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マンガ・雑誌・本はどう見える?「iPad mini」と「iPad Pro/Air」、iPhoneの見え方を比較

各iPadの書籍の見え方

iPadの用途として、「マンガ・雑誌・本などを読む」というのが挙げられます。

僕もiPadシリーズで読書するのが大好きです。これまで、10.5インチiPad Proで読書を楽しんできました。

これからは、8.3インチiPad mini(2021年9月発売の第6世代)に乗り換えて、引き続き読書を楽しむ予定です。ところでiPad miniのやや小さめの画面で、マンガ・雑誌・本ってどれくらいのサイズ感で表示されるの? ってところ、気になりませんか。

雑誌はちょっと読みづらいかも?など、表示サイズが気になる人が多そうだったので、この記事で「各iPadでの書籍の見え方、サイズ感」を比較してみました。

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一生家で仕事したいです。気づいたら10年以上Macユーザー。

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各iPadの見え方を比較してみる

iPhoneとiPadでの書籍の見え方の違い

本の見え方を比較するのは、以下の3デバイス。

サイズは大きい順に「10.5 / 8.3 / 5.8インチ」です。

3デバイスの本の見え方を比較
  • 10.5インチiPad Pro
  • 8.3インチiPad mini(第6世代)
  • 5.8インチiPhone XS

そして見え方を比較する書籍は、以下3種類。

キャプション
  • マンガ(少年&青年マンガ)
  • 雑誌
  • 本(文字がメインの実用書・小説など)

あとすみません、著作権的に本の中身は見せられない点だけ、何卒ご了承ください。

筆者の「目」について簡単に触れておきます

邪気眼でも写輪眼でも直死の魔眼でもなく、ごく一般的な視力の話!

見え方については、どうしても主観的な意見になってしまいます。なので、筆者の視力について簡単に触れておきます。今のところ、小さな文字も問題なく読めます。

筆者は30代。まだ老眼の気配はなく、小さな文字も問題なく読めます。近眼なので、裸眼でも近くのものはよく見えます。遠くのものはメガネをかけないと何も見えません。

いわゆる、一般的な近眼です。裸眼の視力は0.1ぐらい。パソコン中心のデスクワーク仕事が多いため、目の疲れは感じがち。

というわけで、各iPadで「マンガ・雑誌・本」の見え方を比較してみます。

各iPadで「少年マンガ」の見え方を比較する

「進撃の巨人」を例に、少年マンガの見え方をチェックしてみます。デバイスは左から、以下のようになっています。

  • 5.8インチiPhone XS
  • 8.3インチiPad mini
  • 10.5インチiPad Pro
iPhoneとiPadでの書籍の見え方の違い

少年マンガとiPhone

とりあえず最初は、紙の本とiPhoneのサイズ比較。これはイメージしやすい人が多いかと思います。

  • 左…紙の本
  • 右…5.8インチiPhone XS
少年マンガとiPhoneのサイズ比較

少年マンガの紙の本と「縦置きiPad mini」

紙の本と、8.3インチiPad miniの比較。これ、ほぼ同じサイズです。紙の本は見開きだと倍のサイズになるわけですが、それでもiPad miniで少年マンガはめちゃくちゃ読みやすい。

