「SwitchBot シーリングライト プロ」レビュー:オートメーション操作 & リモコン機能搭載の2in1スマートデバイス。セードの欠点だけが惜しい

記事内に広告を掲載している場合があります。
「SwitchBot シーリングライト プロ」のレビュー記事

Switchbotの「シーリングライト プロ(8畳・調光調色)」を購入しました。

スマートホームデバイスはいろいろありますが、よく考えたらシーリングライトのスマート化ってかなり便利なのでは?という期待を持って購入。

結論としては、非常に満足度が高いスマートデバイスでした。自動的に点灯・消灯するオートメーション & スケジュール機能が便利。そのうえ、テレビやエアコンを操作できる「ハブ(リモコン)」機能まで備えている2in1モデルなのもすごい。

ただし、壁のスイッチを常にONにしておく必要があったり、セードが固定できないなど、けっこう重要な問題点もあったので、購入前にご覧ください。

SwitchBot シーリングライトプロ
総合評価
( 3.5 )
メリット
  • シンプルでどんな部屋にも合うデザイン
  • リモコン付き
  • 音声で操作可能
  • オートメーション&スケジュール機能が便利
  • ハブ機能まで搭載した2in1モデル
  • 調光調色に対応
デメリット
  • 壁のスイッチを常にONにしておく必要がある
  • 2.4GHz帯のWi-Fiが必要
  • セードが固定できないので設置する部屋を選ぶ
Contents
筆者情報(タップで開く)
アイコン

一生家で仕事したいです。気づいたら10年以上Macユーザー。

PC・デスクまわりをカッコいい書斎のようにしたい。

PCデスク周りはこちら

SwitchBot シーリングライトでできること

天井に取り付けた「SwitchBot シーリングライト プロ 8畳」。見た目はいたって普通です。シンプルで良いですね。
(取り付け方は後述)

8畳タイプ。調光調色に対応。

色は電球色〜昼白色の間でのみ調整できます。カラフルな色には変更できません。

明るさは、ちょうどいい印象です。

明るさ100%だと部屋全体がしっかり明るくなり、読書や書き物もしやすい。明るさ1%だとほんのり明るく、常夜灯だと、就寝時につけたままでも気にならないかなと思います(人によりますけどね。個人的に就寝時は真っ暗にしたい派)。

カバー(セードって言うんですね。知りませんでした!以下セードで統一します)を外すとこんな感じ。

以下、LEDの写真です。蓮コラほどではないと思いますが、集合体恐怖症の人にはもしかするとキツいかも……

蛍光灯のような円形を想像していましたが、中身はLEDライトが集まっている状態でした。

リモコンが付属。なんだかんだで物理リモコンがあるのは便利ですね。

もちろんスマートデバイスなので、音声アシスタント「アレクサ・Googleアシスタント・Apple Siri・LINE CLOVA等」やスマホアプリでも操作可能。あと壁のスイッチで簡単な操作ができるのも便利です。

スマート化したシーリングライトでできること

まず物理リモコンで可能な操作。

  • 点灯・消灯
  • ワンプッシュで全灯
  • ワンプッシュで常夜灯
  • 明るさ調整
  • 色調整
  • CH1とCH2の切り替え
    • 1つのリモコンで2つのシーリングライトを操作可能
  • ワンプッシュで「読書」モードに
  • ワンプッシュで「くつろぎ」モードに
  • ワンプッシュで「食事」モードに
  • 30分の切りタイマー
  • 60分の切りタイマー
  • メモリ設定
    • 3秒長押しで現在の明るさと色を記憶

次にスマホアプリでできること。

  • 点灯・消灯
  • 無段階の明るさ調整
    • 1〜100%
  • 無段階の色調整
    • 電球色〜昼白色
  • シーンごとの設定をワンタップで変更
    • 読書・くつろぎなどのシーン設定の変更
  • プリセットのオートメーション設定
    • おはようモード・おやすみモード・留守番モードなど
  • 任意のスケジュール設定
    • 6時半に点灯など

最後に音声操作でできること。スマートスピーカー「Echo Show 5」を利用しています。

  • 点灯・消灯
    • 例:シーリングライトをつけて、消して
  • 明るさ調整
    • 例:シーリングライトの明るさを70%にして
  • 色調整
    • 例:シーリングライトの色を電球色にして
    • 例:シーリングライトの色を昼白色にして

明るさはパーセンテージで細かく調整できます。しかし色はパーセンテージでは応答せず、電球色や昼白色でしか指定できませんでした。

音声よりもスマホアプリのほうが、さまざまな操作が可能です。

SwitchBot シーリングライトのメリット

シーリングライトをスマート化、個人的には以下のようなメリットを感じました。

  • 起床時間になると自動的に点灯
  • 就寝時間になると自動的に消灯
  • 夕方以降は暖色にできる
  • 音声操作が便利
  • シーリングライトが赤外線リモコンになる「ハブ機能を搭載」
  • 留守番モードが防犯に良さそう
  • 壁のスイッチでも操作可能

順番に記載します。

起床時間になると自動的に点灯

明るさによる目覚ましデバイス!

