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「Amazonベーシックのモニターアーム」レビュー。モニターを自分好みの位置に保持できて便利
「モニター」と「モニターアーム」を購入しました。
新たに導入したDELLの4Kモニターは別記事で詳しく紹介するとして……、この記事では新調した「Amazonベーシックのモニターアーム」をレビューします。
普通のモニターアームに比べてちょっとお高めですが、デザインも保持力も良く、さらにモニターを好きな位置に固定できる可動域の柔軟性は素晴らしいの一言。
モニターを自分好みの位置に保持できると姿勢が良くなり、首や肩のコリ軽減にも繋がるのも嬉しい!
「Amazonベーシックのモニターアーム」で自分に合ったモニターの位置が見つかる。
さっそく設置したところをどうぞ(設置方法は後述)。
定評のあるエルゴトロン製モニターアームのOEM製品ということで、モノ自体は良さそう。
▶27インチ4Kモニター、DELL「U2720QM」レビュー。Retinaディスプレイを初めて見たときの感動、再び
モニターが下にズレ落ちたり傾いたりすることはなく、しっかり水平をキープしてくれます。保持力、問題なし。
しっかり保持しつつも、モニターはある程度、自由に動かせます。
動かせる範囲は
「上下・左右・前後・画面の角度」。
もちろん可動域の限度はありますが、かなり自由に動かせる印象です。
可動部分は5箇所。
微調整以上にぐわっと動かせすことができ、気分によってモニターの高さを10cm以上変えたり、誰かと一緒にモニターを見るために角度を思いっきり変えたり、モニターをタテ向きにするなんてことも可能。
モニターの高さを10cmも動かせば、視線の高さも結構変わります。目線を上げれば肩こり解消にもなるかもしれません。
発色の良いモニターを選べば、NetflixやAmazonプライムビデオを誰かと一緒に楽しむ、なんて使い方もできます。
タテ向きは資料を読むときに使うと便利かも。
モニターが宙に浮いて、デスク上がすっきりするのもモニターアームの良いところ。
僕はモニターを浮かせた下に簡易的な台を置き、使用頻度の高い小物を整理しています。
重量6kgほどの27インチモニターを固定していますが、重さで垂れ下がってくることはありません。またVESA対応なので多くのモニターに装着可能です。
可動域の融通が効いて使いやすいモニターアームでした。設置して1週間ほどの間は、画面との距離や目線の高さを頻繁に微調整して、自分なりにベストな位置を見つけようと模索しましたね。最近はいい感じの位置を見つけたので、肩や首が疲れづらくなり、作業が捗っている気がします(当社比で)。
買って良かったと思えるモニターアームでした。
- VESA対応
- 耐荷重…2.3kg〜11.3kg
「Amazonベーシックのモニターアーム」の良かったところ
以前使っていたモニターアームとも比較しながら、Amazonベーシック製モニターアームの良かったところを書きます。
可動域が広いので、自分にベストなモニターの位置を模索できる
個人的には「自分にとってベストなモニターの位置が見つかる」ことこそ、可動域の広いモニターアームを使うメリットかなと思います。
実はこれまで3,000円ぐらいのモニターアームを使っていました。こんなの。
このモニターアームは可動域が狭く、そのうえ可動箇所も硬かったので、画面との距離や目線との高さを調整するのが大変でした。
調整が大変だと結局めんどくさくなって調整しなくなるのが人間の性……。最初に何となくセッティングしたモニターの位置で使い続けることになるんですよね。
そうなると「モニターが浮くことでデスク上がスッキリする」というメリットはあるものの、肝心のモニターの位置については適当なままになってしまいます。その結果、モニターの位置が低すぎて、首や肩が痛くなったりすることもありました。
一方、Amazonベーシックのモニターアームは可動域が広いので、自分の目線に合った位置にモニターを配置できます。モニターの位置を高くしたことで、首や肩のコリが少し改善した感がありますね。
いろいろな高さを試した結果、「自分で思っているよりモニターの位置は高めのほうが良さ気っぽい!首と肩がラク!」という結論に達しただけでも、このモニターアームを導入した価値はありました。
また画面との距離も大事。
