MacユーザーがKeychron B1 Pro(JIS)を使うときに知っておきたいこと。記号入力やショートカットなど

記事内に広告を掲載している場合があります。
MacユーザーがKeychron B1 Proを使うときに知っておきたいこと。記号入力やショートカットなど
セール情報:2025/09/12 更新

Keychron B1 Proを買おうかな、と考えているMacユーザー向けの記事です。

MacBookやMagic Keyboardなどの「Mac純正キーボード」を使っている人が、「Keychron B1 Pro」に移行したときに不便なところ、便利なところをまとめました。

記号入力・ショートカットキー・キー配置など、純正Macキーボードとは異なるところがあります。

JIS配列かな印字なしのKeychron B1 Pro
JIS配列かな印字なしのKeychron B1 Proを購入

僕は普段、JIS配列のMacBookキーボードを使っています。そして今回、JIS配列かな印字なしのKeychron B1 Proを購入しました。

なので、基本的にJIS配列ユーザー向けの記事になります。

また最初に断っておきたいのですが……、事情があって僕はKeychron B1 Proを返品しました。「u」キーが入力漏れを起こす、という致命的な欠陥に悩まされまして。詳しくは以下の記事にまとめました。正直、個人的にはおすすめできるキーボードではないと感じています。

そんなわけで返品までの3週間ほど使ってみて、Mac純正キーボードとの比較をまとめました。

Contents
筆者情報(タップで開く)
アイコン

一生家で仕事したいです。気づいたら10年以上Macユーザー。

PC・デスクまわりをカッコいい書斎のようにしたい。

PCデスク周りはこちら

MacユーザーがKeychron B1 Proを「不便」だと思うところ

Keychron B1 Pro

Mac純正キーボードとKeychron B1 Pro(JIS)では、キー配列が違います。

そのキー配列の違いによって引き起こされる不便がこちら。

MacユーザーがKeychron B1 Proを「不便」だと思うところ
  • 記号入力がUS配列キーボード仕様になっている→直せる
  • Macの「デリート」ショートカットが使えない
  • 数字1キーの左にある「E/J」キーは邪魔

順番に説明します。

不便①:記号入力がUS配列キーボード仕様になっている→直せる

普段、JISキーボードを使っている人は要注意。

Keychron B1 Pro購入直後、なぜかキーボードの記号入力がUS配列仕様になっていました。めちゃくちゃ不便です。例えば以下のような感じ。

US配列キーボードでの記号入力
  • Shift + 数字キー 9(
  • Shift + 数字キー 0)
  • Shift + 数字キー 2@

一般的にJIS配列だと、「Shift + 数字キー8と9」で「()」が出ます。

しかし、なぜかUS配列仕様になっていて、Shift + 数字キー9と0で「()」が出るという具合。かなり使いづらいです。

Keychron B1 Pro

これはKeychron B1 Proではなく、Mac側の設定に原因がありました。

なぜか、最初の接続時の設定で、

キーボード設定アシスタントを再度起動し、「JIS」にチェックが入っていることをよく確認してください。問題なければ右下の「完了」をクリックします。

Macのキーボード設定アシスタント
Macキーボード設定アシスタントを起動する方法(クリックで開く)

これでUS配列仕様の記号入力が、JIS配列仕様になったはずです。

不便②:Macの「デリート」ショートカットが使えない

MacBookのキーボード

MacBookのキーボードにバックスペースキーはありますが、デリートキーはありません。

バックスペースとデリートの違い
  • バックスペース:カーソルの左側を削除
  • デリート:カーソルの右側を削除
バックスペースとデリートの違い

Macにデリートキー(カーソルの右側を削除)はありませんが、デリートのショートカットキーは用意されています。「Command + バックスペース」です。

Macのデリートショートカット

Command + バックスペース

Macのデリートのショートカット
Macのデリートのショートカット

このデリートのショートカットキー、みなさん使っていますか? 僕はものすごく頻繁に使います。もう体が覚えていて、何も考えず手クセで頻繁に使ってしまうレベルでよく使います。

しかし、Keychron B1 ProではMacのデリートショートカットキーが使えません。最初は打ち間違えまくりでした。

Keychron B1 Pro

Keychron B1 Proには、バックスペースキーの上に独立したデリートキーが用意されています。おそらく、Windowsのキーボード配列に寄せた仕様かと思います。

Macのデリートショートカット「Command + バックスペース」に慣れていると、この独立したデリートキーを押すのにちょっと慣れが必要ですね。

不便③:数字1キーの左にある「E/J」キーは邪魔

数字1キーの左横に「E/J」キーがあります。

Keychron B1 ProのE/Jキー

これはWindows用JISキーボードで見られる「半角/全角」キーです。Keychron B1 ProはWindows/Mac両対応なので、ここに「半角/全角」キーがあるのは仕方ないのことです。

ただMacには存在しないキーなので、邪魔に思うMacユーザーも多いかと。

邪魔だと思う人は、キーマップ変更ツールでここも数字の「1」キーにしてしまえば、タイプミスが減りそうです。

不便④:矢印の左右キーが大きい(三角形・山型ではない)

