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FIFINEダイナミックマイク「Tank3」レビュー。USB-C/XLR接続できるクリアな音質のマイク
FIFINE(ファイファイン)さん(@fifinejp)から、ダイナミックマイク「Tank3(タンク3)」をご提供いただきました。
- 音質&デザイン良い
- USB-CとXLR接続
- 価格は1万円前半
以前ゲーミングヘッドセット 「AmpliGame H9」をご提供いただいた際も価格が安いわりに性能が良くて驚いたのですが、今回のマイクも同様の印象。
マイク音質・デザイン・操作性、どれも満足度の高いマイクでした。価格は約14,689円、セール時は11,000円ぐらいまで値下がりするイメージです。
※本記事は製品提供で制作しています。
FIFINEダイナミックマイク「Tank3」の見た目・デザイン
FIFINEは、マイク・ヘッドセット・スピーカーなどを扱うオーディオメーカーです。こちらがダイナミックマイク「Tank3(タンク3)」。
デザインに関しては人それぞれ好みがあると思いますが、個人的には良いデザインだと思います。円柱型のスッキリとした見た目。
金属メッシュ部分(名称わからない……)がむき出しになったデザイン。
ポップガードやスポンジ的なものは付属していません。公式サイトによると、この金属メッシュの裏側にスポンジが仕込まれているようです。
マイク感がある見た目が良いですね。この金属メッシュ、思わず触りたくなる笑。デスク周りがソリッド・堅実な雰囲気になるのも良い感じです。
マットブラックの部分も金属製。この記事を書いているのが冬ということもあってひんやりしていて、全体的に重厚感があります。
デスク上でマイクは結構ひんぱんに目に入るので、性能だけでなく見た目も重要。
ゲーミング系のLEDライトは搭載されていません。
ミュートボタンだけわかりやすさのため光るのですが(後述)、基本的にはマットブラックで統一されているのが良いです。
重さは約521g。ずっしりしています。
FIFINE「Tank3」の特徴
FIFINEのダイナミックマイク「Tank3」の特徴はこんな感じ。
- ミュートのON/OFFが操作しやすい
- 音量調整は物理ダイヤル
- 2.5mのUSB-Cケーブル付属
- USB-CとXLR接続が可能
- 有線イヤホン/ヘッドホン接続可能
- マイクアームや卓上スタンドなどを別途用意する必要あり
- だいたいのマイクスタンド/アームに装着可能
ミュートのON/OFFが操作しやすい
USB-Cケーブルを接続すると、緑色のLEDが点灯します。これで電源ON。
この緑色の部分が物理ボタンになっていて、1回押すとミュートになります。
LEDが赤色に変わり、視覚的にミュート中であることが一目でわかるのが良いですね。
ミュートのON/OFFを物理ボタンに割り当てているのも好印象です。
最近はやたらタッチボタンが多くないですか? でもミュートのON/OFFのような大事な操作は、物理ボタンのほうが良い気がします。(ちなみにTank3にはタッチパネルはありません。すべて物理ボタンです)
押し心地が良く、押したつもりなのに押せてなかった、みたいなことは起こりそうにありません。操作性良いです。
音量調整は物理ダイヤル
物理ダイヤルで、マイクとイヤホン/ヘッドホンの音量調整が可能(3.5mmプラグが搭載されていて、有線イヤホン/ヘッドホンを接続可能です)。
シンプルな物理ダイヤルでわかりやすい。
2.5mのUSB-Cケーブル付属
「USB-C to USB-A」ケーブルが付属。
長さは約2.5mと、かなり長いです。広めのデスクでも設置しやすいですね。
USB-CとXLR接続が可能
マイク接続端子は以下2つ。
USB-Cで接続できるのが便利。XLR接続もできますが、XLRケーブルは付属していません。
- USB Type-C
- XLR
いつかXLR接続にしてみたい!と思っている人、意外といるのでは? 先を見越してXLR接続可能なマイクを購入しておくのはアリな気がします。
僕も現在はXLR接続できる機器を持っていないのですが、そのうちXLRデビューしてみたい気持ちだけはあります。
有線イヤホン/ヘッドホン接続可能
加えて3.5mmプラグ(モニタリングジャック)も搭載。
ここに有線イヤホン/ヘッドホンを接続可能すると、自分が喋った声が自分のイヤホンから聞こえてきます。自分の声をモニタリングできるわけですね。
このモニタリングジャックは便利なのですが、無音の状態ではホワイトノイズがちょっと気になりますね……。「サー」という音が少し耳障りかもしれません。
マイクアームや卓上スタンドなどを別途用意する必要あり
まず同梱物はこれだけです。
- マイク本体
- USB-C to USB-Aケーブル(2.5m)
- 取扱説明書(日本語版)
ご覧のとおり、卓上マイクスタンドやマイクアームなどは付属していません。
机に設置できないので、スタンドやアームの別途購入が必須です。ずっと手で持って喋るならいいけど、たぶんそんな人いませんよね……?
