KTC「MegaPad」A32Q7Sレビュー:移動式のAndroid搭載32インチ4Kモニター

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KTCのMegaPad A32Q7Sのレビュー記事

Key To Combat(略称KTC、@ktc_jp_gaming)さんから、「MegaPad(メガパッド)」という製品をご提供いただきました。

ひとことで説明すると「バッテリー内蔵でキャスター移動できる、Android搭載タッチパネル式32インチ4Kモニター」です。全然ひとことで説明できていない。メガパッドという名前のとおり大きなAndroidタブレットで、使い道が豊富な製品です。

一般的なモニターは机の上に固定して使うものですが、このモニターは気軽に移動できるのが便利です。

PC作業、動画視聴、ゲーム、あるいはデジタルサイネージ的にも、これ1台でいろんなシーンで使えます。デスク周りに置くと楽しいアイテムでした。

MegaPad A32Q7S
総合評価
( 4.5 )
メリット
  • PC作業も動画鑑賞もできる。用途が豊富
  • 32インチ4Kのきれいなディスプレイ
  • 高さ・角度調整もかんたん
  • Androidタブレットとしてのスペックは低いが気にならないはず
デメリット
  • スピーカーが背面なので音がちょっと遠いかも
  • リモコン操作がちょっと難しい
  • 32インチ画面についた指紋を拭き取るのはちょっと手間
  • カラーは白だけ
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※本記事は製品提供で制作しています。内容は筆者の実使用にもとづく感想で、メーカーから記載内容の指定は受けていません。

このMegaPadを置いているデスク環境まとめ記事もよければどうぞ。

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一生家で仕事したいです。気づいたら15年以上Macユーザー。

PC・デスクまわりをカッコいい書斎のようにしたい。

PCデスク周りはこちら

KTC「MegaPad」とは

KTC「MegaPad」の概要

1995年に中国・深センで設立されたディスプレイメーカーKey To Combat(略称KTC)から、2026年5月11日に発売されたのが、この「MegaPad(メガパッド)」。

KTCのMegaPad A32Q7S

キャスターつきの台座に支えられた、タッチパネル式の大きなAndroidタブレットです。

各種アプリをダウンロードすれば、動画視聴・SNS・ブラウジングなど、いろいろできます。

KTCのMegaPad A32Q7S

モニターの縦横をサッと変えられるのも便利。

縦にすると、デジタルサイネージみたいで面白いですね。よく見る情報を常時表示させておくとか、工夫次第で便利に使えそうです。

Googleカレンダーを表示させてみましたが、何を表示させるのがいいか試行錯誤中です。その試行錯誤が案外おもしろい。

KTCのMegaPad A32Q7Sを縦向きに

画面上部にはWebカメラ搭載。ビデオ通話、Web会議ができます。

カメラを物理的にON/OFFできるシャッターがあるのは地味に嬉しい点。

スクロールできます
KTCのMegaPad A32Q7Sのカメラ
KTCのMegaPad A32Q7Sのカメラ

背面には8Wスピーカーを2つ搭載。

KTCのMegaPad A32Q7Sの背面

ポート類は「HDMI 2.0、USB-C、USB-A 3.0」の3つ。イヤホンジャックがあれば映画などを観るときに便利そうですが、残念ながら非搭載です。

HDMI・USB-CケーブルでPCやゲーム機を接続すれば、外部モニターとしても使えます

KTCのMegaPad A32Q7Sの背面

右下には、「電源・ボリューム大小」の3つのボタンがあります。

KTCのMegaPad A32Q7Sの端子類

台座はキャスターつきで、ぬるぬる動きます。

また、付属の電源アダプタでコンセントに接続したまま使えるのはもちろん、コンセントを抜いてバッテリー駆動させることも可能

コードを気にせずに好きな場所で使える32インチモニター、なかなか便利です。

KTCのMegaPad A32Q7S

KTC「MegaPad」のスペック

主なスペックは以下。

製品名KTC「MegaPad」A32Q7S
画面サイズ32インチ
最大解像度3840×2160(4K UHD)/ 60Hz
パネル種類VA
視野角178°(水平)/ 178°(垂直)
色域NTSC 90%(標準値)
輝度250cd/㎡(標準値)
コントラスト比3000:1
スピーカー8W×2
カメラ800万画素
OSAndroid 14
CPUARM Cortex-A72×4 + Cortex-A53×4(RK3576S)
メモリ / ストレージ8GB / 128GB
無線Wi-Fi 6 / Bluetooth 5.2
インターフェースHDMI 2.0×1、Type-C×1、USB 3.0×1
高さ調整約200±10mm
チルト角度前後 約20±3°
画面回転約90°(縦/横)
バッテリー持ち最大5時間駆動(8550mAh)
重量16.5kg (スタンド含む)
通常価格109,800円
販売サイトAmazon
楽天市場
メーカー公称値より

