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約10年使ったエルゴヒューマンプロが故障したけど、修理で復活した話

エルゴヒューマンプロの修理について

2023年8月1日、エルゴヒューマンはフルモデルチェンジが実施されました!

こちらで販売中です。

2013年(平成25年)に購入し、かれこれ10年近く使ってきたオフィスチェア「エルゴヒューマンプロ」が故障しました……。

しかし、神アフターサービスによって無事に修理できました、という話!

エルゴヒューマンプロが修理で復活

この記事の主な内容。

  • 作業員の方が家まで来て修理してくれた
    (※ただし所在地によっては訪問不可の可能性あり。僕は横浜在住)
  • 約10年前に購入したオフィスチェアでも、まだ部品の在庫があって修理可能だったのすごい
  • 保証は切れていたけど、有償修理で対応可能だった

故障内容から、修理当日の状況、修理後の状態などをまとめました。

10年使ったエルゴヒューマンプロでも修理できた、というひとつの体験談です。

もしエルゴヒューマンプロが故障して本当に困っているなら、「エルゴヒューマン公式サイトの修理依頼」から問い合わせることをおすすめします!

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一生家で仕事したいです。気づいたら10年以上Macユーザー。

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エルゴヒューマンプロが故障したときの状況

まず故障内容について簡単に書きます。

ある日の夕方、エルゴヒューマンプロに座り、リクライニング機能を使ってロッキングチェアのように体を揺らしていたら……

バキッ!!

という金属が折れるような音が響き、背もたれが一番後ろまで一気にバターン!!と倒れました。

突然すぎて本当にびっくりした。バク転するような感じで椅子からひっくり返ったかと思いましたが、一番後ろまでリクライニングした状態で止まっていました……。

リクライニング中のエルゴヒューマンプロ
「うわー!」って感じで、いきなり倒れたときを再現。
オードリーがIKEAの椅子を壊したときみたいなことはしてない

何が起こったのか落ち着いてチェックしてみたところ……、リクライニングしたときのバネのような抵抗感がなくなっていました

座っただけで、背もたれが一番後ろまで”すとーん”と倒れてしまうほど、リクライニングの抵抗感(リクライニングの硬さ)がゼロになっていました。リクライニングの構造には詳しくないですが、バネ的な部分が故障したっぽいです。

背もたれを手(しかも利き手じゃない左手)で押すだけで簡単にリクライニングしてしまうぐらい、抵抗感がなくなってしまいました。

リクライニング機能が故障したエルゴヒューマンプロ
リクライニングがスカスカ

リクライニングしないように背もたれをレバーで固定すると、とりあえず座れます。座れないことはない。

ただリクライニングを固定しても背もたれが少し後方に傾くようになってしまい、ランバーサポートが腰にしっかり当たらず、すごく座りにくい状態です。

修理までは、この座りにくい状態でだましだまし座っていました。

故障したエルゴヒューマンプロ

思い返してみると、ここ数ヶ月はリクライニングするたびに、「ギィギィ」と金属がきしむ音が鳴っていました。

なんか変な音が鳴っているなと思いながら、面倒くさくて放置していたのがダメだったみたいです。どのようにメンテナンスすれば良かったのかわかりませんが、油でも挿せば良かったのかな……。

2013年4月に購入して、故障したのは2023年3月末ぐらい。

約9年11ヶ月使いました。ほぼ10年。

ただ10年間のうち6年間は会社員で、コロナ前だったので普通に週5で出社していました。なので10年間フルタイムで座っていたわけではないです。とはいえ帰宅後や土日に家で仕事することも少なくなかったため、エルゴヒューマンプロがあって重宝しましたね!(ブラック臭) あとアニメや映画もよくこれに座って見ていました。

