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新Kindle Paperwhite(2018年モデル:第10世代)レビュー。何が変わり、何が変わらないのか

防水になって2018年に新登場した「Kindle Paperwhite」を購入。旧モデルよりもさらに良くなっていました。
とはいえ電子ペーパー端末という特性上、万人受けする端末ではないと思います。
なのでこの記事では「どんな人にKindle Paperwhiteが向いているのか」などを踏まえつつレビューしました。
旧モデルより進化した「Kindle Paperwhite(第10世代)」
私は2015年モデルを持っていたのですが、セールで安くなったタイミングで2018年モデルを購入。
左は2015年モデル(いわゆるマンガモデル32GB)、右が2018年モデル(8GBを購入)です。下部の”Kindle”のロゴが白色になりました。
※ちなみにKindle Paperwhiteは2015年モデルは第7世代で、2018年モデルは第10世代になるようです。

結論から言うと、非常に満足しています。
2018年モデルで大きく変わったのは以下。
- 画面のフラット化
- 本体サイズが小型化
- 内蔵LEDが4→5つに増えた
- 防水になった
順番に見ていきます。

まず画面がフラットになったことで、よりスムーズなページめくりが可能になった印象。
ベゼルとディスプレイ間にとっかかりがなくなったおかげで、ページめくりのスワイプ操作がしやすくなったように思います。
非常に分かりづらいと思いますが(汗)、手前が2015年モデル、奥が2018年モデル。写真の奥のほうは画面とベゼルがフラットになっているのがわかるでしょうか。

本体サイズは少しだけ小型化。もちろんディスプレイサイズは変わらず、本体だけが小さくなりました。ほんの少しの小型化ですが、それでもより無駄を省いたデザインになった印象。
ついでに背面が少し柔らかくてマットな質感。結構好き。
(左は2015年モデル、右が2018年モデル)

また内蔵LEDが4→5つに増えたそうで、そのぶん明るくなっているとのこと。ハッキリと違いが実感できるかは微妙だけど、なんとなく見やすいような気もする。
ちなみにKindle Paaperwhiteの明るさは24段階で調整可能。

画面(電子ペーパー)の触り心地はサラサラしており、ページめくりのスワイプも滑らかな指触り。
また指紋はかなり付きづらいです。スマホ等の液晶ディスプレイに比べれば断然付きづらい。

厚さは9.1mm。持ちやすいですね。

ついでにiPhone XSとのサイズ比較。
Kindle Paperwhiteは読書に手頃なサイズという印象。なんとなく大きさを把握してもらえれば。

ただし動作については変わらずで、レスポンスがスピーディになったということはありません。良くも悪くも電子ペーパー端末らしい、ややもっさりしたレスポンスです。
Kindle Paperwhiteのメリット/デメリットを簡単に
2018年モデル(第10世代)になっても、Kindle Paperwhite自体のメリットは当然ながら健在です。
電子ペーパー端末ならではのメリット
- 電子ペーパーは目に優しくて読みやすい
- 本体が薄くて軽い
- 指紋が付きづらい
- 電池持ちの良さ
- 比較的お手頃価格

まさに文字を読むために生まれてきた端末。目に優しく、長時間手に持っていても疲れず、指紋もなかなか付かない。電池は1週間以上は持ちますし(使用時間によるけど)、価格も比較的お手頃。僕も読書好きなほうなので、読書好きの人にはオススメできると思います。
ただし電子書籍より紙の本が好きという人は、素直に紙の本を買いましょう。僕もどちらかと言えば紙の本のほうが好きなので、ケースバイケースで買い分けています。セールでKindle本で買ってみたら素晴らしい本だったから紙の本で買い直す、なんてこともあります。Kindle本はセールで安く買えることがあるのも魅力ですね。
一方デメリットも無視できない
- スマホ等に比べて操作性が悪い
- カラー表示なし
- ペーパーをめくると白黒反転が起きる
- 書籍の一覧製が微妙

やはりスマホに比べると、操作性は悪いです。しかし文字を読むための端末なので、そこまでスピーディな操作性は必要ないとも言えそうです。実際に使ってみると、たしかに操作性は良くないけどあまり気にならない、と思うのですが…!
あとはカラー表示はなく、白黒のみです。なので漫画のカラーページはありません。あとはページめくりの際に白黒反転が起きるところで、好き嫌いが分かれるかもしれませんね…。
つまりKindle Paperwhiteに向いている人は
これらのメリット/デメリットを考慮すると、
小説・ビジネス書・実用書など「文字メイン」の人はKindle Paperwhiteで満足できそう。
マンガや雑誌など「絵がメイン」の本を読む人は、できればiPad・Fire HDなどカラー表示可能な大きめタブレットが良さそう。

