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AirPods Pro 3 レビュー:初代から買い替えたので比較、違いを解説

2019年10月に初代AirPods Proを購入してから早6年。AirPods Pro 2を見送って、2025年10月ついにAirPods Pro 3に買い替えました。満を持して。満を持すぎたかもしれません。
6年経った初代AirPods Proからの進化はさすがにすごい。買い替えて良かったです。個人的には、特にノイズキャンセリングが明らかに強くなったのが最高。
僕と同じように、初代から買い替えようか迷っている人の参考になれば嬉しいです。
この記事では「スペック比較」と「両方使った個人的な感想(こちらがメイン)」について書きます。
初代AirPods ProとAirPods Pro 3のスペック比較

6年も経てばいろいろ進化していますが、特に注目する進化ポイントを勝手にピックアップすると以下かと思います。
- イヤホン単体の連続再生時間が倍近くまで伸びた
- ワークアウト用の心拍数センサーが搭載
- イヤホン単体での音量調整が可能に
- イヤーチップが3→5サイズに
- ライブ翻訳(ベータ)が搭載
- 適応型モードが搭載
- 会話感知が搭載
- MagSafeで充電可能に
- USB-Cで充電可能に
とりあえず、スペック比較表も置いておきます。
| 項目 | 初代 AirPods Pro | AirPods Pro 3 |
|---|---|---|
| 発売年 | 2019年10月 | 2025年9月 |
| チップ | H1チップ | H2チップ |
| Bluetooth | 5.0 | 5.3 |
| 防塵・耐汗耐水 | IPX4(イヤホン本体) ケースは非対応 | IP57(イヤホン本体・ケース含む) |
| センサー | – | 心拍センサー(ワークアウト用) |
| オーディオテクノロジー | ・アクティブノイズキャンセリング ・外部音取り込みモード ・アダプティブイコライゼーション ・均圧のための通気システム ・専用の高偏位Appleドライバ ・専用のハイダイナミックレンジアンプ ・ダイナミックヘッドトラッキングを持った空間オーディオ | ・アクティブノイズキャンセリング ・適応型オーディオ ・外部音取り込みモード ・会話感知 ・声を分離 ・パーソナライズされた音量 ・パーソナライズされた空間オーディオとダイナミックヘッドトラッキング ・アダプティブイコライゼーション ・スタジオ品質のオーディオ録音 ・均圧のための通気システム |
| その他機能 | – | ・適応型モード ・ライブ翻訳 ・会話感知 ・イヤホン単体での音量調整 |
| イヤーチップ | シリコン 3サイズ(S/M/L) | シリコン 5サイズ(XXS/XS/S/M/L) |
| 連続再生 (イヤホン本体) | ・ノイキャンON:最大4.5時間 ・ノイキャン&外音オフ:最大5時間 | ・ノイキャンON:最大8時間 ・ワークアウト用心拍数センサー使用時:最大6.5時間 ・外音+ヒアリング補助:最大10時間 |
| 総再生 (ケース併用) | 24時間以上 | 最大24時間 (ノイキャンONで) |
| 充電 | ・Qiワイヤレス ・Lightning | ・MagSafe ・Apple Watch 充電器 ・Qiワイヤレス ・USB-C |
| 同梱物 | ・イヤホン本体 ・ワイヤレス充電ケース ・イヤーチップ(3サイズ) ・Lightning–USB-Cケーブル ・書類 | ・イヤホン本体 ・スピーカー&ストラップループ付MagSafe充電ケース(USB-C) ・イヤーチップ(5サイズ) ・書類 ※USB-Cケーブルは別売 |
| イヤホンの サイズ・重量 | 高さ:30.9mm 幅:21.8mm 厚さ:24.0mm 重さ:5.4g | 高さ:30.9mm 幅:19.2mm 厚さ:27.0mm 重量:5.55g |
| ケースの サイズ・重量 | 高さ:45.2mm 幅:60.6mm 厚さ:21.7mm 重量:45.6g | 高さ:47.2mm 幅:62.2mm 厚さ:21.8mm 重量:43.99g |
| Apple技術仕様 | AirPods Pro 1 ワイヤレス充電ケース付き – 技術仕様 | AirPods Pro 3 – 技術仕様 |
| 発売時の価格 | 27,800円 | 39,800円 |
| 購入 | ・Amazon ・楽天市場 ・Yahoo!ショッピング ・Apple Store(販売終了) | ・Amazon ・楽天市場 ・Yahoo!ショッピング ・Apple Store |
初代AirPods ProとAirPods Pro 3の個人的感覚による比較・違い

