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オフィスチェア「SIHOO DORO C300PRO」レビュー:身長165cmが2週間使って分かったメリット・デメリット

SIHOOさん(@SIHOOJapan)から、オフィスチェア「SIHOO DORO C300PRO」をご提供いただきました。
身長165cmの僕(男性)が2週間使った感想・メリット・デメリットをまとめます。
アームレストの可動域の広さ、腰の動きに追従するランバーサポートなど、特徴的な機能がいくつかありました。
一方、身長低めなので、ふくらはぎ裏に圧迫感があるかも?といった気になる点も記載しています。
- アームレストの可動域が広い
- ランバーサポートが腰に追従して動く
- 座面・背面のメッシュの硬さがちょうどいい
- 身長が低い人は、ふくらはぎ裏に圧迫感があるかも
あと人によって好みが分かれそそうだな〜と思ったのが、リクライニングの硬さとアームレストの形状。
良くも悪くも一般的なオフィスチェアとは少し異なると思うので、検討中の人は一度見てみてください。
- リクライニングが柔らかいので”すとーん”と倒れる
- 上向きにカーブしたアームレスト
- 少なくとも身長165cm以上ある人
- 身長165cm前後ぐらいの人はフットレスト併用がおすすめ
- リクライニングした状態で寝たい人
- エンジニア座りしたい人
- アームレストの可動域が広いチェアが欲しい人
※本記事は製品提供で制作しています。
SIHOO DORO C300PROとは

SIHOO(シホウ)は、2011年に中国で設立されたオフィスチェアブランド。現在では100カ国以上に展開しているそうです。
SIHOO公式サイトを見ると10種類近いチェアのラインナップがありますが、その中から今回は「SIHOO DORO C300PRO」をご提供いただきました。
いわゆるエルゴノミクスチェアに分類されます。特徴はアームレストとリクライニング、ランバーサポートなど。見た目もシンプルなので、在宅ワーク用として家に置いても違和感がないはずです。

「C300PRO」という名称から察している人もいるかもしれませんが、「C300」というチェアのアップグレード版といった位置づけ。アームレストやリクライニング角度などが強化されています。
まずは、機能・サイズ・重量などのスペックからどうぞ。
| SIHOO DORO C300PROの詳細 | |
|---|---|
| 全体サイズ | 幅:70cm 奥行:75cm 高さ:106.5〜127cm |
| 座面調整範囲 | 座面の高さ:45〜55cm 座面の前後スライド:cm |
| 本体重量 | 約23.3kg |
| 耐荷重 | 136kg |
| リクライニング角度 | 105° / 120° / 135° |
| カラー | ブラック・グレー |
| 主な機能/可動部位 | ・135° リクライニング ・6Dアームレスト ・自動適応ランバーサポート |
| 保証期間 | 3年 |
| 価格 | 74,999円 (※記事執筆時) |
| 詳細 | Amazon |
この記事では、身長165cmの筆者が「SIHOO DORO C300PRO」を3週間ほど使った感想を書きます。
(体重は65kgです。体重も記載しておいたほうが体型のイメージがしやすいですかね?体脂肪率は15%ぐらいです。いや、なんか、こいつ身長のわりに太ってね?と思われそうな気がしたので、せめてもの弁明として体脂肪率も書かせてください。太ってないですよ本当です信じてください)

メリット・デメリット、そして「好みが分かれそうなところ」をまとめました。
SIHOO DORO C300PROのメリット
まずはメリットから。
- アームレストの可動域が広い
- ランバーサポートが腰に追従して動く
- 座面・背面のメッシュの硬さがちょうどいい
アームレストの可動域が広い
アームレストがよく動きます。「6Dアームレスト」をうたうのは伊達じゃないなと。


ここまで内側にアームレストを寄せることができます。
体に密着させると結構使いやすいです。

このように上方向に動くアームレストは珍しいですね。
ただ今のところちょっとうまく活用する術を見いだせていない感があるのですが、電動昇降デスクと組み合わせて、あえてデスクをちょっと高めに設定し、アームレストを斜めにしてタイピングしてみる、なんて新たな姿勢を試してみるのもアリかもしれません。

アームレストの自由度は姿勢の自由度、はちょっと言い過ぎかもしれませんが、いろいろと作業しやすい姿勢を試せるとは思います。
また昨今、分割キーボードが流行りつつある気がします。アームレストがこれだけ自在に動くなら、肩を開く分割キーボードとも相性がいいような気がします。僕はまったく触ったことがないのではっきりしたことは言えませんが……。
ランバーサポートが腰に追従して動く
ランバーサポート(腰)のサポート具合もちょうどよかったです。腰を後ろからぐっと支えてくれるような感覚です。

またランバーサポートが体に合わせて動くのも良いですね。
座面・背面のメッシュの硬さがちょうどいい
座面や背面はご覧のとおりメッシュです。

このメッシュの張り具合・硬さはオフィスチェアとしてシンプルに重要です。
個人的には、沈み込み過ぎず反発し過ぎず、ちょうどよいと思いました。長時間座っていてもおしりが痛くなることはありませんでした。
SIHOO DORO C300PROのデメリット
1点、気になったポイントがあったので記載します。
- 身長が低い人は、ふくらはぎ裏に圧迫感があるかも
身長が低い人は、ふくらはぎ裏に圧迫感があるかも
座面前方のフチですが、プラスチックむき出しなのが個人的には少し気になりました。