もしかすると、VAパネルである点が気になるかもしれません。

個人的にもずっとIPSパネルのモニターを使ってきたので、使う前は映りがやや不安でした。

KTCのMegaPad A32Q7SのVAパネルについて
著作権的に自分のYouTube動画を写しています

しかし実際に使ってみると、気になる点はまったくと言っていいレベルでありませんでした。

VAパネルは黒の表現力が高く、映画鑑賞などと相性がよいそうです。Amazonプライムビデオでアニメや映画をよく見る自分にとっては、十分満足できるパネルです。

またIPSパネルに比べるとVAパネルは視野角が狭く、色やコントラストが変化しやすいそうですが、個人的にはそこまで気になりませんでした。2人ぐらいで多少斜めから見ても、特に気にならないように感じます。

KTCのMegaPad A32Q7Sの視野角

KTC「MegaPad」のメリット

KTC「MegaPad」のメリット
  • PC作業も動画鑑賞もできる。用途が豊富
  • 32インチ4Kのきれいなディスプレイ
  • 高さ・角度調整もかんたん
  • Androidタブレットとしてのスペックは低いが気にならないはず

PC作業も動画鑑賞もできる。用途が豊富

キャスターつきで移動できるので、1台でさまざまな用途に使えるのがいいですね。汎用性が高いところが気に入りました。

ソファぐらいの高さとも相性が良さそう。スーパー銭湯に「小さいモニターがついたリクライニングチェア」が置いてあるじゃないですか(伝われ!)。あれの32インチ4Kモニター版が家にあるような感じでしょうか。リラックスして動画を見るのに最適です。

KTCのMegaPad A32Q7Sとローソファ
もうちょっとダラダラできるイスが欲しい。コールマンのインフィニティチェアとかが欲しくなる。

ゲームにもちょうどいいですね。HDMIケーブルでPS5を接続してみました。

リフレッシュレートは60Hzなので、アクションゲームやFPSには物足りないかもしれませんが、RPG等なら十分だと思います。

KTCのMegaPad A32Q7SとPS5を接続
PS5と接続。20連で真紅とコスチュームを神引き(NTEというゲーム)

HDMIやUSB-CケーブルでPCに接続することも可能。ワンルーム一人暮らし等なら、テーブルの前に持ってきて、PC作業や動画鑑賞をするのもいいかもしれません。

高さ調整ができ、もっとも高い位置にすると、床からモニターベゼル下部までの高さが約91cmでした。そのため、このようにテーブルの前に置くと見やすい高さになります。

KTCのMegaPad A32Q7S

32インチ4KでPC作業も快適。一般的なPCモニターと同じ感覚で使えます。

KTCのMegaPad A32Q7S

こちらは僕が普段使っている仕事用デスク。

MacBookを中央の27インチモニターに接続して使っているのですが、もう1画面欲しいときにMegaPadデスク脇に置いて2台目のモニターとして使うのも良さそうです。

KTCのMegaPad A32Q7SをPCモニターとして使う
MacBookから中央と右、2台の外部モニターに出力している状態

PCに接続しなくても、このMegaPad自体が大きなAndroidタブレットなので、カレンダーやメモアプリなどすぐに参照したい情報を表示しておく、なんて使い方も便利かもしれません。何かしら活用法がありそう。

KTCのMegaPad A32Q7SをPCモニターとして使う

MegaPadにはBluetoothが搭載されているので、キーボードやマウスとも接続できます。MX KEYS miniのようなマルチペアリング対応キーボードを接続しておけば、MegaPadをサブPC的に扱うこともできなくはありません。

