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「SwitchBot カーテン」レビュー。朝日で起きる、カーテン自動開閉デバイス

SwitchBotカーテンのレビュー記事

朝日で起きる生活、最高。

スマートホームデバイスの1つ、「SwitchBot カーテン」を購入しました。カーテンを自動で開閉できるデバイスです。

スケジュール機能で「朝6時になったらカーテンを開ける」といった操作が可能。朝日で気持ちよく目覚める朝……かなり良いです。

すでに約10ヶ月ぐらいの使用歴。「両開きの有無」や「動作音」など、購入前に知っておきたいこともいくつかあるので、そのあたりについてまとめました。個人的にはいい買い物になりました。

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SwitchBot カーテンの見た目、付属品

SwitchBotカーテンの箱

付属品を簡単に紹介。

付属品
  • SwitchBot カーテン本体
  • USB-A to USB-Cケーブル(充電用)
  • フックセパレーター(カーテンレール着脱時に使用)
  • クリップ(本体1台でカーテンを両開きにするオプションパーツ)
  • 取扱説明書
SwitchBotカーテンの付属品一覧

こちらが「SwitchBot カーテン」本体。真っ白でコロッとした外観がかわいい。

プラスチック製ですが、良い質感です。思ったより小ぶりな印象。

SwitchBotカーテンの本体
SwitchBotカーテンの本体

SwitchBot カーテンで、カーテンを自動開閉

取り付け方はかんたん。カーテンレールにはめ込むだけ。10秒程度で取り付けられると思います(くわしい取り付け方は後述)。

SwitchBotカーテン装着時の様子

まずは動作から見てもらうのが早いですね。

2分半ぐらいの動画です。カーテンレールへの取り付け方・動いている様子・音などがわかります。

今回は「幅150cm × 高さ170cm、厚手の遮光カーテン」を、長さ約120cmのカーテンレールに取り付けました。全開(または全閉)に約14秒ぐらいかかっています。

つまり移動スピードは、秒速8.6センチメートルぐらいでしょうか。桜の花びらが落ちるよりちょっと早いぐらいです。初めて見たときは「おぉ!思ったよりキビキビ動くんだな!」という印象でした。

SwitchBot カーテンのセットアップ・着脱方法

スマホとBluetoothで接続

まず、スマホとBluetoothで接続します。ペアリングは専用アプリから。

SwitchBotカーテンと専用アプリ

取り付け方法

ペアリングできたら、次はカーテンレールに取り付け。早ければ10秒ぐらいで装着できます。

本体の先端にベアリングが付いているので……

SwitchBotカーテンのの取り付け方

このベアリングを、カーテンレールに差し込みます。スッと入ります。

カーテンレールに差し込む

その状態で90度回転させます。

90度回転させる

次に、本体の片割れのようなパーツがあるので……

SwitchBotカーテンの片割れのパーツ

これを同様の方法でカーテンレールに差し込み、本体に合わせると……

SwitchBotカーテンを合体

カチッとくっつきます。

取り付け完了

これで取り付け完了。

アプリ上でセットアップ

アプリ上でセットアップを行います。

主なセットアップ内容は、主に4つ。

主なセットアップ内容
  1. 開閉方向(左 or 右)
  2. 移動距離調整
  3. 開閉スケジュールを設定
  4. 高性能モード or 静音モード

① 開閉方向(左 or 右)

