テザリング端末としての「Rakuten Mini」レビュー。都心部なら安くてデータ使い放題のモバイルルーターになりそう

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テザリング端末としてのRakuten Mini
セール情報:2024/03/18 更新

すでに「Rakuten Mini」のレビュー記事はネット上にあふれていると思うので、あえてこの記事では「Rakuten Mini」のテザリング機能にフォーカスしてレビューします。

楽天回線エリア内で高速データ通信「楽天モバイル」が利用できるなら、世界最薄・最軽量クラスのスマホ「Rakuten Mini」をポケットWi-Fi的に使ったら便利なのでは!? と思った人、僕だけじゃないですよね…?

まずそもそも、Rakuten Miniでテザリングは可能です。デフォルト設定で問題なく利用可能です。

そのうえで結論としては、楽天回線エリアで利用するなら「テザリング端末としてのRakuten Mini」はアリな印象。回線スピードやバッテリー持ちなどについて、詳しくレビューします。

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追記:「Rakuten Mini」は販売終了

残念ながら「Rakuten Mini」は販売終了となりました。Rakuten Mini公式サイトにアクセスすると、以下のように表示されます。

どうしてもこの小さな端末が欲しい場合は、中古で購入するしかありません。

「Rakuten Mini」のほかにも、楽天モバイルで購入できるAndroidスマホはたくさんあります。

キャンペーンを利用すると1万円以下で購入できる端末もあるので、チェックしてみる価値はあると思います。

楽天モバイルのAndroidスマホ一覧


また最新のiPhoneの取り扱いもあります。

楽天モバイルiPhoneアップグレードプログラム を利用することで、全48回払いのうち、24回分の支払いが不要になります。

(例:iPhone 13 Proなら「月額2,558円 × 24回払い」で約61,392円で利用できる計算になります。)

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楽天モバイルiPhoneアップグレードプログラム

続きでは「Rakuten Mini」でテザリングしたときのレビューを記載しています。

「Rakuten Mini」をテザリング端末として使った感想

rakuten mini
Rakuten Miniをテザリングで使う

いきなり結論!

「Rakuten Mini」をテザリングとして使った感想です。

Rakuten Miniをテザリング端末として使った感想
  • 通信スピード…大体下り5〜20Mbps
  • バッテリー持ち…良くないのでモバイルバッテリー持参がおすすめ
  • 同時接続台数…最大8台
  • 楽天回線エリアに注意!(狭い)
  • テザリングON/OFFのワンタッチ切替ボタンが便利
  • 料金はめちゃくちゃ安い!ポケットWi-FiやWiMAXより安いはず
  • いつでも解約できて解約料ゼロ円は魅力

それぞれ詳しく書いていきます。

ちなみに僕は楽天回線エリア内の横浜で利用中。楽天モバイルサービスエリアを見てみると、「高速で完全使い放題の楽天回線エリア」に該当します。↓の濃いピンクのエリアですね。

楽天回線エリアについて
楽天回線エリアで検証しました!

通信スピード

気になる人が多そうな通信スピードから。

大体これぐらいのスピードが出る印象です。

  • 下り…10〜20Mbps
  • 上り…1〜5Mbps
Rakuten Miniの通信スピードテスト

テストを行ったのは2020年6月中旬。今後、楽天モバイルが普及して回線が混んでくると遅くなるかもしれないので、あくまで目安としてご覧ください。

以下は時間帯ごとの詳細な検証結果です。

テザリングの接続方法(Wi-Fi / Bluetooth / USB)

PC/タブレット/スマホとRakuten Miniをテザリング接続する方法は、「Wi-Fi / Bluetooth / USBケーブル(有線)」の3つ。

カフェなどで数十分〜テザリングするぐらいだったら、Wi-Fi接続で問題なさそうです。

Rakuten MiniでMacBookをテザリング

USBケーブル(有線)でテザリング接続する際は、USB-Cケーブルが必要です。Rakuten MiniはUSB-C端子を採用しているので

つまり一般的なWindows PCだったら「USB-A to USB-Cケーブル」、最近のMacBookだったら「両端USB-Cケーブル」が必要です。

有線でテザリング接続するときはケーブルの種類にご注意を。

テザリング中のバッテリー持ちは良くない

正直、バッテリー持ちは良くないです。

バッテリー容量も約1,250mAhと非常に少ないので(ちなみにiPhone 12のバッテリー容量は2,815mAh)、はっきり言ってバッテリー持ちは悪いほうです。小さな端末ですからね、こればっかりは仕方ないです。

なので、モバイルバッテリーとUSB-Cケーブルをカバンに入れておくことをオススメします。「Rakuten Mini」はUSB-C端子なので、USB-Cケーブルをお忘れなく。

Rakuten MiniのUSB-C端子
Rakuten MiniはUSB-C端子で充電します

そもそも「Rakuten Mini」が満充電であれば、カフェで数十分〜2時間ぐらいまで作業する程度ならバッテリーは全然持つんです。

でも「Rakuten Mini」自体の充電を忘れちゃうこともありますし、自然放電によるバッテリー消費もかなり早い。「いやなんか気付いたら自然放電でバッテリーないんだけど!」みたいなことが起こります。なのでいざテザリングしようと思ったらバッテリーがない! なんてことになるわけです。