ただ、タブレット端末としてのスペックは低いので(後述)、できることはメモを取る、ブラウジング、AIとちょっとやり取りする、ぐらいが関の山でしょうか。

狭めのワンルーム一人暮らしとかであれば、一般的なPCモニターやテレビは見送って、これ1台で仕事からエンタメまでまかなうのも良さそうです。

32インチ4Kのきれいなディスプレイ

KTCのMegaPad A32Q7Sのディスプレイのきれいさ
自分のYouTube動画です

PC作業にも動画鑑賞にも、32インチ4Kは使いやすいです。

普段使っている27インチ5Kディスプレイに比べるとピクセル密度(ppi)が低いですが、それでも4Kもあれば粗さなどは特に気になりません。

4Kを採用してくれたのは本当にありがたい。フルHDだったら動画鑑賞には利用できたかもしれませんが、PC作業にはちょっと厳しかったでしょう。

高さ・角度調整もかんたん

ガススプリングのような動きで、高さを無段階で調整できるのが便利。

KTCのMegaPad A32Q7Sの高さ調整
高さの調整幅
  • もっとも低い位置:床からモニターベゼル下部まで約74cm
  • もっとも高い位置:床からモニターベゼル下部まで約91cm

角度も調整可能。

そこそこ下に向くので、リクライニングチェアで横になりながら少し見上げるような感じで動画視聴できるのがよいです。

KTCのMegaPad A32Q7Sの角度調整

Androidタブレットとしてのスペックは低いが気にならないはず

大きなAndroidタブレットということで、Geekbench 6でベンチマークを計測してみました。

KTCのMegaPad A32Q7SのCPUベンチマークスコア
CPUべンチマーク
KTCのMegaPad A32Q7SのGPUベンチマークスコア
GPUベンチマーク
ベンチマーク結果
  • シングルコア:336
  • マルチコア:1301
  • GPU:1520

スコアは低い部類。性能的な位置づけはエントリークラスになります。

ブラウジングやGoogleマップアプリの利用程度でも、ちょっともたつく印象。MegaPad単体で原神などの高負荷なゲームを遊ぶのはスペック的に厳しいです。写真や動画を編集したりするのもほぼ無理です。

とはいえ、PCやゲーム機の外部モニターとして、あるいは動画アプリ(Amazonプライムビデオ・YouTubeなど)で映像鑑賞といった用途で使うなら、特に問題ありません。

ちなみに、この記事で書いているのは「A32Q7S」ですが、さらに上位モデル「A32Q7Max」もあります。主なスペックの違いは太字にしたところ。

型番A32Q7SA32Q7Max
画面サイズ31.5インチ VA31.5インチ VA
解像度3840×2160 / 60Hz3840×2160 / 60Hz
視野角178°178°
色域NTSC 90%sRGB 97% / DCI-P3 93%
輝度 / コントラスト250cd/㎡ / 3000:1250cd/㎡ / 3000:1
OSAndroid 14Android 14
メモリ / ストレージ8GB / 128GB16GB / 256GB
スピーカー8W×28W×4
カメラ / マイク8MPカメラ / デュアルマイク8MPカメラ / デュアルマイク
無線Wi-Fi 6 / Bluetooth 5.2Wi-Fi 6 / Bluetooth 5.2
バッテリー容量8550mAh9500mAh
インターフェースHDMI2.0×1、Type-C×1、USB3.0×1HDMI2.0×1、USB3.0×1、USB2.0×1
電源19V / 4.74A(90W)19V / 4.74A(90W)
通常価格109,800円125,800円
販売サイトAmazon
楽天市場
Amazon
楽天市場
メーカー公称値より

メモリ、ストレージ、スピーカーが強化されています。

ただメモリが増えたとしても、おそらくAndroidデバイスとしては低スペックになってしまいそうです。PCやゲーム機のモニター、あるいは動画視聴デバイスとして使うのがよいでしょう。

KTC「MegaPad」のデメリット

KTC「MegaPad」のデメリット
  • スピーカーが背面なので音がちょっと遠いかも
  • リモコン操作がちょっと難しい
  • 32インチ画面についた指紋を拭き取るのはちょっと手間
  • カラーは白だけ

