「TourBox Elite」レビュー:実は誰でも & ほとんどのアプリで使える作業効率化デバイス

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TourBox Eliteのレビュー記事

マウスでもキーボードでもない、第3の入力ツールである左手デバイス「TourBox Elite」をご提供いただきました。

ざっくり説明すると、各種ボタンとダイヤルによる操作性アップが期待でき、加えて「ショートカットキーの割り当て」と「マクロ作成」ができるデバイスです。

TourBox Eliteを真上からみたところ

主に画像・動画・デザイン・イラストなどの作業効率アップのためのクリエイティブ向けデバイスなのですが……、実はWordやExcel、Notionなどのオフィス系・データ管理系アプリでも使えました。

さまざまなアプリのショートカットキーやマクロを登録することで、作業効率化になるはず。

この記事では約3週間ほど使ってみた感想、メリット・デメリット、旧モデルとの違いなどをまとめました。

TourBox Elite
総合評価
( 4.5 )
メリット
  • 時短・効率化できる
  • ショートカットキーやマクロを登録し、すぐ呼び出せる
  • ダイヤルが使いやすい
デメリット
  • 慣れるまで時間がかかる

※本記事は製品提供で制作しています。

Contents
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一生家で仕事したいです。気づいたら10年以上Macユーザー。

PC・デスクまわりをカッコいい書斎のようにしたい。

PCデスク周りはこちら

TourBox Eliteとは

まずはTourBox Eliteでできることをザックリ説明します。

主にキーボードの左側に置いて使う、左手デバイス「TourBox Elite」。

TourBox Eliteとキーボードとマウス

3つのダイヤルと、11個のボタンを搭載。

ダイヤルも押し込むとボタンとして機能するので、ボタンは実質14個あります。

TourBox Eliteのボタンとダイヤル

ボタンとダイヤルに、各アプリの操作やショートカットを割り当て可能。

さらに「2つのボタン・ダイヤルの組み合わせ」や「同じボタンのダブルクリック」といった操作もできます。

これにより、1つのアプリにつき約47種類の操作が割り当て可能でした。割り当ての自由度、かなり高い。

TourBox Eliteのホームポジション

各アプリの操作の割り当ては、専用アプリ「TourBoxコンソール」から。

わかりやすいUIで、どのボタン・ダイヤルにどんな操作を割り当てるのか、設定が簡単でした。

TourBoxコンソール

また「TourBox Elite」で操作できるアプリが、非常に多くて驚きました。

まず公式プリセットユーザー作成プリセットが用意されているアプリは、以下51個。

スクロールできます
  • Photoshop
  • Lightroom
  • Affinity Photo
  • Capture One
  • Premiere
  • Final Cut Pro X
  • Clip Studio Paint
  • DaVinci Resolve
  • Chrome
  • Vegas
  • CorelDRAW
  • Illustrator
  • PowerPoint
  • Exposure X6
  • Zbrush
  • Easy Paint Tool SAI
  • After Effects
  • Camera Raw
  • VRoid Studio
  • Audition
  • Jianying Pro
  • Cubase
  • Live2D Cubism
  • Firefox
  • Melodyne Editor
  • Cakewalk
  • Krita
  • Logic Pro
  • Luminar AI
  • Zoom
  • Blender
  • 3D Studio Max
  • TurboCAD
  • Gyroflow
  • Camera Raw
  • VRoid Studio
  • Audition
  • Jianying Pro
  • Cubase
  • Live2D Cubism
  • Firefox
  • Melodyne Editor
  • Cakewalk
  • Krita
  • Logic Pro
  • Luminar AI
  • Zoom
  • Blender
  • 3D Studio Max
  • TurboCAD
  • Gyroflow

プリセットをインストールすると、みんながよく使う操作がちょうどいいボタンに割り当てられます。

例えばPhotoshopだったら「ブラシのサイズ変更がダイヤルに割り当てられる」といった具合。自分で各ボタンに1つずつ操作を割り当てる手間がなくなるのでラク

このプリセットをベースに、自分好みにカスタマイズしていくのが手っ取り早いです。

操作の割り当て一覧

公式プリセットは、最初から専用アプリ「TourBoxコンソール」にインストール済み。

ユーザー作成プリセットはこちらからダウンロードできます。

>> TourBox – プリセット

プリセットが用意されていないアプリや、オフィス系・ツール系・ブラウザなどのアプリも「TourBox Elite」で操作可能。

例えばSafariNotionSlackなども操作できます。ただプリセットがないので、自分でイチから操作を割り当てる手間がちょっとだけかかりますが、一度設定してしまえばこっちのもの。

本命はクリエィティブ作業だと思いますが、それ以外でもさまざまな作業で使えるデバイスです。

オフィス系アプリでも使える

さらにマクロも設定可能。iPhoneのショートカットアプリのようなイメージです(といえば伝わる……?)。

ボタン1つで、複数の操作を実行できます。

  • 毎朝見るWebページ・アプリを一気に開く
  • 一連の操作を一気に行う

例えば、ボタン1つで「Slackとメールクライアント、Notion、Google Chromeを一気に開いて……」みたいな設定もできました。

マクロを作成

TourBox Eliteのザックリとした説明は、だいたいこんな感じ。

TourBox Eliteのデザイン・サイズ

箱やサイズ感など!