だから一応モバイルバッテリーもカバンに入れておくほうがいいですね。

同時接続台数は8台

同時にテザリング接続できる台数は「8台」です。

けっこうたくさん繋がりますよね? テザリングでこれだけ同時に接続できれば十分ではないでしょうか。

まあテザリングでたくさんの端末を同時接続する機会は少ないかもしれませんが、一応知っておいて損はないです。

テザリング時のセキュリティは「WPA2 PSK」

ちょっとだけ専門的な話になりますが、セキュリティについて。

一番最初にテザリング接続するときは、当然ですが「アクセスポイントのパスワード入力」が必要です。Rakuten Miniの設定アプリ内で確認できます。

rakuten miniのテザリング設定

またセキュリティは「WPA2 PSK」。

よくわからない人向けに大雑把にまとめると、今もっとも一般的でセキュリティ強度が高いものになります。今どきのポケットWi-FiやWiMAX、スマホのテザリングと同じようなセキュリティが適用されるから問題ないよ!というわけですね。

2.4GHz帯と5.0GHz帯を切り替え可能

ちょっと専門的な話になりますが、テザリング時の帯域は「2.4GHzと5.0GHz」で切り替え可能です。

楽天ミニのテザリング帯域

「2.4GHzと5.0GHz」のメリットとデメリットを簡単に。

2.4GHz帯について

■メリット

  • メリット①…従来からあるので多くの端末に対応している
  • メリット②…障害物に強い
  • メリット③…屋外でも使える

■デメリット

  • デメリット①…Wi-FiやBluetoothなどに多く使われているため混雑しやすい

■まとめ…屋外でも使うなら2.4GHz帯を利用しましょう。

5.0GHz帯について

■メリット

  • メリット①…2.4GHz帯より高速
  • メリット②…混雑しづらい

■デメリット

  • デメリット①…障害物に弱い
  • デメリット②…電波法上、屋内での使用に限られる。屋外での使用は控えたほうがいい

■まとめ…カフェなどの屋内だけで使うなら5.0GHz帯の設定がいいですね。

基本的にカフェなどの屋内だけで使うのであれば、5.0GHzに設定しておきましょう。

屋外でも使う可能性のある人は2.4GHzに設定しておくのが無難。

テザリングのON/OFF操作がワンタッチで便利

Rakuten Miniのホーム画面には、テザリングON/OFFをワンタップで切り替えられるボタンがあります。

これがけっこう便利!

Rakuten Miniのテザリング接続ボタン

しかもよく見ると、このボタンに「3」って表示されています。

これは「今3台をテザリング接続していますよ」という意味。地味だけどわかりやすくてGOOD。

Rakuten Miniのテザリング接続台数
接続台数がひと目でわかる

「Rakuten Mini」の料金。そのへんのポケットWi-Fiよりも安い

安いです。

「Rakuten Mini」の端末台は18,700円(税込)。一括で払ってもお手頃。分割払いだと2年の利用で月々780円です。

「Rakuten Mini」の端末代
  • 一括18,700円(税込)
  • 24回払い(2年運用)…780円/月
  • 48回払い(4年運用)…390円/月

分割払いに12回払い(1年運用)がないのがちょっと残念

ちなみに12回だと仮定すると、月々1,558円になります。

もし12回払いだったら…1,558円/月(税込)
※12回払いは選択できません。仮定の話です。

いつでも即解約できて、解約料は無料

楽天モバイルは、いつ解約しても解約料はゼロ円なのがメリット

いわゆる2年縛りのような縛りは一切ありません。いつでも即時に解約可能で、解約料は一切かからないのが便利ですね。

楽天モバイルの料金プラン

楽天モバイルの料金プランは、当初は以下のように無料となる期間が長かったのですが……、

楽天モバイルの通信料について

  • プラン料金…開通日から1年間無料(1年以降は2,980円/月)
  • 申込時の事務手数料…3,300円(税込)。ただし後日に3,300ポイントとして還元

2022年7月1日からは、以下のように変更されました。

  • 3GBまでは税込1,078円/月
  • 20GBまでは税込2,178円/月
  • それ以降は税込3,278円/月

基本的に月額1,078円以上はかかることになります。

【結論】Rakuten Miniでテザリングしたときの料金

というわけで結論!

