ドッキングステーションまさかの共存。BenQとAnker製品を数珠つなぎで接続できた件
自分でも予想外でした。
以下2台のドッキングステーションを試しに数珠つなぎ(デイジーチェーン)で接続してみたら、うまいこと接続できてしまったので状況を簡単に説明します。
- BenQドッキングステーション「BenQ beCreatus DP1310」
- Ankerドッキングステーション「Anker PowerExpand Elite 13-in-1 Thunderbolt 3 Dock」
そもそもドッキングステーションを2台も接続したい人いる?(あまりいないと思う……)
すごくニッチな情報ですが、役に立つこともあるかもしれないので簡単にまとめます。
この2台のドッキングステーションを数珠つなぎ(デイジーチェーン)で接続!
写真ではわかりづらいですよね。
図にすると、僕のデスクでは以下のようになっています。
全体像を写真で見ると以下のようになっています。
左側のM1 MacBook Air
↓
Ankerドッキングステーション
↓
BenQドッキングステーション
↓
外部モニター2台
(※あと机の下にPS5があります)
えーっと、技術的な問題については詳しくないので何とも言えません(特に問題なさそうな気がしますけど、どうなんでしょう……)
なんかわからんけど接続できています!という話です。そのあたりご了承を!
ここにドッキングステーションが2台あるじゃろ……それをこうじゃ!みたいなノリで接続したら、なんか繋がっちゃいました。
ドッキングステーションを2台接続した
メリット・デメリット
ドッキングステーションを2台接続したときの使用感・メリット
ドッキングステーションを数珠つなぎで2台接続したときの使用感・メリットはこちら。
- ポート類の数が圧倒的
- DisplayLinkによる外部モニター出力もできている
- モニターの映像は劣化していない
- BenQドッキングステーションの映像出力切り替え機能も使える
- 目立った発熱なし
ポートの数が圧倒的
映像出力で使うUSB-C/HDMIポートを除けば、ドッキングステーション2台合計でこれだけのポートがあります。有線LANポートやイヤホンジャックは2個もあってどうすんねんという感じですが。。
- USB-Aポート:8個
- USB-Cポート:3個
- 有線LANポート:2個
- イヤホンジャック:2個
- SD/microSDカードスロット:1個
BenQドッキングステーションには非搭載のSD/microSDカードスロットも、Ankerドッキングステーションで利用できます。
また2個あるイヤホンジャックはどちらも機能します。
Macのメニューバーから音の出力を切り替え可能でした。音質が劣化した印象はありませんが、自分の耳にはあまり自信ないです。
DisplayLinkによる外部モニター出力もできている
BenQドッキングステーション「beCreatus DP1310」にはDisplayLink技術が搭載されています。
これのおかげで本来なら外部モニター出力台数が1台のみのM1/M2 MacBook Airでも、最大3台までの外部モニターに接続可能になるのが魅力。
M1 MacBook AirとBenQドッキングステーションの間にAnkerドッキングステーションを噛ませた場合でも、ご覧の通りDisplayLinkによって2台の外部モニターに出力できています。
※最大3台の外部モニターに出力できるはずですが、もうこれ以上外部モニターを持っていないので3台目の出力については未検証です。すみません。
モニターの映像、劣化していない
中央は27インチ4K60Hzモニター、右側の縦置きは27インチフルHDモニターです。
ドッキングステーションを2台経由して映像出力しているわけですが、僕の目ではモニターの映像が劣化した様子は感じられません。
フルサイズミラーレスカメラ(SONY α7Cです)で撮影した写真をLightroomで現像するのですが、解像感や色味などが劣化した印象はありませんね。
リフレッシュレートについても低下した印象はありません。こちらの「画面フレームレート(FPS)チェック」というサイトでチェックしてみたところ、60Hzの出力判定が出ました。
BenQドッキングステーションの映像出力切り替え機能も使える
BenQドッキングステーション「beCreatus DP1310」に搭載されている映像切り替え(スイッチャー)機能も、きちんと機能します。
映像切り替え(スイッチャー)機能について、詳しく知りたい方はこちらの記事をどうぞ。
目立った発熱なし
今のところ2台のドッキングステーションに目立った発熱なし。
温かくなる程度で、通常使用の範囲内と言えるでしょう。
ただ検証しているのが冬(2月)なので真夏にどうなっているかはわかりませんが、この調子でいくと1台運用時と大差ない発熱に落ち着く予感がします。
ドッキングステーションを2台使う注意点・デメリット
ドッキングステーションを2台使う注意点・デメリットをまとめました。
現状では特に困っていることはありません。
- ほかのドッキングステーションでも同じように接続できるか不明
- 2つ揃えると高額
- 未検証の機能もあります
ほかのドッキングステーションでも同じように接続できるか不明
今回の話は、あくまで以下2製品については数珠つなぎで接続できたという話。
- BenQドッキングステーション「BenQ beCreatus DP1310」
- Ankerドッキングステーション「Anker PowerExpand Elite 13-in-1 Thunderbolt 3 Dock」
ほかのドッキングステーションでも同じように数珠つなぎできるのか否か不明です。
なのですごくニッチな情報です。この2製品を持っている人がどれくらいいるのか……。そもそもドッキングステーションを2つ買う人が少ないよね。
2つ揃えると高額
2つで合計85,890円です。
製品名 | 価格 |
---|---|
BenQ beCreatus DP1310 | 48,900円 |
Anker PowerExpand Elite 13-in-1 Thunderbolt 3 Dock | 36,990円 |
Ankerドッキングステーションは普通に自腹で購入しました。Amazonのセールを狙うと少し安く購入できはず。
BenQドッキングステーションは当ブログにご提供いただきました。なので僕は半額以下で済んでいますが……とにかく1台でも高額なものを2台、なかなか揃えられるものではないです。
未検証の機能もあります
BenQのドッキングステーション「beCreatus DP1310」は、最大4K120Hz/8K60Hzで映像出力できるのもメリットの1つ。
ただ今回のようにドッキングステーションを2台経由した状態でも、4K120Hz/8K60Hzで映像出力できるのかどうかは未検証です。4K120Hz/8K60Hz対応モニターを持っていないので検証できません……。
このように数珠つなぎした場合、映像の帯域幅?とかどうなるんでしょうかね。ちょっとわかりません……(お客様の中に映像の専門家はいらっしゃいませんかー!?)
ドッキングステーション2台で無駄につよい環境ができてしまった
ドッキングステーションを2台接続した
メリット・デメリット
「技術的なことわからん」ばっかりですみません。とりあえず現状、特に問題なく動作しています。
さすがにUSBポート多すぎて持て余しています。一生分のUSBポートあるのでは。
我ながら誰の参考になるのかわからない記事だなと思うのですが、まぁ世の中は広いので意外と誰かの参考になる日が来るかもしれません。ドッキングステーションを2台接続したい人は、この組み合わせどうでしょう。
BenQドッキングステーションの記事
Ankerドッキングステーションの記事
またM◯ Pro/M◯ Maxなどの上位チップ搭載MacBook Proの場合、DisplayLinkを使わずに2台の外部モニターに出力 しつつ、映像切り替え機能も使えました。
MacBook Proでこのように使っています