エルゴヒューマンプロを約10年間使ったので、金額を計算してみました。

2013年に購入したときの金額は、税込79,800円。当時の価格です。今より断然安い!時代を感じる……。10年使ったので1年あたり約7,980円、1ヶ月あたり約665円、1日あたり22円なので実質無料で使えたことになりますね!(違)

そんなわけで、壊れてしまったのはショックですが仕方ない。形は有るものはいつか壊れる。

修理の連絡をしてみました。

エルゴヒューマンプロを修理するため公式サイトから連絡してみた

修理依頼ページから連絡

エルゴヒューマン公式サイトの修理依頼ページから連絡しました。

ちゃんと修理依頼ページが用意されています。

修理依頼 | エルゴヒューマン公式サイト

エルゴヒューマン公式サイトの修理依頼

必要事項を記入し、問い合わせフォームから送信しました。

ちなみにエルゴヒューマンプロの保証期間は、内容によりますが最大5年です。

  • 外装、表面仕上げ…1年
  • 構造部、可動部…2年
  • 構造体…5年

今回だと「構造体」の故障になる、と後ほどメールで教えていただいたのですが、もう10年使っているので故障内容がどうであれ有償修理です。

実は、問い合わせた際に「そもそも修理できるのか?」という疑問がありました。

購入してから10年経った現在も、エルゴヒューマンは現役で販売されている製品です。しかし実はマイナーチェンジされていて後方互換性がない、あるいはもう部品がない、みたいな可能性もあるのでは? と思ったのですが、心配しすぎでした。

約10年前に購入したオフィスチェアでも、部品の在庫があって、ちゃんと修理可能だったことに少し驚きました。ロングセラー商品の強さよ。

メールでやり取り

ご担当の方からメールをいただきました。

ここからはメールでやり取り。

メールのイメージ画像

ちなみに、こういうサポート業務って海外の方が担当していて、ちょっと日本語が怪しいことが少なくないですよね。

しかし、今回は完全に日本の方と言える日本語力でした。メールのお名前が日本人だったのはもちろん、文章も不自然なところがまったくない。万が一、日本人の名前を使っている海外の方だったとしても、もう日本語ネイティブレベルと言っていい笑

高額なオフィスチェアの修理を依頼するうえで、日本語でしっかりやり取りできたのは安心感がありました。「ちゃんと通じてるのかな?」と不安に思うことはありませんでした。

わかりやすい日本語のメール例イメージ画像

さて実際のメールのやり取りでは、まずこちらから購入日がわかる書類を送信しました(10年使っているから、あってもなくても有償修理ですが)。

保証書や購入店の控えなど、購入日がわかる書類は残しておいたほうが良さそうです。

ちなみに2013年(平成25年)当時、神戸に住んでいたので「大塚家具 神戸ショールーム」で購入しました。JR神戸駅の前、ハーバーランドのすぐ近くにあるお店。

購入時の領収書
2013年の領収書まだ持ってる……

ちなみに「修理依頼 | エルゴヒューマン公式サイト」のページに、中古等で購入した場合は、アフターサービスの対象外になると記載されていました。

オフィスチェアのように長く使うものは、正規販売店から購入したほうがいいかもしれません。

まぁ中古で安く買って、故障したらまた別の中古チェアに買い替えれば、トータルで価格を抑えられるかもしれませんけども。

見積もり金額

見積もりの内訳は一般的で、こんな感じ。

  • 部品の代金(今回は座面下の部品)
  • 訪問作業費

気になる金額ですが、合わせて税込42,680円見積もりでした(詳細な内訳についてはあえて省きます。今後変わる可能性もあると思いますし)。

見積もり金額メールのイメージ画像

また故障内容を問い合わせフォームから伝えただけで、正確な見積もりをいただけたのは助かりました。

「実際に故障箇所を見てみないと、なんとも言えないですね」みたいなパターンって、あるあるじゃないですか。もちろん、このような言い分もごもっともだと思います。ただ見積もりが正確だと、ちょっと助かりますよね笑