1年だけ使ったときにかかるお金は、実質的に端末代の18,700円(税込)だけということになります(契約時に事務手数料が3,300円かかるけど、全額ポイント還元されるので実質としました)。

この18,700円を一括で支払ってしまえば、1年(12ヶ月)使うと月々1,558円という計算になります。楽天モバイルエリア内であれば、毎月1,558円で高速データ通信が使い放題なので、正直かなり安いです。

ポケットWi-FiやWiMAXだと2年縛りがあったり、更新月以外で解約すると契約解除料がかかったりすることが多いです。

あとWiMAXの割引ってキャッシュバックの手続きが面倒なんですよね。そして手続きを忘れるとキャッシュバックは受けられず(つまり割引が適用されず)、満額支払うことになってしまいます。この仕組み、面倒ですよね……。

楽天モバイルのほうがよっぽどシンプルでわかりやすいプランだと思います

Rakuten Miniでテザリングしたときの料金まとめ
  • 通信料は開通日から3ヶ月無料
  • Rakuten Miniの端末代は18,700円(税込)
  • 1年使えば月額1,558円の計算
  • いつでも即時に解約できて解約料はゼロ円

ついでに楽天モバイルの利用開始で、楽天市場の買い物でもらえる楽天ポイントが常に「+1倍」になったりします。よく楽天で買い物する人には地味に効くかも。

楽天モバイルでポイント+1倍

楽天モバイル回線が入る都心部にお住まいであれば、安いという理由で検討してみてもいいかもしれません。

Rakuten Miniでテザリングするときに気をつけたいこと

とはいえ、良いことばかりでもない……。

エリアの範囲に注意

どうしてもエリアの話になってしまいますよね……。

楽天モバイル回線が高速で完全使い放題になるのは、楽天回線エリア内に限ります。

この楽天回線エリアが、現状ではけっこう限られているという話。まぁ楽天モバイルは2020年4月に始まったばかりなので、こればっかりは仕方ないことです。

エリアについては「楽天モバイルの通信・エリア」でご確認ください。

楽天回線エリアについて

楽天回線エリア”外”はパートナーエリアと呼ばれ、「データ容量5GB/月で超過後は最大1Mbpsで使い放題」となります。

楽天モバイルエリア内だから通信し放題だと思っていたら、なぜかパートナーエリア回線が使われてる

ちょっとココ読んで欲しいです……!

僕が利用しているのは「高速で完全使い放題の楽天回線エリア(ちなみに横浜)」。エリアマップで見ると、濃いピンク色の地域なんですね。

楽天回線エリアについて

データ無制限で使い放題のはずなのですが……、なぜかパートナー回線で通信していることがあるようで、気づいたら「データ容量5GB/月」が消費されているといった謎現象が発生しています。

ふと見ると「データ容量5GB/月」のうち気づいたら0.3GB消費して、残り4.7GBになっていました。使い放題の楽天回線エリア内にずっといるにも関わらず、です

楽天モバイルの通信量
いつの間にかパートナー回線でデータ通信している…

正直、原因がまったくわかりません。楽天モバイルエリア(マップで濃いピンクの地域)から出ていないのですが……。

通信量は専用アプリで簡単にチェックできるので、ときどき確認しておいたほうがいいかも……。

一応知っておきたい「Rakuten Mini」という端末のこと

Rakuten Miniのサイズ感
小さすぎて変な持ち方になってしまった…笑

最後に念のため、「Rakuten Mini」の端末自体について簡単にレビューします。

まずめちゃくちゃ小さくて軽い。サイズは以下。

もちろんモバイルルーターとしても超軽いので、持ち運びやすさはバツグンです。

  • タテ…約106.2mm
  • ヨコ…約53.4mm
  • 厚さ…約8.6mm
  • 重さ…約79g

そのほか主なスペックは以下。

スマホにも固定電話にもかけ放題(通常プランで!)
USB-C端子
イヤホンジャックはない
おサイフケータイ対応
バッテリー容量…約1,250mAh(あまり持たない)
データ保存容量…32GB
Micro SDカードは入れられない
フロントカメラ…約1,600万画素
防滴/防塵…対応 (IPX2 / IP5X)
Wi-Fi規格…IEEE802.11 a/b/g/n/ac

以上がおおまかなスペック。

特筆すべき点としては、まずバッテリーの減りが早いこと! 普通に使っていても早いし、テザリングしても早い。本体の小ささゆえに、バッテリー容量も少ないのは仕方ありません。モバイルバッテリーをカバンに入れておくのが無難です。

またUSB-C端子である点にもご注意を。まだUSB-Cケーブルを持っていない人もいると思うので。

Rakuten MiniのUSB-C端子
USB-C端子です

あとはこの小ささで「おサイフケータイ対応」で、「固定電話&スマホにかけ放題(専用アプリを使用した場合)」なのも素晴らしいところ。

テザリング端末としての「Rakuten Mini」、良いです

Rakuten MiniでMacBookをテザリングする

楽天モバイルエリア内(つまり都市部)から出ない人なら、快適なテザリング端末になりそうです

価格は安いけどスペック的にメインスマホとしては心許ない「Rakuten Mini」をテザリング端末として使うアイデア、かなり良い感じですね。

とりあえず通信料が無料の1年間は、「Rakuten Mini」でがんがんテザリングしていく予定(ただしパートナー回線を勝手に使っている場合があるので随時チェック推奨)。

同じようにRakuten Miniでテザリングしたい人の参考なれば幸い!

テザリング端末としてのRakuten Mini

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