ここからは初代AirPods ProとAirPods Pro 3について、個人的な感覚で違いをまとめます。
- 違い①:ノイズキャンセリングが明らかに強くなった
- 違い②:音質は「高音域・低音・解像度」が良くなった、と思う
- 違い③:外音取り込みは相変わらず良すぎて差がわからない
- 違い④:装着感が良くも悪くも変わった
- 違い⑤:イヤホン単体で音量調整ができるようになった
- 違い⑥:ワイヤレス充電時に音が鳴るようになった
- 違い⑦:充電完了でiPhoneに通知が来る
- 違い⑧:ついにUSB-Cケーブルで充電できる!
- 違い⑨:ケースがほんの少し大きくなった
- 違い⑩:ストラップホールがついた
- 違い⑪:ライブ翻訳が搭載された
- 違い⑫:価格は上がりすぎてちゅうちょした
「そんなのAirPods Pro 2でとっくに搭載されていたよ」という機能も混ざっていますが、初代からの買い替えでテンションが上がっているので、よろしければお付き合いください。
違い①:ノイズキャンセリングが明らかに強くなった
ノイキャンが明らかに強くなりました。耳が素人の僕でもわかります。

Apple公式サイトによると、AirPods Pro 3のノイズキャンセリングは、AirPods Pro 2と比較して2倍、初代AirPods Proと比較するとなんと4倍になっているとのこと。まぁこれはAppleお得意の何倍アピールなので鵜呑みにしていいのかちょっと疑問ですが、体感でも確かに強力になっています。
在宅ワークで集中したくてよくノイキャンを使うのですが、「エアコンの動作音・洗濯物を部屋干ししているときの衣類乾燥機の音・サーキュレーターの音・家の前を通る車の音」などが、明らかに軽減されました。ちなみにノイキャンをONにして作業用BGMのようなボーカルがない曲を聴くか、もしくは無音で使っていることが個人的には多いです(無音が一番集中できる気がするので……)。
外出先でも「電車内の音・カフェなどの店内BGM」などが、初代と比べると明らかに軽減されます。AirPods Pro 3でも完全に遮断できるわけではありません。初代に比べると大幅に軽減できるようになった、という感じです。
またノイキャンをONにしながら外を歩くと、車が近づいてくる音もかなりかき消してしまいます。ちゃんと周囲を見ながら歩かないと、後ろから近づいてくる車に気づきづらくなるかもしれません。
違い②:音質は「高音域・低音・解像度」が良くなった、と思う

音質に関しては僕の耳が素人すぎて申し訳ないのですが、どこがどう変わったのか、詳しく説明しきれません。
なんとなくですが
- 低音が強くなった
- 解像度が上がった
- 高音域(ボーカルとか?)が抜けるようで伸びが良い
ような気がします。ような気がします、としか言えないぐらい、音質を聴き分ける耳に自信がありません。
個人的には初代AirPods Proでも、音質に特に不満はありませんでした。AirPods Pro 3もいい意味で相変わらずクセのない音質だと思います。
違い③:外音取り込みは相変わらず良すぎて差がわからない

外音取り込みは相変わらずナチュラルすぎて、何が進化したのか何が変わったのか、耳が素人の僕ではわかりません。初代に引き続きAirPods Pro 3の外音取り込みもすごく良いです。
音取り込みモードをONにしてランニングしても、風切り音が全然気にならないのも良いところ。
もう進化する余地がないぐらい、初代の頃から完成されていたような気がします。何も文句なく素晴らしいです。
違い④:装着感が良くも悪くも変わった
AirPods Pro 3になってイヤホンの形が変わりました。
それに伴って装着感も明らかに変わりましたが、それを良いと感じるか悪いと感じるかは人によって好みが分かれそうです。