スピーカーが背面なので音がちょっと遠いかも

スピーカーが背面にあるので、後ろに空間があると音が逃げる印象がありますね。

壁側に置くと、音が壁に反射していい感じに聞こえます。

KTCのMegaPad A32Q7Sの背面スピーカー

どうしても音が遠ければ、Bluetoothでイヤホン・ヘッドホン・スピーカーを接続しても良さそうです。

個人的に音質は良いと感じます。別途スピーカーを用意しなくても、音質面では内蔵スピーカーで十分だと感じました。映画やアニメのセリフなんかも聞き取りやすいです。

リモコン操作がちょっと難しい

リモコンが付属しています。

KTCのMegaPad A32Q7Sのリモコン

このリモコン、以下の操作はやりやすいのですが……

これは操作しやすい
  • スリープからの復帰
  • 音量調整
  • ミュート
  • ホーム画面に戻る
  • ひとつ前の画面に戻る

アプリの起動&操作は、リモコンからレーザーポインタのような感じで出てくるポインタを動かす必要があります。

このポインタ操作が激ムズです。狙ったところに動かすのが難しい。

KTCのMegaPad A32Q7Sのリモコン操作
空中でリモコンを動かしてポインタを操作するのですが、狙ったところにいかない

結局、アプリの起動と操作はタッチパネルでやっています。Amazonプライムビデオを起動して、見たい作品をスワイプで探してタッチで再生して……みたいな操作をしています。

32インチ画面についた指紋を拭き取るのはちょっと手間

タッチパネルで操作すると、当たり前ですが指紋がつきます。32インチもの大きな画面に指紋がつくと、拭き取るのがちょっと手間。

Bluetoothマウスを接続して使うこともできますが、そうするとマウスを置いて動かす場所が必要になるのがネックでしょうか。もしかすると空中マウス的な、置き場所が不要のポインティングデバイスと相性がいいかもしれません(付属リモコンよりも操作性が良ければいいのですが)。ちょっと空中マウスは持っていないので試せてはいません。

カラーは白だけ

KTCのMegaPad A32Q7Sのカラーラインナップ

カラーは白のみの1色展開です。スタンドもディスプレイまわりのベゼルも白。リビングに置くことを想定したカラー展開でしょうか。

部屋やインテリアを黒系で統一したい人にとっては、ちょっと残念かもしれません。

KTC「MegaPad」の組み立てについて

最後に、MegaPadの組み立てについて簡単に触れます。

KTCのMegaPad A32Q7Sの外箱

32インチなので、箱も大きいです。

重量もそこそこありますが、男性であれば1人で組み立てられると思います。

KTCのMegaPad A32Q7Sの梱包状態

支柱を台座に差し込み、台座の裏側からネジで固定します。

KTCのMegaPad A32Q7Sの支柱と台座を接続

ネジ止めの際、緩衝材を以下のようにうまく利用できるような工夫が施されています。このおかげでネジ止めしやすい。

KTCのMegaPad A32Q7Sの支柱と台座を接続

こちらは付属の電源アダプタとコード。

KTCのMegaPad A32Q7Sの電源アダプタ

リモコン用の単4電池が2本付属しているのもちょっと嬉しいところ。すぐに使い始められます。

KTCのMegaPad A32Q7Sのリモコン

KTC「MegaPad」は部屋のどこでも使える32インチ4Kモニター

KTCのMegaPad A32Q7S

キャスターで移動できて、バッテリー駆動もできる32インチ4Kモニター。中身はAndroidタブレット。

デスク脇に置けばPCの2画面目、ソファの前に持っていけば動画視聴用の大画面、縦にすればデジタルサイネージ、カメラをONにすればWeb通話・会議も可能。1台でさまざまな使い方ができるのが便利です。

一方で、Androidタブレットとしての性能はエントリークラス。単体で重いゲームや写真・動画編集をするのは厳しいので、「PCやゲーム機をつなぐ大画面」+「動画アプリを見るためのタブレット」と割り切って使うのが、ちょうどいいと思います。

こんな人におすすめ
  • ワンルーム暮らしで、テレビとPCモニターを1台にまとめたい人
  • ソファやベッドで、大画面で映画やアニメを見たい人
  • 普段は使わないけど、たまに2画面目が欲しくなる人
  • 部屋のレイアウトをよく変える、モニターを固定したくない人
  • 白やナチュラル系でインテリアをまとめている人
こんな人には向かないかも
  • FPSやアクションゲームを高リフレッシュレートで遊びたい人(60Hzまで)
  • MegaPad単体で写真・動画編集などの重い作業をしたい人
  • インテリアを黒系で統一している人(カラーは白のみ)

32インチの大画面を部屋のどこにでも持っていける、ちょっと変わった立ち位置のモニター。気になった方はチェックしてみてください。

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