  • 左…紙の本
  • 右…8.3インチiPad mini
少年マンガとiPad miniのサイズ比較

紙の本とiPad miniを重ねてみました。

iPad miniのディスプレイサイズに、紙の本がぴったり収まるぐらいのサイズ感。

少年マンガとiPad miniのサイズ比較

真上から見ると、重ねているのがわかりづらいですね。

iPad miniのベゼル(黒いふち)の部分がはみ出している感じです。

少年マンガとiPad miniを重ねてサイズ比較

少年マンガに関しては、iPad miniのサイズ感が最高ですね。このように片手で軽々持てるのも嬉しい。

iPad miniで少年マンガを読む

中身なのでモザイクをかけますが……。

紙の本と、縦向きiPad miniは、ほぼ同じサイズと言えそうです。

少年マンガと縦向きiPad miniのサイズ比較

もちろん、紙の本は見開き2ページ分が表示されます。

縦向きiPad miniは、1ページ分しか表示されません。なのでページめくりの回数は少し多くなりますが、個人的にはそこまで気にならないですね。

少年マンガと縦向きiPad miniのサイズ比較

少年マンガと「横向きiPad mini」

iPad miniを横にしてみました。表示サイズを大きい順に並べると、以下のようになります。

  1. 紙の本
  2. 8.3インチiPad mini(横)
  3. 5.8インチiPhone

そう、縦向きiPhoneよりも、横向きiPad miniのほうが大きいんですよね。

普段iPhoneでマンガを読んでいる人なら、横向きiPad miniでも違和感なく読めると思います

少年マンガと横向きiPad miniとiPhoneの比較

こちらは中身なのでモザイクをかけましたが、なんとなく表示サイズが伝わるでしょうか……。

縦向きiPhoneよりも、横向きiPad miniのほうが広いです。そして横向きにすると、見開き2ページ分が表示されるのもメリット。

iPhoneと縦向きiPad miniで少年マンガの表示を比較

念のためにお伝えしておきたいのは、このiPhoneは「5.8インチiPhone XS」だということ。縦向きiPhone Maxシリーズなら、おそらく横向きiPad miniよりも表示サイズは広いでしょう。

iPhoneでなるべく大きな表示サイズでマンガを読みたいなら、iPhone Maxシリーズも選択肢に入るかもしれません。

少年マンガと「縦置きiPad Pro/Air」

最後に、紙の本と10.5インチiPad Proの比較。さすがにiPad Pro/Airは一回り以上大きいです。

  • 左…紙の本
  • 右…10.5インチiPad Pro
少年マンガとiPad Proのサイズ比較

紙の本とiPad Proを重ねて、サイズ比較。

少年マンガとiPad Proを重ねてサイズ比較

iPad Proも片手で持てますが……、やっぱりちょっと重い印象は拭えませんね。

iPad Proと少年マンガ

モザイクかけますが、中身の表示サイズはこんな感じ。

紙の本よりもiPad Proのほうが、格段に大きいですね。1ページ分が大迫力で表示されます。

少年マンガと縦置きiPad Proのサイズ比較

少年マンガと「横向きiPad Pro/Air」

10.5インチiPad Proを横向きにしてみました。

さすが、11インチ級iPad Pro/Airは、圧巻としか言えない表示サイズの広さ

紙の本とiPad ProとiPhoneのマンガのサイズ比較

紙の本のほうが少し大きいけど……、ほぼ同じ表示サイズと言ってもいいかもしれません。横向きiPad Proはデカイ!

少年マンガとiPad Proのサイズ比較

中身なのでモザイクをかけますが、サイズ感が伝わるでしょうか。

紙の本の見開きと、横向きiPad Pro。ほぼ同じ表示サイズです(厳密には紙の本が少しだけ大きい)。どちらも見開き2ページ分が表示されています。

紙の本にもっとも近い表示サイズで読めるのは、横向きiPad Pro/Airですね

紙の本の見開きと横向きiPad Proのサイズ比較

結局、少年マンガがもっとも快適に読めるiPadはどれ?

少年マンガを快適に読むなら、「11インチ級iPad Pro/Air」 と 「8.3インチiPad mini」のどちらを選ぶべきでしょうか。

11インチ級iPad Pro/Airがおすすめの人
  • 横向きにして、紙の本に近い表示サイズで読みたい人
  • 「見開きで1枚絵になるページ」もしっかり見たい人
8.3インチiPad miniがおすすめの人
  • iPad miniを片手で持ち、サクサク読み進めたい人
  • 外に気軽に持ち出したい人

けっこう一長一短だと思うので、あとは好みで決めることになりそうですね。

「見開きで1枚絵になるページ」って、マンガの見せ場ですよね。ここをしっかり見たい!という人は、画面が大きなiPad Pro/Airが良さそうです。

片手で軽々と持てて、リビングやソファでリラックスしながら、あるいは外出先のカフェで気楽にマンガが読みたい!という人は、iPad miniが良さそうです。個人的には、iPad miniのほうが好み。

iPad miniとiPad Proでマンガを表示
左…iPad mini
右…iPad Pro

各iPadで「青年マンガ」の見え方を比較する

青年をiPhoneとiPad mini、iPad Proで表示する

各iPadでの「青年マンガ」の見え方を記載します。

少年マンガよりも、紙の本のサイズがちょっと大きい「青年マンガ」。まぁ結論から言うと、各iPadでの見え方は少年マンガと大差ないですね。写真を見ながら、表示サイズのイメージを掴んでいただければ。