右:AirPods Pro 3(イヤーチップM)
初代AirPods Proは、カナル型でありながらもわりと耳に添えるだけというか、耳の中まではあまり入って来なかった感覚があります。
AirPods Pro 3は、耳の中にグッと入り込んでくるような装着感になりました。よりカナル型らしくなり、耳の奥まで入ってくる感覚があります。
この装着感、個人的には初代AirPods Proのほうが好みです。なんかこう、AirPods Pro 3は耳に異物を突っ込むような装着感になったのが、個人的にはちょっとだけ違和感があります。とはいえ、嫌というほどではありません。ちょっと違和感がある、程度です。
ただ不思議なことに、長時間の装着感は相変わらずとても良いです。ずっとつけっぱなしでも耳が痛くなることはまったくありません。
耳に装着する瞬間は、耳の奥までグッと入ってくる違和感がちょっとだけあるものの、装着後はすぐに慣れてしまいます。
これはイヤーチップが変更された点も影響している気がします。AirPods Pro 3ではイヤーチップの内部にウレタン・フォーム材が使われているそうです。そのため装着する瞬間はちょっと異物感があるけど、装着後は耳の中でウレタンが広がって良いフィット感を得られているのかな?と思っています。
つける瞬間は若干の違和感があるものの、長時間の装着感は相変わらず良い、というのがAirPods Pro 3の装着感でした。
違い⑤:イヤホン単体で音量調整ができるようになった

便利! イヤホンの棒状の部分(うどんの部分?)で音量調整できるようになりました。
イヤホン単体での音量調整は、AirPods Pro 2から搭載された機能。
初代はできない仕様でした。そのためiPhoneかApple Watchで音量調整する必要があったのですが、やっぱりイヤホン単体で調整できると便利ですね。
違い⑥:ワイヤレス充電時に音が鳴るようになった

AirPods Pro 3をワイヤレス充電器(Qi)に置くと、「ピン」という音が鳴ります。
初代は音が鳴らない仕様でした(ケースにスピーカーが搭載されていないので鳴りようがない)。
そのため、ワイヤレス充電器に置いたとき「きちんと置けているか(=ちゃんと充電できているか)」をしっかり目で見て確認する必要があったのです。きちんと置けていれば、LEDが光るので判別できます。まれですが、ワイヤレス充電器から少しズレていたせいで充電できていなかった、ということがありました。
一方、AirPods Pro 3では「きちんと置けているか(=ちゃんと充電できているか)」を音で判別できます。これは気が利いていてありがたいです。
違い⑦:充電完了でiPhoneに通知が来る
AirPods Pro 3の充電が完了すると、iPhoneに通知が来るようになりました。

通知が来る条件は以下。
- AirPods Pro 2、AirPods 4、AirPods Pro 3であること
- iOS/iPadOS 26以降であること
地味ですが、これも初代AirPods Proでは利用できない機能。
通知OFFにもできますが、普通に気が利いている通知なのでONのままで使っています。
違い⑧:ついにUSB-Cケーブルで充電できる!

これでついに、僕が持っている全デバイスがUSB-Cケーブルで充電できるようになりました。記念すべき日です。
初代AirPods Proは、あの何でしたっけ、ライなんとかケーブル?とかいう、iPhoneだけだよという感じのケーブルが必要だったのですが、いや〜ついにライなんとかケーブルを一掃できる日がやってきました。旅行や帰省にUSB-Cケーブルだけ持っていけば済むのですね。夢のようです。
違い⑨:ケースがほんの少し大きくなった
初代よりもAirPods Pro 3のほうがケースがほんの少し大きいです。

右:AirPods Pro 3
たった数mm大きくなっただけですが、初代を6年も使っていれば、AirPods Pro 3を箱から出した瞬間に「あ、ちょっと大きくなった!」と気づくのがおもしろい。
大きくなったとはいえ、「デカい、邪魔」みたいな感覚は一切ありません。むしろ、イヤホンにしてはまだまだ小さい。数mm大きくなったけど、じゅうぶんすぎるほどコンパクト。
ちなみに、本体は少し大きくなりましたが、箱は小さくなりました。右がAirPods Pro 3の箱です。

右:AirPods Pro 3の箱
違い⑩:ストラップホールがついた

初代にはなかったストラップホールが、AirPods Pro 3にはありました。確かAirPods Pro 2から搭載されていたはず。まぁただ、正直なところ個人的には特に使わないと思います。
違い⑪:ライブ翻訳が搭載された
AirPods Pro 3の目玉機能。でも試す機会がまだない笑
違い⑫:価格は上がりすぎてちゅうちょした