左開き・右開き、どちらにも対応しています。

開閉の向きを設定する

② 移動距離調整

カーテンの「移動距離調整」を設定します。

”全開”と”全閉”の位置を決める作業です。SwitchBot カーテンが動く範囲を決めるわけですね。

全開と全閉の位置を決める

アプリ上の矢印キーを押し、実際にSwitchBot カーテンを動かしながら、カーテンの”全開”と”全開”の位置を設定します。

SwitchBotカーテンの移動距離調整

③ 開閉スケジュールを設定

スケジュールも設定可能。

  • 何時に
  • 曜日と繰り返し設定
  • 何%まで開ける or 閉める

を設定できます。例えば僕は「毎日、朝6時にカーテンが全開(100%開く)になる」ように設定しました。

スケジュール設定

もしくは! 「SwitchBot リモートボタン」は光センサーを搭載していて、太陽光の明るさによって応じた開閉スケジュールを設定可能。

夏と冬の朝では明るくなる時間が違いますが、この光センサーを使えば「明るくなってきた時間帯にカーテンを開く」ということが可能になります。ただし現時点ではベータ版なので、確実に動作するとは言えません。

光センサー設定の画面

④ 高性能モード or 静音モード

高性能モード」と「静音モード」という、2つの設定が選べます。

2つのモード
  • 高性能モード…動作音は大きめ。移動速度は早め。パワーがあるモード。
  • 静音モード…動作音は小さい。移動速度は遅くなる。パワーが少なくなるため、カーテンレールによっては移動できない可能性がある。
高性能モードと静音モードについて

2つのモードがあるのですが……、基本的には高性能モードで使うことをオススメします

我が家では「幅150cm、高さ170cmのカーテン」をSwitchBotで動かしています。高性能モードだとスムーズに開閉できるのですが、静音モードではパワーが足りず途中で止まってしまいます。正直、あまり使えない印象。

確かに静音モードだと動作音は小さくなりますが、かといって静かというほどでもないです。どちらにせよ、多少の動作音はします。静音にともなって、パワーは弱くなり移動スピードも遅くなります。

アプリ上でも「高性能モード → 静音モード」に切り替えようとすると、「レールによって、カーテンが移動できない可能性もあります」という注意書きが表示されるぐらいです(上記スクショ参照)。「静音モード → 高性能モード」に切り替える際は、注意書きは何も表示されません。

静音モードでは止まってしまう可能性あり
静音モードにすると途中で止まる可能性あり

カーテン自体が軽量であれば(レースのカーテンなど)、静音モードでも開閉できるかな、とは思います。

遮光・目隠し目的の厚手のカーテンを動かすなら、「高性能モード」一択になりそうです。

取り外す方法

逆の手順で、取り外し可能。

ココの「爪」をテコの原理で押せば外せるのですが……、この「爪」がめちゃくちゃ硬い!

取り外しは硬い

そこで、付属の「フックセパレーター」を使います。

フックセパレーター

「フックセパレーター」を本体の爪に差し込み、テコの原理でこじ開けます。

フックセパレーターを使う

このフックセパレーター、失くしそうですよね……。マイナスドライバーでも代用できたので、紛失しても大丈夫です (笑)。

家のカーテンレールに装着できるのか?

家のカーテンレールに装着できるのか

SwitchBot カーテン購入前に、一番悩むのが「自宅のカーテンレールに装着できるか否か?」ではないでしょうか。僕はめちゃくちゃ悩みました。

SwitchBot公式によると、以下3タイプのカーテンレール対応しているとのこと。

対応カーテンレール
  • I型レール
  • ポールタイプ
  • U型レール(別称: 角型カーテンレール)

またカーテンレールのサイズ(幅・直径など)によっても対応の可否があるようなので、事前に計測しておくのが良さそうです。

対応カーテンレールについては、公式が詳しくまとめています。購入前に一読しておいて損はありません。

対応カーテンレールの種類とサイズの測り方をご紹介します! | SwitchBot公式サイト

ちなみに、我が家は築年数が経っている賃貸で、カーテンレール(U型レール)もかなり古いです。それでも一応、問題なく装着できて動作もしています。

SwitchBot カーテンを動かす方法

 「SwitchBot カーテン」を操作する方法は、以下の6つ。

操作方法
  1. スマホアプリから操作する
  2. カーテンを手で引っ張って動かす
  3. Alexaと接続して声で操作する
  4. 「SwitchBot リモートボタン」でワンクリックで動かす
  5. 「SwitchBot カーテン専用 ソーラーパネル」で操作する
  6. 「SwitchBot NFCタグ シール」で操作する