起床時間の30分前に点灯し、徐々に明るくなるオートメーション機能「おはようモード」がプリセットされています。

あるいは、起床時間になるといきなり明るさ100%になるスケジュール設定も可能。寝室に取り付ければ、まぶしくて嫌でも目が覚めるはず。

朝に効くスマートデバイスといえば、以前「Switchbot カーテン」のレビュー記事を掲載しました。

朝日でも目覚めるのもいいのですが、Switchbotカーテンは動作音がやや大きめ

音が気になる方は、シーリングライトを明るさ100%で点灯させるのもアリでは? いい目覚ましになります。もちろん、こちらは無音。

就寝時間になると自動的に消灯

寝るときは寝る!

例えば、23時に消灯というスケジュールを組んでけば、部屋が真っ暗になるので寝る時間だと気付けるはず……!

ついつい夜ふかししてしまいがちな人には、いい機能かも? (夜型の人はそれでもデスクライトとかをつけて起きてると思うけど汗)

夕方以降は暖色にできる

例えば19時になると自動的に暖色にする、といったスケジュール設定も可能。

暖色になったら仕事を切り上げて、自分の時間を過ごすといいかもしれません。ONとOFFの切り替えが難しい在宅ワークでも、メリハリを付けやすいのではないでしょうか。

音声操作が便利

仕事部屋にシーリングライトを取り付けました。

このようなブログを運営していると、ガジェットなどの写真を撮る機会が多いです。写真を撮るときは、明るさ(照明)がとても大事。

カメラを構えてファインダーを覗いたあとに、「あ、ちょっと暗いな!」って思うことが結構あるんですよね。そんなとき「アレクサ、シーリングライトつけて」と言うだけで明るくなるのは非常に便利。

またWeb会議をするときも、机に座ったまま声だけで照明を点灯できるのも便利

わざわざシーリングライトを点灯させるためにリモコンを探したり、壁のスイッチを押すために立ち上がらなくていいのはとてもラクです。

【すごい】シーリングライトが赤外線リモコンになる「ハブ機能を搭載」

これちょっとすごい。

これまでテレビやエアコンなど、赤外線リモコンで操作できる機器は「ハブ」と呼ばれるスマートデバイスに登録すれば操作可能でした。Switchbotも以下のようなハブを販売しています。

シーリングライトは、このハブ機能も備えています

つまりシーリングライトがリモコン化する、という意味。

シーリングライトに向けてリモコンの赤外線を飛ばすことで、リモコンを学習してくれます。

シーリングライト経由で、テレビとエアコンの簡単な操作が可能になりました

シーリングライトって天井にあるので、さまざまな機器に赤外線を飛ばしやすいんですよね。ハブを一体化させる工夫、めっちゃ良くないですか。

もちろん音声アシスタントにも対応。例えば「アレクサ、テレビつけて」と言えば、シーリングライト経由でテレビをONにできます。

正直ハブ単体で使ったことがないので比較はできないのですが、

  • 声だけでテレビやリモコンのON・OFFが可能
  • 別途ハブは不要
  • スケジュール機能も利用可能
    • (例:テレビを朝7時につける、エアコンを午後6時につける)

というのはメリット。

留守番モードが防犯に良さそう

「留守番モード」とは、指定した時間になると自動的に点灯→消灯する機能

例えば帰宅が遅くなりそうな日や、旅行で家を空けている日でも、

19時点灯→23時消灯

に設定しておくことで、家に誰かいるように見せかけられます。

壁のスイッチでも操作可能

スマート化したシーリングライトですが、壁のスイッチでも点灯・消灯できます

また1秒以内で素早くカチカチっと操作することで、

全灯→メモリ点灯→常夜灯

と点灯状態を切り替え可能。

SwitchBot シーリングライトのデメリット・注意点

  • 壁のスイッチをONにしておかないと、スマート化しない
  • セードが固定できない
  • 2.4GHz帯のWi-Fiが必要

ちょっと重要なこともいくつかあります。順番に記載します。

【注意点】壁のスイッチをONにしておかないと、スマート化しない

壁のスイッチで操作可能と書いたばかりですが……、壁のスイッチを常にONの状態にしておかないと、リモコン & 音声操作、スケジュール機能、ハブ機能などが動作しないのです

つまり壁のスイッチが、いわば「主電源。ここをOFFにしてしまうと何の操作も受け付けません!