最近、僕はフルHD27インチモニターから、4K27インチモニターに買い替えました。最初はフルHDモニターと同じ距離で4Kを使っていたのですが……、4Kで解像度を高くする(=作業領域を広くする)と文字が小さくなって読みづらくなるのですよね(当たり前だけど)。
しかし4Kモニターを導入したからには作業領域を広く使いたい! ということで、画面を少し手前にもってきました。モニターアームがあれば画面との距離調整もかんたん。画面との距離を近くしたことで、4Kの広い作業領域を確保しつつ、文字も読みやすい距離にモニターを設置できました。作業領域の広い4Kモニター、最高。
このように自分にとってベストなモニターの高さ・距離・角度を模索できるのが、可動域の広いモニターアームの良さ。
ちなみにモニターを使い終わったらデスクの端に寄せて邪魔にならないように収納する、なんてこともデスクアームなら可能。デスク上を広く使いたいときに重宝します。
わりと無骨でカッコいい
個人的な趣味嗜好の話〜。
カラーは黒だけ。差し色は無くて、全体がマットブラック調。結構無骨でカッコいい。どんなデスクにも合いそうです。
個人的に、デスクに設置するものはデザインも大事だと考えています。
Amazonベーシックのモニターアームは、デザイン面でも悪くないですね。
「Amazonベーシックのモニターアーム」の気になったところ
ちょっと気になったところは以下3点。
最初は可動域が硬いので、調整は必要
さっきから可動域が広くて良い!ってことを散々書いていますが……、届いた直後は可動域が固く設定されていて、滑らかに動かせません。
付属の六角レンチを使い、可動箇所のネジをゆるめて(=バネのテンションを下げて)使いましょう。最初の調整だけちょっと面倒かもしれませんが、一度調整してしまえば、その後はラクです。
土台の設置場所はちゃんと考えたほうが良さそう
モニターアームの特性上、土台のクランプ金具からモニターまで約53cmほど距離があります。
この長さを考慮に入れた設置が必要。
僕は幅140cmのデスクの左端にクランプ金具と取り付け、デスク中央あたりでモニターを保持しています。
デスクの奥行きも(あるいはデスクと壁の距離)も事前にチェックしたほうが良さそう
土台のクランプ金具とモニターの位置が近すぎると、折れ曲がったアーム部分が壁に干渉してしまい、結果的にモニターが前にせり出してきます。
写真で見ると、こういうこと↓
要するに、アーム部分と壁が干渉すると、モニターを思い通りの位置で保持できないよ! ってことです。
モニターまでの距離が近すぎるとそれはそれで作業しづらいでしょう。解決策としては、幅広めのデスクの端に土台を設置するか、壁とデスクを離すか……。
奥行きに関してはあらかじめ計算するのが難しいところですが……、設置状況によってはモニターを思い通りの場所に保持できない可能性がある、ということですね。
「Amazonベーシックのモニターアーム」をデスクへ設置する方法
設置したときのイメージが湧きやすいかと思うので、モニターアームをデスクに設置する方法も簡単に書いておきます。
クランプ式になっているので、デスク天板を挟み込んで固定します。
土台の高さも調整できます。が、あとから調整するのはちょっと大変なので、最初にある程度決めておくのが無難。
個人的にはこの写真あたり、やや上ぐらいの位置がおすすめ。
VESA対応モニターなら、このようにネジ止めするだけで簡単に取り付けられます。
あとは先ほどの土台部分にスポッとはめるだけ。
可動箇所の硬さ調整だけ六角レンチを使います。組み立て自体には、ドライバー等の工具は不要。
大まかな流れはこんな感じ。設置は簡単です。
モニターを好みの位置に保持できる「Amazonベーシックのモニターアーム」、良かったです
気になるところも書いたけど、個人的なデスク環境ではメリットのほうが断然大きいですね。
モニターの高さと画面までの距離ってすごく大事なのに、気を使って調整している人は少ない気がします。パソコンで長時間作業するなら、モニターの位置についても考えてみたほうがいいのでは? 首と肩のコリがかなりマシになる…はず…!
僕は以前、頚椎椎間板ヘルニアという首が超痛い病気になってしまったことがありましてね。首が動かせなくてマジつらかった……。原因は姿勢の悪さです。再発の可能性もゼロじゃなので、デスクでの姿勢には人一倍気をつけているつもり……!
自分好みのモニター配置や姿勢に気をつけたいなら、良いモニターアームだと思います。