Kindle Paperwhiteは万能な端末ではないので、ご自身の用途にあっているかどうかを確認しておきましょう。
おそらく漫画や雑誌を読む人が多いですよね…? であればiPadやFire HDのほうが良いかもしれませんよ。
旧モデルとの変更点・変更されてない点
ここからは2015年モデル(第7世代)と、2018年モデル(第10世代)を比較してみます。
基本的にはほとんど同じなのですが、微妙に変更されている点もチラホラ。
デザイン・本体サイズ・重さ(変わった)
すでに上記で触れましたが、サイズがやや小型化されました。小型化によって、さらに文庫本っぽいサイズ感になり、手に馴染むようになったと思います。
さら2018年モデル(第10世代)から画面とベゼルがフラットになりました。どうやら防水との兼ね合いでフラットになったようですね。
操作性(変わらず)
これも上記で触れましたが、操作性は変化なし。
今どきのスマホのキビキビしたページ遷移などの動作に比べると、違和感は拭えません。電子ペーパーならではの動作のもっさり感は相変わらず。
とはいえよく考えてみると、速読するならともかく、普通に読書するならばそこまでスピーディなページ遷移は求められていないのでは?
スマホと比べるともっさり感はありますが、しかしそれほど困ることはないように感じます。
防水になった(変わった)
2018年モデルは防水になりました。IP8等級で、深さ2mの真水に60分沈めても影響がないとのこと。
(参考:Amazon.co.jp: 防水性能)
つまりお風呂で使えます。iPadやFire HD端末には防水機能がないことを考えると、お風呂で読書したい人にはKindle Paperwhiteがぴったり

容量が少し増えた(変わった)
これまでのKindle Paperwhiteのラインナップは、以下の2種類でした。
- Kindle Paperwhite(4GB)
- Kindle Paperwhiteマンガモデル(32GB)
2018年11月に新型が発売されてからはマンガモデルが廃止され、
- Kindle Paperwhite(8GB/32GB)
の容量2種類から選べるようになりました。マンガモデルという名称が廃止されただけで32GBは健在。そして最低容量が4GB→8GBにアップしています。
4G接続に対応(変わった)
「Wi-Fi+無料4G」モデルを購入すれば、4G通信が利用できます。
しかもずっと無料で4G使えますからね。コミックなどの一部大容量ファイルは4Gでダウンロードできない場合がある、と注意書きがありますが、無料で4G通信できるのはすごい。
白色モデルがなくなった(残念だけど変わった)
ホワイト端末が好きな人には残念なお知らせ。
カラーは黒色一択になりました。これはちょっともったいないですよね。白色が好きな人いるでしょ……。なぜ白色を出さないんだ……。
相変わらずページめくりで白黒反転する(変わらず)
これは電子ペーパーの特性上、仕方ないことなのですけどね……。
ページをめくると、デフォルトの設定ではこのように白黒反転(画面リフレッシュ)します。動画を撮りました。
一応、この白黒反転をちょっとマシにする設定がありまます。
「すべての設定→読書オプション」へ進み、「ページ更新」をオフに。

これで、白黒反転が少しマシになります。設定後のページめくりを動画に撮ってみました。
白黒反転がちょっとマシになりましたね……。しかし白黒反転を完全にオフにすることはできません。これは電子ペーパーの性質上、どうしようもないことです。
Kindle Paperwhiteの白黒反転について詳しく知りたい人はこちら(同じ筆者(私)が運営しているブログです……こちらに詳しく書いたのでリンク貼ります!)
▶「Kindle Paperwhite」を使いやすくする設定はコレ! 白黒反転がちょっとマシになるよ
まとめ:自分の用途に合えば買い!
ページめくりの際の白黒反転を許容できるか否か、が購入に踏み切れるかどうかを決める気がします。
私はKindle Paperwhiteでは小説や実用書を読むため、白黒反転はあまり気になりません。
マンガと雑誌を読むときはiPadを使用。そうです、使い分けています。
小説や実用書など文字メインの本を読むなら、Kindle Paperwhiteは買いではないでしょうか。
セール時には1万円近くまで値下がりします。興味のある人は手にとってみては?
関連:おすすめカバーも
オートスリープ機能付きのカバーがあると、読書が捗ります。安いわりに革の質感も良さ気。