Keychron B1 Proの矢印キーは、左右がこのように普通のキーと同じ大きさです。

Keychron B1 Proの矢印キー

一方、MacBookの左右の矢印キーは、このように通常キーの半分のサイズになっています。

個人的には、MacBookのような矢印キーのサイズが好み。感触で打ち間違いが減りますからね。

MacBookのキーボードの矢印キー

不便⑤:ファンクションキーはもうちょっと小さくても良かったかも

Keychron B1 Proのファンクションキーは、通常キーと同じサイズです。

Keychron B1 Pro

一方、例えばM1 MacBook Airのファンクションキーは、通常キーの半分のサイズです。

この半分のサイズに慣れている人は、Keychron B1 Proのファンクションキーはちょっと打ちづらいかも。最初はタイプミスが増えるかもしれません。

MacBook AirのESCキー
M1 MacBook Airのファンクションキーのサイズ

まぁとはいえ、最近はMacBook Air も Pro も Magic Keyboard も、通常キーと同じサイズのファンクションキーが採用されていますけどね。

つまり、Keychron B1 Proのファンクションキーと同じサイズです。なので、不便だと感じる人は少ないようにも思います。あとファンクションキーのサイズも慣れの問題ではあります。使っていくうちに慣れる可能性が高いです。

最近のMacBookのファンクションキーのサイズ
最近のMacBookのファンクションキーのサイズ

MacユーザーがKeychron B1 Proを「便利」だと思うところ

Keychron B1 Proは、Mac純正キーボードにキー配列が近いので、便利なところも多いです。

「便利」だと思うところ
  • Macスリープから復帰時、Bluetoothの再接続が早い
  • 上部のファンクションキーが便利
  • 3台までのマルチペアリングに対応
  • かな印字なしモデルがある

便利①:Macスリープから復帰時、Bluetoothの再接続が早い

Macがスリープ状態のとき、Keychron B1 Proのいずれかのキーを叩くと、すぐにBluetoothが再接続し、Macがスリープから復帰します。挙動がスムーズで便利。

Keychron B1 ProはBluetoothの再接続が早い

中にはMacがスリープ状態に入ったあと、接続が電源が切断されてしまうキーボードもあるのですよね。

例えば、HHKBがまさにそれ。「HHKBを有線で接続する方法」でも書いたのですが、数十分ほど放置すると、MacとHHKBの接続が完全に切断されてしまいます。再接続するには、HHKBの電源ボタンを長押ししなければなりません。けっこうめんどくさいです。

なので、HHKBは有線接続で運用することにしました。有線接続であれば、常に接続された状態が保てます。Macがスリープ状態になっても、HHKBのどこかのキーを叩けば、一発でスリープ解除可能。

一方で、Keychron B1 Proはいずれかのキーを叩けば、自動的にBluetooth再接続が実行され、すぐにキーボードとして使えるようになります。なかなか気が利いた挙動です。

便利②:上部のファンクションキーが便利

Keychron B1 Proのファンクションキー
ファンクションキーで、MacBookの音量や画面の明るさ調整ができる

Keychron B1 Proのファンクションキーで、MacBookのさまざま設定を操作可能です。

Keychron B1 Proのファンクションキーでできること
  • MacBookの画面の明るさ調整
  • ミッションコントロール
  • Launchpad(アプリランチャー)
  • Spotlight検索

MacBookのファンクションキーと同じような感覚で使えるのはとても便利。

Keychron B1 Pro
ミッションコントロールやLaunchpadも起動できる

便利③:3台までのマルチペアリングに対応

Keychron B1 Proは、3台までのマルチペアリングに対応。

Keychron B1 Proはマルチペアリング対応

つまりApple製品で固めている人は、Mac・iPad・iPhoneの3台とペアリングして使えるということ。

Appleエコシステムにどっぷり浸かっている人ほど、3台のマルチペアリングは便利なはずです。

便利④:かな印字なしモデルがある

Keychron B1 Proは「かな印字なし」モデルが選べます。デザインが良い!

Keychron B1 Proの「かな印字なし」モデル

いや〜、かな印字がないだけでかっこよく見えますね。スッキリしていて良い。Macユーザーはこのようなシンプルな製品が好き説。

Mac純正キーボードでかな印字なしモデルが欲しかったら、US配列を選ぶしかありません。MacのJIS配列はかな印字なしに対応していません。かな印字なしのMacBookが欲しいがために、JISからUS配列に移行したい人もいるのではないでしょうか。

しかし、Keychron B1 ProならJIS配列でかな印字なしモデルが手に入る!とても魅力的です。

とはいえ、Keychron B1 Proはおすすめできない理由

Keychron B1 Proを返品する

Keychron B1 ProはMacのキーボードと親和性が高く、機能性もデザインも良いキーボードです。だがしかし!

冒頭でも説明したとおり、僕は購入したKeychron B1 Proの「u」キーの打ち漏れにものすごく悩まされました。

詳しくは以下の記事をご覧ください。正直、個人的にはキーボードにあるまじき致命的な欠陥だと感じています。打った文字が打てていないのです。これほどストレスなことないですね。

この「u」キー入力漏れ問題さえなければ、良いキーボードだと思います。本当に残念すぎます。なんで「u」キーの入力が漏れるような仕様?なのか……。

そんなわけで、Keychron B1 Proを検討している人は、この「u」キー入力漏れが自分にとって致命的な欠陥になるか否か、よく確認してから購入してください。

MacユーザーがKeychron B1 Proを使うときに知っておきたいこと。記号入力やショートカットなど

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

シェアはこちら!
  • URLをコピーしました!
Contents