※壁のスイッチをOFFにしてもスケジュール等の設定がリセットされるわけではありません。

壁のスイッチで点灯・消灯するクセのある人、多いのでは?

僕もシーリングライト設置直後は壁のスイッチでOFFにしてしまい、指定時間になると明るくなるはずのスケジュール設定が動かなかった、ということがたびたびありました。

壁のスイッチでON・OFFできるのは確かに便利なのですが、ONの状態にしておかないとスマート化した意味がありません。人によっては、照明の使い勝手が制限されると感じるかもしれませんね。

リモコンや音声アシスタントを使うよりも、壁のスイッチで操作したほうが明らかに便利な部屋には、スマートシーリングライトは向いていないと思います

【デメリット】セードが固定できない

なぜこんなデメリットがあるのか……。「シーリングライト取り付け方法」の段落でも説明しますが、セードがちゃんと固定されません

セードとは、この半透明のカバーのこと。取扱説明書によると、「パチンと音がして止まるまで右に回します」と書かれています。

しかし、右に回してもパチンと固定されません! 左に約6cmほど回すと、何の抵抗もなくスッと外れてしまう状態

言い換えると左に約6cmほど回さないと外れないので、簡単には外れないと思いますが……、やっぱりちゃんと固定されたほうが安心です。食事中に上からセードが落ちてきたら大惨事。あるいは地震で落下してくる可能性も否めません。

取扱説明書には固定されるように書かれているのに、なぜか固定できない……! ちょっと無視できない問題なので、食卓の上などには設置しないほうがいいと思います。

※Amazonでも「セードが固定できない」というレビューが少なくないので、個体差ではなく仕様っぽいです。

2.4GHz帯のWi-Fiが必要

これはデメリットではなく、スマートデバイスを初めて導入する方向けの案内

スマートデバイスあるあるなのですが、Switchbotシーリングライトを利用するには2.4GHz帯のWi-Fiが必要です。
(Switchbotに限らず、ほとんどのスマートデバイスには2.4GHz帯のWi-Fiが必要)

Wi-Fiに接続することでスケジュール化(自動ON・OFFなど)が可能になります。

最近のWi-Fiルーターは5GHz帯に対応しており、スマホやPCをネット接続するときは5GHz帯を使うほうが快適でしょう。

しかしスマートデバイスを使うなら、2.4GHz帯も用意しておく必要があります。

Switchbot シーリングライトの本体・付属品をチェック

「Switchbot シーリングライト」の本体や付属品を見てみます。

こんな箱に入っていました。

付属品一覧。とくに物珍しいものはないです。

付属品
  • シーリングライト本体
  • 取付アダプター
  • リモコン
  • リモコンケース
  • 単4電池×2
  • ネジ×2
  • 取扱説明書

シーリングライト本体のセードを取り外します。

【注意再掲】
以下、LEDの写真です。蓮コラほどではないと思いますが……、集合体恐怖症の人にはもしかするとキツいかも

個人的に蓮コラはちょっとだけ苦手ですが(ぞわっとします)、このLEDでは特に蓮コラ感はありませんでした。

こちらは取付アダプター。

リモコンとリモコンケース。付属のネジで壁などに固定可能。単4電池も付属しているので、すぐに使えます。

リモコン付きですが、音声アシスタント(アレクサ・Googleアシスタント・Apple Siri・LINE CLOVA等)やスマホアプリ壁のスイッチでも操作可能です。

リモコンだけもう少しアップで。

取扱説明書。

スペックなど

上述したように、蛍光灯のような円形ではなく、粒状のLEDが集まったシーリングライトです。

つまり蛍光灯のように交換ができません。欠点かな?と思ったのですが、LEDは寿命が長いので欠点というほどではないでしょう。

40,000時間使用できる長寿命で、一度設置したら、約10年間交換不要。

40,000時間使えるとのこと。

  • 1日12時間使ったとしたら約3,333日使える
    • 約9〜10年もつ
  • 1日10時間使ったとしたら約4,000日使える
    • 約10〜11年もつ
  • 1日8時間使ったとしたら約5,000日使える
    • 約13〜14年もつ

