-Fi) | テザリング (有線接続) | テザリング (Wi-Fi) |
ダウンロード速度 | 507.8Mbps | 39.3Mbps | 231.4Mbps | 24.6Mbps |
アップロード速度 | 433.6Mbps | 9.86Mbps | 2.23Mbps | 7.8Mbps |
GeForce NOWでApexできるか? | ※通信制限に注意 |
500Mbpsもの回線速度が出る光回線なら快適に遊べました。
有線接続のテザリング(ダウンロード231Mbps)だと快適に遊べたので、とりあえず200Mbps以上の回線速度があれば快適に遊べそうです。ただし、テザリングは通信制限になる可能性が高いので要注意。
20~40Mbpsぐらいの回線速度では、GeForce NOW上で起動したApexはまともに遊べない印象です。このほかのADSLなどは試していないため断言はできませんが、それでも光回線はほぼ必須と考えていいんじゃないでしょうか。
やはりクラウドゲーミングを使ってFPSゲームで遊ぼうと思ったら、かなり高速なネット回線が必要になりますね。おそらく100〜200Mbps以上は必要かな……?といった印象でしょうか。
【重要】スマホのテザリングはおすすめしない。通信制限になる
今回は検証として、テザリングの通信速度でApexをプレイしてみましたが……、
Apexはデータ通信量がとても大きいため、通信制限になる可能性が高いです。テザリングでApexをプレイするのはオススメしません。
ahamoは毎月20GBのデータ容量があるとはいえ、ちょっと遊んだだけ(訓練場とカジュアル1試合)で、約5GBの通信量でした。こんなのあっという間に通信制限になりますね。

例えばWiMAXなんかも「直近3日間で10GB以上」利用すると通信制限がかかる仕様があり、あっという間に通信制限になると思います。
Mac版GeForce NOWでApexをプレイするときに必要な通信速度

今回は3つの回線しか検証できませんでしたが、GeForce NOWでApexをプレイする際の参考になれば幸いです。
ネット環境が整っている人はもちろん、回線速度がちょっと怪しい人も、GeForce NOWは完全無料プランがあるので、とりあえず一度試してみてもいいかもしれません。
>> GeForce NOW