TourBox Eliteの付属品

今回、TourBox Elite本体と、USB Type-Cケーブルをご提供いただきました。

※本来、USB Type-Cケーブルは別売りです。

TourBox Eliteの箱

ザ・アルティメット・コントローラー・フォー・クリエイターズ!

側面の謳い文句
カッコイイ

付属品はシンプル。

  • TourBox Elite本体
  • クイックスタートガイド
  • ヘルプセンター一覧
  • 安全についての案内
付属品一覧

サイズ・重量

勝手に想像していたよりも小さい!

TourBox Eliteのサイズ
約100mm
約117mm
高さ約43mm
TourBox Eliteのサイズ

中央の出っ張っているダイヤルまでの高さは約43mm。

高さ

キーボードやマウスと並べても、収まりがいいサイズ感。

周辺機器と並べたところ

サラサラとした手触りの、マットな黒。

指紋や皮脂汚れは付きにくい印象。

TourBox Eliteのレビュー記事

重量は、電池込みで約419.7g、電池を抜くと約373.5gでした。

持ち運ぶ予定がある人は「専用キャリーケースセット版」をどうぞ。このキャリーケースはあとから別途購入できないっぽいので、必要なら本体と同時に買ったほうが良さそうです。

重量は約420g

手で持ったサイズ感。重量的には、小さなサイズのわりにずっしりしている印象。

重量があると安定するので、これぐらいの重さがあるのは良いことですね。

手で持ったときのサイズ感

さらに、背面は滑り止めつき。

ダイヤルを勢いよく回しても、本体がズレることはありませんでした。安定感あります。

裏面の滑り止め

主なスペックをまとめるとこんな感じ。

TourBox Eliteのスペック
ダイヤル3個
ボタン11個
+ダイヤル3個も押せるので合計14個
サイズ約100mm×約117mm×約43mm
重量・電池込み約419.7g
・電池抜き3約373.5g
Bluetooth ver5.0
Bluetooth同時接続台数2台
バッテリー単三電池×2本
電池持ち最大2ヶ月
有線接続
(USB Type-Cケーブル)
触覚フィードバック
(強・弱・オフ)
カラー・クラシックブラック
・アイボリーホワイト
・トランスルーセント
対応OS・Windows 10以降
・macOS 10.11以降
サイズや重量は当ブログ計測
そのほかは製品仕様より抜粋

見た目もいいよね

TourBox Eliteのカラーラインナップは3種類。

  • クラシックブラック(マットな黒)
  • アイボリーホワイト
  • トランスルーセント(黒系のスケルトン)

キーボードもマウスも黒なので、クラシックブラックをご提供いただきました。とりあえず統一感出しておけば、それっぽくなるはず……!

見た目、デスク上の調和もいい

HHKBMX MASTER 3 などの黒系デバイス・ガジェットとの相性もいいですね。

TourBox Eliteは見た目もいいように思います。毎日使うデバイスは、見た目も大事。

TourBox Eliteはワイヤレス/有線接続

接続は、Bluetooth or 有線。

Bluetoothで接続する場合、単三電池が2本必要です。バッテリーは内蔵されておらず、充電式ではありません。

リチウムイオンバッテリーは数年で劣化してしまうので、あえて電池式にしたのだと思います。長く使える仕様です。

例えば高級キーボード「HHKB」も同じ考えで電池式が採用されています。個人的には電池式がむしろ良いと思います。

単三電池2本で動く
単三電池は付属。実際は充電池での運用になりそう

Bluetoothの再接続もなかなか早いように思います。

僕は帰宅後MacBook Airを27インチモニターに接続するのですが、このとき家に置きっぱなしだったTourBox Eliteも自動的かつスピーディーに再接続されますね。

動画編集中のデスク

USB Type-Cケーブルで有線接続も可能。TourBox製のL字ケーブルも一緒にご提供いただきました。

有線接続する場合、電池は不要でした。

USB Type-Cケーブルで有線接続

もちろん、専用のUSB Type-CケーブルじゃなくてもOKです。

他社製のUSB Type-Cケーブルでも接続できました。例えば、Ankerの絡まないケーブルでもちゃんと接続可能。

他社製のUSB Type-Cケーブルでも接続可能

ワイヤレスだと机の上がすっきりして良いし、有線だと電池なしで動くのがラクでいいですね。個人的には有線派かも。

続いて、実際に使ってみた感想を簡単にまとめます。

TourBox Eliteを使ってみた

まだまだ試行錯誤中ですが、TourBox Eliteを約3週間ほど使ってみました。

TourBox Eliteのあるデスク環境

ホームポジションはこんな感じになるはず。

ホームポジション

ダイヤルやボタンの操作音の動画をアップしました。

23秒のショート動画なので、気軽に見てもらえれば。もし音が出ない場合は、動画タイトルをクリックしてYouTubeに飛んでみてください(ショート動画の埋め込みは音が出ないことがあるっぽい?)

TourBox Eliteのレビュー記事

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