長持ちしそうです。

型番‎W2612220
明るさ(ルーメン)3,300〜4,299ルーメン
調光2700K〜6500K
サイズ直径490mm×高さ102mm
重量約1,700g
消費電力43W
待機電力2.2W
LED寿命40,000時間
保証期間5年
Wi-Fi2.4GHz
Bluetooth4.2以降

SwitchBot シーリングライトの取り付け方

取り付け方はごくごく一般的です。現在すでにシーリングライトが付いているなら、簡単に交換できるはず。

今使っているシーリングライトを取り外す

今まで使っていた、ごく一般的なシーリングライトを外します。セードと本体を外すと……

取付アダプターが付いているはず。これも取り外します。

おそらく、こういう器具が天井にくっついているはず。「引掛シーリング」という名称みたいですね。

「Switchbotシーリングライト」に対応している天井の配線器具は、以下5種類。

  1. 角型引掛シーリング
  2. 丸形引掛シーリング
  3. 引掛ローゼット
  4. 丸形引掛ローゼット
  5. 埋込ローゼット

引っ掛けて固定する照明器具であれば、おおよそ対応していると思います。

Switchbot シーリングライトを取り付ける

Switchbot シーリングライトに付属していた「取付アダプター」を取り付けます。

シーリングライト本体をガチャンとはめ込みます。

引掛シーリングの種類によりますが、我が家はしっかり押し込まないといけないタイプでした。

取付アダプターには”返し”となる爪が2枚あります。この2枚目の爪までしっかり押し込む必要がありました。

2枚目の爪まで押し込む!

”返し”の爪が引っ込まないようにロックし、ケーブルを接続。

ちなみに、この状態で点灯するとこんな感じ。

最後にセード(カバー)を被せます。

セードに3箇所ある突起を……

本体のミゾに合わせるだけ。

しかし繰り返しになりますが、セードが固定できません

取扱説明書には「パチンと音がして止まるまで右に回します」と書かれています。

しかし、いくら右に回しても「パチン」と音がしないんですよね。セードが固定できず、左に約6cmほど回すとスッと外れてしまいます

そう簡単には外れないとは思いますが、いずれにせよ固定できない以上、小さな地震などで気づかないうちに少しずつ左に回転してしまい、いつか外れる可能性があるわけです。そんなものが頭上にあるのはストレス。 

セード自体は非常に軽いので、万が一、頭に落下しても怪我をするほどではないと思います(イラッとはすると思うけど)。

ただ、料理の上なんかに落ちてきたら最悪

なので、リビングやダイニングに設置するのは避けたほうがいいでしょう。寝室か仕事部屋か……、とにかくシーリングライトの真下に物がない部屋に設置するのが良さそうです。

もしくは、外れそうになっていないか定期的に確認するか……、でもそんなめんどくさいことはしたくないですね。

SwitchBot シーリングライトプロの感想まとめ

改めてメリット・デメリットをまとめました。

いいところ
気になるところ
  • シンプルでどんな部屋にも合うデザイン
  • リモコン付き
  • 調光調色に対応
  • 音声で操作可能
  • オートメーション & スケジュール機能が便利
  • ハブ機能まで搭載
  • 壁のスイッチを常にONにしておく必要がある
  • セードが固定できないので、設置する部屋を選ぶ
  • 2.4GHz帯のWi-Fiが必要

感想をまとめると、スマートシーリングライトとしては満足度高いです。

調光機能、音声操作、オートメーション & スケジュール機能もやっぱり便利。さらに秀逸なのは、ハブ機能まである点。シーリングライトにハブ機能を搭載するって工夫はいいですね。

スマートシーリングライトとしては良かっただけに、どうしてセードが固定できないという、しょーもない欠点を残したまま世に出してしまったのだろう。惜しいもったいない、という気持ちが湧いてくる製品でした。ちゃんと固定できるように改良してほしい……。

セードが固定できないので、寝室兼仕事部屋に設置しました。シーリングライトの真下には何もないので、最悪セードが落下しても大丈夫はなず。

設置する部屋を選びますが、シーリングライトをスマート化したい人にとっては良い製品になると思います。

「SwitchBot シーリングライト プロ」のレビュー記事

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

シェアはこちら!
  • URLをコピーしました!
Contents