さすがにスタンドかアームは必須なので同梱されていても良いのでは……。ただ一方で、個人的には余計なパーツが入っていなくて良いとも思いました。リモートワークが普及したタイミングでマイクアームやマイクスタンドを購入した人も少なくない気がします。そういう人(僕です)からすると、スタンドやアームが付属するのはむしろ余計だと感じるかもしれません。
なんだかモニターに似ていますね。モニターにはモニタースタンドが必ず付属しています。でもモニターアームを使っている人(僕です)からすると、付属のモニタースタンドってちょっと余計だったりするんですよね……。すでに持っているモニターアームを使うので、結局付属のスタンドはほぼ使っていない、みたいな人も意外といる気がします。
なので欲を言えばモニターもマイクも、スタンド/アームの要不要を購入時に選択できると良いかもしれませんね。
ともかく「Tank3」については、マイクスタンド/アームを持っていない人は、別途購入が必須なのでご注意を。
僕は以下のモニターアームを使っています。
人気のマイクアームといえば、ロジクールの「G Blue Compass」でしょうか。
YouTuberやストリーマーがよく使っているイメージ。デスクツアー的な記事・動画でもよく見かけます。ちょっと高いけどめちゃくちゃカッコいいので、ゴールと言ってもいい製品を最初から買っておくのはアリだと思います。
だいたいのマイクスタンド/アームに装着可能
3/8および5/8インチネジを内蔵。
一般的なので、おそらくほとんどマイクスタンド/アームに装着できるはずです。
MacでFIFINE「Tank3」を使ってみた
MacBook AirにFIFINE「Tank3」を接続した感想をまとめます。Web会議とかで使うシーンを想定。
やっぱりUSB-Cケーブルで接続できるのが便利なんよね……
まずUSB-Cケーブルで接続できるのがラクで良いです。
付属のケーブルを使ってもいいですが、すでにデスク周辺にUSB-Cケーブルがあれば、それで接続すればOK。
というのも、これまで使っていたマイク「SHURE MV7」がMicroUSB接続だったこともあり、やっぱりUSB-Cで接続できるの良いな〜って気持ちになりました笑
単一指向性なので周囲の音は拾いづらいけど入る
Tank3は単一指向性なので、周囲の音やタイピング音は入りづらいです。
まったく入らないわけではありません。マイクを上に向けても、タイピング音をうっすら拾ってしまう程度には入ります。
どうしても周囲の音やタイピング音を入れたくない場合、例えばZoomであれば「バックグラウンドノイズ除去」という設定のおかげでほとんど抑えられました。ソフトウェア側の設定で抑えるのがラクで良いかもしれませんね。
ポップガードはないけどポップノイズは気にならない
金属メッシュの内側にスポンジが仕込まれているため、ポップノイズは気になりませんでした。
マイクの聞こえ方比較
相手にどう聞こえるのかが大事ということで、以下3種類のマイクをZoomで友人に聞き比べてもらいました。
- FIFINE Tank3 (¥14,689)
- SHURE MV7 (¥31,680)
- AirPods Pro (¥39,800)
以下、こちらのマイクを聞き比べた友人談になりますが……
FIFINE Tank3 と AirPods Pro の比較
さすがにAirPods ProよりTank3のほうが間違いなく音質がいいです。明らかに。
