個人的にはMacをメインに据えたデスクを壁向きに設置していますが……
この記事は、部屋にデスクを置いて在宅ワーク環境を整えようと思っている人向けの内容です。
家で作業するにあたって、デスク配置は重要。壁向きか窓向き、もしくはL字デスク、社長室のようなデスク配置で迷うのでは?
- 壁向きデスク
- 窓向きデスク
- L字デスク
- 社長室のような中央配置のデスク
在宅ワークを約3年ちょっと続けた経験から、それぞれのデスク配置における実用面でのメリット・デメリットをまとめました(風水・運気などはまったくわからないので触れていません!)
在宅ワーク環境を整えるときの参考になれば。
個人的なデスク配置は「壁向き&窓向き」のハイブリッド
最初にチラッとだけ僕のデスク配置を紹介します。
- メインデスクを壁向きに配置
- サブデスク(折りたたみデスク)を窓向きに配置

この2つを置いてL字デスクのような作業環境にしています。

実際に「壁向きデスク」と「窓向きデスク」、そしてそれらを組み合わせて「L字デスク」的な使い方をしているので、それぞれのメリット・デメリットをお伝えできるかと。
加えて、僕は使ったことないですが「社長室のような中央配置のデスク(アイランド型デスクなどと呼ばれる)」もデスク配置を考えるときの候補かと思います。
この記事では、以下4つのデスク配置についてのメリット・デメリットをまとめました。
- 壁向きデスク
- 窓向きデスク
- L字デスク
- 社長室のような中央配置のデスク
順番に記載します。
壁向きデスクのメリット・デメリット

良いところ
- 間取り・広さ関係なく設置しやすい
- 部屋を圧迫しない
- 壁に棚・付箋などを設置できる利便性
気になるところ
- 目の前が壁なので閉塞感があるかも
- 背後が気になって集中できないかも
「壁向きデスク」はどんな間取り・広さの部屋でも設置しやすい、オーソドックスなレイアウトでしょう。ほかの家具(棚・ベッド・テレビ等)の配置を考えると、デスクは壁向きに落ち着くことが多いのが実情。
基本的に大きなデメリットはないと感じます。迷ったら壁向きで良さそうですね。

強いて気になるところがあるとすれば……、目の前が壁なので閉塞感はやや感じます。長時間作業していると、少し息が詰まってくるような感覚でしょうか。個人差があると思いますが、何となく開放感が欲しくなるというか、外に飛び出したくなるというか……そんな感覚が少しあります。
また壁向きデスクは、自分の後ろに広い空間がある状態になりますよね。すると人間は背後が気になり、集中力が下がるそうです。確かにそんな感覚(僕は霊感ないけど)を感じると集中力を削がれますし、実際に人がいると気になるのはよくわかります。最後に紹介する「社長室風デスク」のように、背後に壁がある配置のほうが集中はアップするとか。
とはいえ、個人的には背後が気になったことはほぼないですけどね……。もし本当に集中力を重視するなら、背後が壁のレイアウトにしてみるのもアリかもしれません。
窓向きデスクのメリット・デメリット

良いところ
- 外の景色が見えると気分転換になる
気になるところ
- 窓の外の景色次第
- 太陽の光がまぶしい
- 背後が気になって集中できないかも
眺めの良い部屋であれば、窓向きデスクはおすすめ。PCから顔を上げてふと窓の外を見ると、外の景色が広がっている環境、めっちゃ気持ちいい! 幸いにも今住んでいる部屋はわりと眺めがいいため、作業の合間の良いリフレッシュになります。カフェのテラス席・窓際の席にいるような感覚に近いかも。
一方で眺めが悪ければ、窓向きデスクにする意味はあまりないでしょう。隣の家の外壁とか見ても仕方ないですからね……。
ただし晴れていると逆光の状態になり、太陽の光がめちゃくちゃまぶしいです。PC画面は最大まで明るくする必要がありますね。外部モニターの明るさ調整も必要でしょう。あとノートPCならバッテリーの消費が早くなります。
また壁向きデスクと同じように、背後が気になるかもしれません。
L字デスクのメリット・デメリット