青年マンガとiPhone

念のためのサイズ比較。青年マンガの紙の本と、iPhoneの大きさの違いはこんな感じ。

青年マンガをiPhoneで表示する

青年マンガとiPad mini

紙の本と縦向きiPad mini、ほぼ同じサイズと言ってもいいでしょう(厳密には青年マンガのほうがちょっと大きいです)。

青年マンガとiPad miniの表示サイズ

青年マンガとiPad Pro

青年マンガとiPad Proのサイズ比較。やはり11インチ級iPad Pro/Airはデカイ。

少年マンガと同じように、iPad Proを横向きにすると、見開きの紙の本と同じぐらいのサイズ感になります(厳密には紙の本が少し大きい)。

青年マンガとiPad Proの表示サイズ

各iPadで「雑誌」の見え方を比較する

個人的に気になっていたのが「雑誌」の見え方。雑誌はマンガより紙面が大きいですからね。特に8.3インチiPad miniの絶妙な画面サイズで、快適に読めるのでしょうか。

雑誌をiPadで読むときの表示領域

結論から言うと、やはり11インチ級iPad Pro/Airのほうが快適なのは間違いないです。そもそも雑誌は紙面が大きいので、iPadのディスプレイも大きいほど読みやすいですね。

しかし、8.3インチiPad miniでは表示サイズが小さくて読めないかというと……、意外とそうでもないですメインの文章は、拡大しなくてもそのまま問題なく読めます。雑誌内によくある「商品写真の注釈みたいなすごい細かい文字」はさすがに拡大したほうが読みやすいのは確かですが、拡大しなくても一応は読める文字サイズですね。

雑誌とiPad Pro

まずは、雑誌と10,5インチiPad Proの比較。やはり雑誌は大きい……!

雑誌とiPad Proのサイズ比較

重ねると、これぐらいのサイズ差。

雑誌のほうが1.5倍ぐらい大きいイメージでしょうか?

雑誌とiPad Proを重ねてサイズ比較

著作権的に中身を見せられないのがもどかしいですが、11インチ級iPad Pro/Airであれば、快適に雑誌が読めると思います

個人的な話になりますが、「10.5インチiPad Pro + 楽天マガジン」の組み合わせを2年以上使い続けています。これまで雑誌を快適に読み続けることができました。

元となる紙の雑誌がこれほど大きいので、iPadのディスプレイは大きければ大きいほど見やすいでしょう。12.9インチiPad Proだと、さらに読みやすいと思います。ただし雑誌を快適に読むために、高価で重量もある12.9インチiPad Proを買うかどうかは、ちょっと迷うところかもしれませんが。

雑誌とiPad mini

次に、雑誌と8.3インチiPad miniの比較。

雑誌とiPad miniのサイズ比較

重ねると、これぐらいのサイズ差。

雑誌のほうが2倍以上、大きいイメージでしょうか?

雑誌とiPad miniを重ねてサイズ比較

こちらも著作権的に中身を見せられないのがもどかしいですが……。

8.3インチiPad miniでも問題なく読めます。例えばプレジデントや東洋経済、Forbesのような文章多めの雑誌も、文字を拡大せずに読めます。確かに字は小さいけど、読めます!(老眼だと厳しいかも)

いや〜iPad mini購入前は、文字小さすぎて読めなかったらどうしよう、と心配していたのですが……。これは嬉しい誤算というか、安心したというか(笑)。個人的には、iPad miniでも問題なく雑誌が読めますね。

雑誌を読むなら、どのiPadがいい?

もう少し深堀りすると、「雑誌の読み方」と「読む雑誌の種類」によって、おすすめのiPadは異なる印象です。

11インチ以上のiPad Pro/Airがオススメの人
  • 雑誌をすみずみまでしっかり読み込む人
  • 近くのものが見えづらい、視力にちょっと自信がない人
  • 文字が多めの雑誌を読む人(プレジデントとか東洋経済とか)
    ※文字多めの雑誌が読みやすいのは、やっぱり大きなiPad。
8.3インチiPad miniがオススメの人
  • 雑誌はパラパラと眺めて、気になったところだけ読む人
  • 小さな文字も読める、視力のいい人
  • 写真がメインの雑誌を読む人
    ※上述の通り、文字は小さいけど「文字多めの雑誌」も拡大なしで読めることがほとんど。