AirPods Proのマイクはなんか電話感あるというか、やはりマイクの音質でマイク機器には敵いませんね。餅は餅屋、マイクはマイク屋?ということで、Tank3のほうが完全にクリアに聞こえるとのこと。
FIFINE Tank3 と SHURE MV7 の比較
- FIFINE Tank3 (¥14,689)
- SHURE MV7 (¥31,680)
価格が倍違うので単純比較はできませんが、友人によると、どちらもクリアで非常に聞き取りやすいとのこと。
強いて特徴をあげると、以下のような感じみたいです。
- FIFINE Tank3の音質はクリアな印象
- SHURE MV7の音質はクリアかつ低音に丸みがある?感じ。ややイケボ気味に聞こえる
(※なおそもそも僕はイケボとは程遠い声質ですが)
SHURE MV7のほうが低音が響くような印象とのこと。男性だとイケボ気味に聞こえるかもしれません。ポッドキャストの収録やYouTubeの配信などに向いているかも。
普通に自腹で3万円ちょっと出して購入したSHURE MV7にじゅうぶん匹敵する音質と言われると、やや複雑な気持ちもありますが、言い換えるとそれだけTank3の性能とコスパの良さが光る結果になったと思います。
PS5でFIFINE「Tank3」を使ってみた
「Tank3」をPS5に接続し、Apexでボイスチャットを試してみました。
接続はUSBケーブルを1本挿すだけなので簡単。マイクの音質がいいのはもちろんのこと、モニタリングジャックから音も出力できるのが便利ですね。
「Tank3」に有線イヤホン/ヘッドホンを接続すると、ゲームの音と自分の声を出力できます。
ゲームの音と同時にマイクを通した自分の声がヘッドホンから出力されるのは、ApexなどのFPSでボイスチャットするときは結構重要ではないでしょうか。
また僕はスピーカー非搭載のPC用モニターにPS5を接続しています。これまでPS5のコントローラーに有線ヘッドホンを接続して、ゲームの音を出していました。手元にコードがあるのが、ほんのちょっとだけ邪魔だったんですよね。
「Tank3」に有線イヤホンを接続すれば、手元(コントローラー)がちょっと身軽になります。細かいストレスがなくなった感があります。
FIFINEダイナミックマイク「Tank3」のメリット・デメリット
改めてメリット・デメリットをまとめます。
繰り返しになってしまいますが、マイクスタンド/アームは別途用意が必要です。
また何かしら音を出力しているときは問題ないのですが、無音のときにモニタリングジャックに有線イヤホン/ヘッドホンを接続した際のホワイトノイズが、ちょっと気になるかも?程度。
気になる点はそれぐらいです。Tank3のデザインが気に入ったなら、おすすめできるマイクだと思います。
FIFINEダイナミックマイク「Tank3」の見た目も好み
音質が良かったのはもちろんですが、デザインにTheマイク感があってちょっとテンション上がるのも個人的にお気に入りポイントでした。
もしかすると中華メーカーにありがちな安かろう悪かろう的なイメージを持っている人もいるかもしれませんが、FIFINEはクオリティ高くて良い意味で毎回驚きますね。
前回ご提供いただいたゲーミングヘッドセット 「AmpliGame H9」も忖度なくPS5でゲームするときに使い続けています。じゅうぶん良い音質でApexもFF7リバースも楽しく遊べています。
価格帯はセール時で約11,000円〜通常時で約14,689円ぐらい。性能は良いですが、価格だけ見ると高いとも安いとも言いづらい絶妙なライン。
このデザインが気に入った人や、将来的にXLR接続にするかも?と思っている人は、候補に入れてみてください。