順番に説明します。

スマホアプリから操作する

専用スマホアプリ「SwitchBot(無料)」が用意されています。

SwitchBot専用アプリ

このアプリから、カーテンを開け閉め可能。

「40%まで開ける」といった微調整もできます。

カーテンを手で引っ張って動かす

「SwitchBot カーテン」には加速度センサーが搭載されています。

カーテンを手で少し引っ張ると、加速度センサーが動きを感知し、動かしたい方向にカーテンを開け閉めできます

カーテンを手で引っ張って動かす

ただし……手で引っ張ることで、セットアップの項目で説明した「移動距離調整」が少しズレてしまうことがあるんですよね……。

移動距離調整」では、カーテンの”全開”と”全閉”の位置を決めました。手で引っ張ると、この支点とも言うべき位置がややズレてしまいます。この画像のようなイメージ。

移動距離調整の位置がズレる
手で引っ張ると、

ズレてしまうと、「全開にしたいのに、あと少し全開にできていない」といった状態になります。

ズレてしまった移動距離調整」はアプリから修正できますが、正直めんどくさいですね……。そんなわけで、手で引っ張って開閉する操作、個人的にはあまりオススメしません。

Alexaと連携して「声」で操作する

Amazon Alexa(Amazon Echoシリーズ等)と連携すると、声でカーテンを開け閉めできます。

ただし、Alexaと連携するには別途「ハブ」が必要です。「SwitchBot カーテン」単体ではAlexaと連携できません。

ちなみに僕はAlexaと連携させずに約10ヶ月ほど使っていますが、今のところ不便は感じていません。続きで紹介する「SwitchBot リモートボタン」のほうが便利かも。

SwitchBotカーテンとAmazonアレクサの連携方法 | SwitchBot公式サイト

「SwitchBot リモートボタン」でワンクリックで動かす

なんだかんだ物理ボタンは便利でラク!笑

SwitchBot社から「リモートボタン」というアイテムが販売されています。ボタンが2つあるだけのシンプルな構造。開・閉を割り当てられます。

SwitchBotリモートボタン

とても小さいので、1つ持っていても邪魔になりません。個人的にはかなりオススメ。

「SwitchBot NFCタグ シール」で操作する

SwitchBot社から「NFCタグ シール」が販売されています。

NFCタグにスマホをかざすと、あらかじめ設定しておいた操作を実行できるというもの。

3枚入で1,000円ぐらいなので、コスパも良いです。

気になったところ(デメリット)

おおむね満足しているのですが、気になったところが1つだけありました。

レースカーテンも一緒に開いてしまうことがある

カーテンって、「厚手のカーテン」と「レースカーテン」の二重になっていることも多いですよね。

SwitchBotカーテンとレースのカーテン

「厚手のカーテン」だけ開けたいのに……、レースカーテンのひだに引っかかってしまい、一緒に開いてしまうことがありました

朝起きたらレースカーテンも開いていて外から丸見え、ということが何度かありました。幸いにも我が家は周辺に高い建物がないため、のぞかれる心配はありませんでしたが……。

もしかすると原因は、カーテンレールかもしれません。今住んでいる家は築年数が経っていてカーテンレールも古いので、厚手のカーテンとレースカーテンの距離が近かったりするのでしょうか? ちなみに2つのカーテンレール間の距離は約4.2cmです(カーテンレールの中央間を計測)。

レースカーテンも一緒に開いてしまうことがある」問題、原因は定かではなく、もしかしたら我が家だけの現象かもしれませんが、一応お伝えしておきます。ほんとうにカーテンレールって種類多すぎなんですよね……。

購入前に知っておきたいこと

4つほど!