視力については人それぞれなので、断言するのは難しいですね。

僕は30代で、iPad miniの小さな文字も問題なく読めます。個人的には8.3インチiPad miniで雑誌を読んでいて、困ることはありませんでした

今回「10.5インチiPad Pro → 8.3インチiPad mini」に買い替えたのですが、雑誌が読みづらいと感じることはなく(確かに文字は小さい、だけどほとんどが拡大なしで読めるサイズ)、本当に安心しました。引き続き8.3インチiPad mini + 楽天マガジン」の組み合わせで、雑誌を読み続けます!

iPadで「文章メインの本」の見え方を比較

結論から言って、文章が主体の「実用書・小説」などは、どのデバイスで読んでも大差ないです

実用書や小説は、フォントサイズや行間などを自分好みに調整できますからね。電子書籍の良さです。Kindleでも楽天Koboでも調整可能。

フォントサイズや行間の幅を調整できる

個人的なオススメを挙げるとすれば、片手で軽々と持てる「iPad mini」のほうが読書しやすいと思います。カバンに入れてカフェで読書、なんてこともやりやすい。

文字メインの本においては、iPad Pro/Airの画面の大きさは特にアドバンテージにはなりません。一画面に文字をたくさん表示できるだけですからね。ページめくりの回数がちょっと減るぐらいでしょうか。

各iPadの「重さ」と「ディスプレイの解像度」

「デバイスの重さ」は、読書体験に大きく影響します。

デバイスの重さは無視できない。iPad Pro/Air、iPad mini、iPhoneの重さ

手で持って読むなら、デバイスの重さはけっこう重要な要素。各デバイスの重さはこんな感じです。

重さ
紙の本(少年マンガ)約137g
iPhone 13 mini140g
iPhone 13173g
iPhone 13 Pro203g
8.3インチiPad mini(現行モデル)293g
10.5インチiPad Pro469g
10.9インチiPad Air(現行モデル)458g
11インチiPad Pro(現行モデル)466g
12.9インチiPad Pro(現行モデル)682g

少年マンガの単行本とiPhone 13 miniが、同じぐらいの重さです。大きさが違うので、体感重量は違うかもしれませんが。

8.3インチiPad miniは、紙の本の2倍ぐらいの重さ。これぐらいなら、片手でも軽々と持ち続けられる重量かと思います。

11インチ級iPad Pro/Airは、紙の本の3倍ちょっとの重量があります。片手で長時間持ち続けると、地味に腕が疲れてきますね。

外に持ち出すかどうか、あるいは読書スタイル(ソファに寝転がりながら読むtec)などを考慮しながら、デバイスを選ぶのが良さそうです。

ディスプレイの「サイズ・解像度・ppi」の一覧

ディスプレイの「サイズとppi」の違いを表にしました。解像度やppiが気になるかもしれない、一部の人向けの表です(笑)。

サイズ(インチ)解像度(ピクセル)ppi
iPad Pro112,388 x 1,668264ppi
iPad Pro10.52,224 x 1,668264ppi
iPad Air10.92,360 x 1,640264ppi
iPad mini8.32,266 x 1,488326ppi
iPhone 13 Pro6.12,532 x 1,170460ppi
iPhone XS5.82,436 x 1,125458ppi

簡単に説明すると、ppiと「pixels per inch」のこと。1インチあたりのピクセル密度で、この数字が高いほど高精細です。

ただし、画面サイズが大きいほど「画面と目の距離が遠く」なります。よってiPad Proのようにppiが低めでも、画面と目の距離が離れると十分きれいに見えます。一方、iPhoneのように画面サイズが小さめだと「画面と目の距離が近く」なるので、高いppiが求められるというわけです。

まぁ簡単にまとめると、iPhoneもiPad Proも、どちらも非常に綺麗なディスプレイだということです。ほとんどの人は、ppiを気にせず購入してまったく問題ありません。

まとめ:書籍を読むなら「iPad mini」がバランスの良いデバイス

iPhoneとiPad miniとiPad Proで少年マンガを表示

最終的な結論として、マンガも雑誌も本も、書籍を読むならiPad miniが総合的にベターだと感じています。マンガの表示は違和感なし、雑誌の小さな文字もちゃんと読めます。軽いので圧倒的に持ち歩きやすく、いつでもどこでも読書できて嬉しい。iPad miniの読書体験、かなり良いです。特にこれといった不満もないですね。

ただし、見え方やサイズの感じ方は人それぞれ。あくまで一例として、参考になれば幸いです。



▼8.3インチiPad mini

▼10.9インチiPad Air

▼11インチiPad Pro


各iPadの書籍の見え方

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