良いところ
- 作業スペースが広く、作業効率が上がる
- 机の端から端まで手が届く
- 2つ以上の作業が可能。マルチタスクしやすい
- カッコいい
気になるところ
- 部屋の広さが必要(場所を取る)
- ほかの家具の配置の自由度が下がるかも
- 背後が気になって集中できないかも
「L字デスク」は作業スペースが広い。必要なものをデスク上に置きっぱなしにできるので、作業効率が上がるかもしれません。
幅180cmみたいな横長の1枚板ではなく「L字」なので、イスを少し動かせば端から端まで手が届くのもメリット(手の長さによるけど)。
また正面と左側のスペースで、作業内容を分けることも可能。例えば正面のスペースではPC作業(仕事)、左側のスペースではアナログ作業(絵描きなどの趣味など)と使い分ければ、どちらの作業も捗るかも。
ただし作業スペースが広いぶん、場所を取ります。L字型に置ける部屋の広さが必要でしょう。
社長室のようなアイランド型デスクのメリット・デメリット

Photo by Med Badr Chemmaoui on Unsplash
良いところ
- 背後に壁がある安心感
- 部屋の入口からPCの画面が見えない
- Web会議の背景を気にしなくて済みそう
気になるところ
- 部屋の広さが必要(場所を取る)
- ほかの家具の配置の自由度が下がるかも
このレイアウトは実際に試したことがないので、あくまで巷で言われていることを想像で書くだけになってしまいますが……。
いわゆる社長室みたいなレイアウトのメリットは、背後に壁があるので安心感があるところでしょうか。これは想像に難くないと思います。例えば学生時代を思い出してみてください。教室の一番うしろの席って、何となく安心感を覚えませんでしたか? あの感覚が常にあるのが、このデスクレイアウト。
部屋の入口(ドア)から、PC画面が見えないのもメリットでしょう。プライバシーを守れます。変なWebページを見ていてもバレないね!
またWeb会議のとき、背後が壁だと背景を気にしなくて済むかも? まぁバーチャル背景使えばいいだけですどね。
個人的にはわりと憧れがあるレイアウトなのですが、残念ながら他の家具との兼ね合いで実現が難しいです。一度は試してみたいレイアウトですね(実現できる部屋に引っ越したい)。
壁向き & 窓向きのいいとこ取りデスクもオススメ
以上、4つのデスク配置のメリット・デメリットを踏まえて、僕は「壁向き・窓向き・L字デスク」のいいとこ取りをしてみました。
FlexiSpotの電動昇降デスクと無印良品の「パイン材テーブル・折りたたみ式」をL字デスクのように隣同士に置いているだけ。間取り次第ですが、わりと構築しやすいのでは?と思っています。1つは折りたたみデスクなので、邪魔なときはコンパクトに収納可能。

メインデスク(天板幅140cm)には、27インチ4Kモニターを設置。大きな天板と大きなモニターの組み合わせは、調べ物やミーティング、インプット、写真&動画編集など、さまざまな作業で重宝します。
一方で文章を書くときなどは、13インチMacBook Airのコンパクトな画面で、シングルタスクを意識するほうが集中できることも。すでに書いたように、窓向きデスクは外の景色で気分転換できる効能が思っている以上に大きく、合間合間にリフレッシュすることで作業が捗ったりします。


このように作業内容や気分によってデスクを使い分けています。まぁ本当は気分とか関係なく一定のモチベーションを保って淡々と作業する人が強いのかもしれませんが……、僕は意思の弱い人間ですので……デスク環境を工夫することで何とか集中力を保とうとしています。
どちらにせよ背後に空間がある状態なので、気が散ってしまうかな?と思いましたが、個人的には気になりませんでした。こればっかりは人によりますが、背後が気になって集中力がそがれることってあまりないような気も……?
いいデスク配置で、いい作業環境を!

- 壁向きデスク
- 窓向きデスク
- L字デスク
- 社長室のような中央配置のデスク
最後に、この記事で紹介したで3つのデスク配置のメリット・デメリットを再度まとめました。
■「壁向きデスク」のメリット・デメリット
■「窓向きデスク」のメリット・デメリット
■「L字デスク」のメリット・デメリット
■「社長室のような中央配置のデスク」のメリット・デメリット
部屋の間取りと自分にあったデスク配置で、いいデスク環境を!
関連:Flexispot電動昇降デスクの選び方をまとめました

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