  • 充電の「方法と頻度」。バッテリーはめっちゃ持つ
  • 1台で片開き。両開きするなら2台必要
  • 付属の「クリップ」を使うと、2枚のカーテンを1台で全開閉できる
  • 「音(動作音)」について

充電の「方法と頻度」。バッテリーはめっちゃ持つ

充電にはUSB-Cケーブルが必要。USB-A to USB-Cケーブルが1本付属しています。

また充電頻度は、公式によると1回のフル充電で最大8ヶ月持つとのこと。使用環境によりますが、体感としては半年に1回充電すればいいぐらい。バッテリー持ちは非常に良いと感じます

バッテリー持ちは良い

すでに約10ヶ月ほど使用中。個人的な使用頻度を振り返ってみると……

  • 朝・晩に開閉(2回)
  • 外出時にはカーテンを閉め、日中に帰宅したらまた開ける(2回)

多いときは1日で合計4回ぐらいカーテンを開け閉めします。それでもバッテリーは半年ぐらい持つ印象。

1台で片開き。両開きするなら2台必要

基本的に、「SwitchBot カーテン」1台で片開きが可能です。

両開きには2台必要

両開きしたければ2台必要です。ただし……↓

付属の「クリップ」を使うと、2枚のカーテンを1台で全開閉できる

付属の「クリップ」を使って2枚のカーテンの中央を挟むと、1枚のカーテンとして扱えます。

1枚のカーテンとして片開きにすれば、「SwitchBot カーテン」1台で全開閉が可能というわけ。そのぶん「SwitchBot カーテン」の移動距離は長くなりますけどね。

付属のクリップ
付属のクリップの使い方

「SwitchBot カーテン」1台で、約8kgのカーテンを開閉するパワーがあるそうです。1枚に束ねても動かせるパワーはあるのかなと。

「音(動作音)」について

動作音は、やや大きめ。「ウィィィィン!」というモーター音が鳴り響きます。

おそらく「思ってたより音デカイな!」となって、最初はびっくりする可能性大(笑)。

SwitchBotカーテンの動作音

朝、動作音で起床してしまうかについては、個人差がめちゃくちゃ大きいです。

一例として僕の場合は、最初の1週間ぐらいは動作音で起きてしまいました。朝からいきなり「ウィィィィン!」って鳴るので、初日なんかはビックリして飛び起きてしまいましたね

しかし、1週間を経過した頃にはすっかり慣れてしまい……、動作音では微動だにしなくなりました(笑)。自分の適応力がおそろしい。まぁもともと僕は震度3ぐらいの地震でも気付かずにぐっすり眠れるタイプなので……、就寝中の音や振動には鈍感なのだと思います。

この記事を書いている時点で、約10ヶ月ほど使っています。今では完全に慣れてしまい、動作音で起きることはありません。むしろ朝はスマホのアラームが必要なほどぐっすり眠っています(笑)。個人差があるため、あくまで一例でしかありませんが、慣れてしまえば動作音ぐらいでは起きなくなるかも。

SwitchBot カーテンで気持ちのいい朝を

SwitchBotカーテン

メリット・デメリットをまとめます。

  • カーテンの開閉をスケジュール化できる
  • カーテンの開閉をスマホで操作可能
  • カーテンの開閉をAlexaで操作可能
  • 手で引っ張ることでもカーテンを開閉可能
  • バッテリーがすごく持つ
  • USB Type-Cで充電可能

  • レースカーテンも一緒に開いてしまうことがある
  • 動作音は大きい
  • カーテンを両開きするなら2台必要

個人的には、とても面白い製品だと思います。

カーテンを自動的に開けてくれて、起きたときに朝日が差し込んでいるのは気持ちがいいですね。その日の天気も朝起きた瞬間にわかります。

対応カーテンレールを選ぶところと動作音がちょっと曲者ですが、おおむね満足しています。

▼動画でもどうぞ

【関連記事】照明も自動化してみては

SwitchBotカーテンのレビュー記事

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