2019年、初代AirPods Proを27,800円で購入しました。
当時もイヤホンにしては高いと思って買いましたが、今やAirPods Pro 3は39,800円ですよ。12,000円も値上がりしてしまった。
- AirPods Pro:27,800円
- AirPods Pro 2:39,800円
- AirPods Pro 3:39,800円
※各製品にAppleプレスリリースへのリンクを貼っています。発売時の価格が記載されています。
正直、AirPods Pro 3を買うかどうか悩みました。高いから。それに初代AirPods Proに性能・機能的にはそこまで大きな不満もなかったので。
ただ、バッテリーが無視できないぐらいヘタってきたこと、イヤーチップが消耗しすぎて耳に合わないLサイズしか手元にないことなどを考えると、もうさすがに買い替え時かなと思いました。
デジタル機器の経年劣化には抗えない。6年使ったらもう十分すぎると思います。
同じように初代AirPods Proを使い続けている人は、AirPods Pro 3は後悔しない買い替えになるはず。2世代分の進化が明確に感じ取れて楽しい! 特にノイズキャンセリングを重視している人は、明らかに強力になったノイキャンに歓喜乱舞することでしょう。
AirPods Pro 3はどこで買うのがお得か
Apple Storeで購入する人が多い気がしますが、ほかの入手経路に目を向けてみるのも悪くないかもです。
僕は楽天モバイル公式 楽天市場店で購入しました。
- 楽天モバイル公式 楽天市場店
- 楽天リーベイツ経由でApple Store
- Amazonセール
- ヨドバシカメラ:39,800円から5%還元(1,990ゴールドポイント還元)
楽天モバイルユーザーということもあり、楽天ポイント9倍の3,286ポイントがつきました。実質36,514円で購入できたことになります。

当然ですが、iPhoneやiPadと違いAirPods Pro 3にはセルラーという概念がないので、楽天モバイル回線を契約する必要も、契約させられる心配もありません。いたって普通のAirPods Pro 3を楽天ポイント還元を受けながら購入できる、ただそれだけ。
楽天モバイル公式 楽天市場店で購入するデメリットがあるとすれば、以下でしょうか。
- 保証
- 返品の有無と期間
- 刻印の追加
- その他特典
「Apple Store」と「楽天モバイル公式 楽天市場店」での購入を比較すると、以下のような感じ。
| 購入先 | Apple Store | 楽天モバイル公式 楽天市場店 |
|---|---|---|
| 保証 | 購入から1年 | 購入から1年 |
| AppleCare+の加入 | 加入可能 | 加入可能 |
| 返品の有無と期間 | 購入後14日以内ならお客様都合も返品可能 ※製品に損傷がない等の条件あり | 基本的に返品不可 |
| 刻印の追加 | 可 | 不可 |
| その他特典 | 購入のタイミングによっては、Apple Music3か月間無料などがついてくることがある | 特になし |
「返品の有無と期間」がもっとも大きな違いでしょうか。Apple Storeは14日以内であれば、商品に問題がなくてもお客様都合で返品可能。要するに、気に入らなければ返品できるのが結構すごいです。まぁ個人的にはAirPods Pro 3を自分の都合で返品する可能性はほぼゼロでしたけど。
また、刻印を入れられるのはApple Storeだけ。
延長保証のAppleCare+には、どちらで購入しても加入できます。
通常の1年間保証については、「楽天モバイル公式 楽天市場店」が微妙に不利かも。AirPods Pro 3の商品ページに以下の注意書きがありました。
当店で取り扱いのApple製品は国内正規品ですが、 本来ご購入日から開始されるべき保証期間が既に開始されている可能性があります。
楽天モバイル公式 楽天市場店
楽天モバイル公式 楽天市場店を経由することで、AirPods Pro 3が手元に届いたときにはすでに保証期間が始まってしまっている可能性があるよ、と。
ちなみに僕の場合は、2025年10月18日に到着して、保証期間は2026年10月19日までになっていました。まったく問題ない保証期間です。

こちらは3,286ポイントの内訳です。楽天モバイルユーザーの影響が大きいですね。

まとめ:初代AirPods Proから3への買い替えは正解だった

さすがに初代からAirPods Pro 3への買い替えはインパクトがありました。買い替えて良かったです。2世代分の進化を十分に体感できました。ほんとうにノイズキャンセリングが強くなったのが嬉しすぎる。
価格が上がった分、購入前は少しためらいましたが、実際に使ってみると「もっと早く買い替えてもよかった」と思える仕上がりでした。
初代AirPods Proがそろそろ寿命に感じてきた方や、買い替えを迷っている方には、非常におすすめできます。