身長が低い人は足を曲げたとき、このプラスチックにふくらはぎの裏(ひざの裏よりちょっと下あたり)が当たると思います。
座面の位置を一番後ろにしても、身長165cmの僕ではふくらはぎ裏にやや圧迫感を感じました(足が短いのは認めます)。
足を前に投げ出す姿勢で座れば、特に問題ないです。身長が低めの人は、フットレストなどを別途用意することをおすすめします。

ちなみに、座面の位置を一番後ろにしたときの座面サイズは、ランバーサポートから計測して約43cmぐらいでした。
どうしても他チェアとの比較になってしまうのですが、これまで使っていたエルゴヒューマンやFlexiSpot C7 Morpherよりも座面が大きいです。
| チェア名 | 座面サイズ |
|---|---|
| SIHOO DORO C300PRO | 約43cm |
| エルゴヒューマン | 約38cm |
| FlexiSpot C7 Morpher | 約41cm |
この座面が大きい点も、ふくらはぎ裏に圧迫感を感じる要因のひとつでしょう。

また、エルゴヒューマンやFlexiSpot C7 Morpherの座面前方は、丸みを帯びています。このおかげで、圧迫感はほぼ気になりません。

座面前方がもう少し丸みを帯びた形状になっているか、もしくは座面をもう少し後ろに調整できれば、個人的には嬉しいですね……。
SIHOO DORO C300PROの好みが分かれるところ
良し悪しが人によって変わると思ったので、「好みがわかれるところ」として2つ紹介します。
- リクライニングが柔らかいので”すとーん”と倒れる
- 上向きにカーブしたアームレスト
リクライニングが柔らかいので”すとーん”と倒れる
SIHOO DORO C300PROは、リクライニングの硬さが非常に柔らかいです。
そのためリクライニングすると、後ろに”すとーん”と倒れる感覚があります。また、リクライニングの硬さは調整できません。

つまり、ロッキングチェアのように前後に揺れたい人には、ちょっと不向きかなと思いました。前後にゆらゆら揺れることもできなくはないのですが、リクライニングのバネで起きるというよりは、このバネが弱いので腹筋を使って自分で起きている感覚が少しですけどあります笑。
前後にゆらゆら揺れたい人は、思ってたのと何か違う!となりそうな予感。
一方、リクライニングの硬さが柔らかいので、寝たい人や、リクライニング状態を保ったまま作業したい人には向いているかもしれません。いわゆる「エンジニア座り」と言われるような、リクライニングをめいっぱいまで倒した姿勢のまま作業したい人には良さそうです。
リクライニングの角度も「105° / 120° / 135°」の3段階で固定できます。
このリクライニングの硬さは好みが分かれそうですね。個人的には普段はリクライニングをロックしておき、疲れたときはエンジニア座りで作業するのが良いのかな、と思いました。エンジニア座りは腰に負担がかかると言われているのでご注意くださいね……。ただ、SIHOO DORO C300PROの背面の高さを調整して、エンジニア座りしたときにランバーサポートがうまく腰に当たるようにすれば、結構良い感じです。
上向きにカーブしたアームレスト
SIHOO DORO C300PROのアームレストは、フラットではありません。
このように少しカーブした形状(反り返った形状)になっています。

おそらく、多くのオフィスチェアではフラットなアームレストが採用されているはず。家や会社で使っているフラット形状のアームレストに慣れている人は、最初は少し違和感があるかもしれません。
僕もこれまでフラット形状のアームレストしか使ったことがなかったので、最初は腕を置いたときの収まりがいつもと違う感覚がありました。最終的には、もっともくぼんでいる位置にひじを置くと収まりがいいことがわかりました。
まぁ慣れの問題だと思いますが、念のためお伝えしておきます。
SIHOO DORO C300PROの組み立てについて

SIHOO DORO C300PROの組み立ては、一般的なオフィスチェアの組み立てと大差ありません。やや重労働といったところ。
これまでオフィスチェアを3台組み立てたことがありますが、どれもある程度は重労働です。オフィスチェアの組み立てって、まぁこういうものです。
- 梱包時はものすごく重い
- 組み立ては2人以上を推奨(でも1人でも可能だと思う)
- 段ボールや緩衝材などの大量のゴミが出る

組み立てに必要な工具類は、すべて同梱されています。新たに必要なものはありません。
軍手が入っていたのが嬉しいですね。

こちらの緩衝材(パルプモールドという名称らしいです)、ゴミに出すとき相当かさばります。

まとめ:SIHOO DORO C300PROはどんな人におすすめ?


まとめると、SIHOO DORO C300PROは以下のような人におすすめだと思います。
- 少なくとも身長165cm以上ある人
- 身長165cm前後ぐらいの人はフットレスト併用がおすすめ(ふくらはぎ裏の圧迫感を軽減)
- リクライニングした状態で寝たい人
- エンジニア座りしたい人
- アームレストの可動域が広いチェアが欲しい人
6Dアームレストの可動域の広さと、腰のランバーサポートは、なかなかいい感じです。
リクライニングの硬さやアームレストの形状は好みが分かれそうですが、座り方次第ではほかのオフィスチェアでは得られない一体感のある座り心地を体験できるかもしれません。
一方で、座面の奥行がやや深めのため、身長165cm以下の人はふくらはぎ裏に圧迫を感じる可能性がありそうです。できればフットレストを併用するほうがおすすめ。
このSIHOO DORO C300PROに限らず、オフィスチェアは自分に合うかどうか肝心。世間的に素晴らしいとされている高級オフィスチェアでも合わない人は合わないです。一方で意外なチェアが合う可能性もあります。
SIHOOは「神奈川県横浜市」と「埼玉県ふじみ野市」でオフィスチェアを展示しているそうです。詳しい場所は公式サイトに記載があるので、一度実物を見たい人はチェックしてみてください。