考えてみれば、エルゴヒューマンプロの故障箇所って、おおよそパターン化されているような気がします。特に今回のような可動部の故障だと、機能が集約してる座面下の部品を丸ごと交換するしかないのでしょう。そうなると見積もりも出しやすい、というわけでしょうか。

修理できるに越したことはないけど、見積もり金額次第ではエルゴヒューマンプロを廃棄して新しいオフィスチェアを買う、という選択肢もあるかもしれないと思っていましたが、今回は修理していいただくことにしました。

最終的に、訪問修理時のチェックで消耗が判明したシリンダーも交換することになるのですが、いずれにせよこの時点での見積もりは正確でした。

今回は訪問修理ができる

エルゴヒューマンプロを梱包・配送する必要があると思っていたのですが、なんと今回は訪問修理が可能とのこと。ありがたすぎる!

というのも僕が横浜在住なので、訪問していただけた可能性が大きいと思います。さすがに日本全国、訪問してくれるわけじゃないでしょう。地方だと難しそう。地方在住の方は、あまり期待せずに問い合わせたほうがいいかもしれません。

修理依頼 | エルゴヒューマン公式サイト」に訪問修理の文字がまったくないので、もしかすると、あまりオープンにしていないのかも……すごく大きなメリットのように思いますが。

訪問修理依頼メールのイメージ画像

梱包・配送の手間が省けたのはもちろん、椅子がずっと家にあるのもありがたいです。

てっきり、修理中は椅子なしの期間を過ごすことになると思っていました。上述したとおり、故障して座りづらくなっていますが、椅子がないよりはマシです。

Flexispotの電動昇降デスク E8 レビュー記事
電動昇降デスクなので、ずっと立ち作業になるかも、と思っていました

というわけで、訪問日をすり合わせます。

訪問日の候補の選択肢は少なめでした。また訪問時間はこちらで選べませんでした。前日までに「明日は〇〇時〜〇〇時ごろに伺います」とご連絡をいただくかたち。僕は大丈夫でしたが、毎日予定や会議が入りまくっている方は、調整が少し大変かもしれません。

とはいえ、プロの作業員の方が訪問してくれるだけでめちゃくちゃありがたいのに、こちらで日時を自由を決めたいというのはちょっと要求しすぎな気もします。

訪問日が決まったら、当日を待つだけ。

訪問修理、当日

作業員の方に家まで来ていただきました。

修理状況の説明について、ちょっとだけ注意書きを。

  • 修理内容を保証するものではありません。この通りになるとは限らないので、あくまでひとつの体験談として参考程度に読んでください。
  • 修理作業中の写真はありません(ネットに写真や動画をあげるのはNGとのこと)。文章とイメージ画像だけになります。

というわけで、引っ越し業者が使うような青い毛布(”あて布団”というみたいですね)を床に敷いて、修理スタート。

分解前にひとまず各所をチェックしていただいたところ、椅子を昇降させる「シリンダー」もそこそこ消耗していると判明。

追加の金額がかかるけど交換も可能だったので、合わせて交換していただきました。一応問題なく動いていましたが、10年昇降させた部品なので消耗しているのも納得。また壊れてから修理に来てもらうより、この機会に一気に直してもらったほうがいいですね。

エルゴヒューマンプロのシリンダー部分

分解開始。

電動ドライバーのビットをネジと六角レンチに交換しながら、プロの淀みない手つきで、あっという間に分解されるエルゴヒューマンプロ。

作業を見ながら「そんな簡単に分解できるんだ」と思いました。僕でも分解できそう、と思ってしまう。

以下の部品群に分解されました。

  • 背もたれ
  • 座面
  • アームレスト×2
  • キャスター含む土台部分

そして今回の故障箇所である「座面下の部品」が外され、丸ごと新品に交換。

消耗していたシリンダーも、あっという間に交換完了。

もちろん、古い部品は引き取っていただけました。

メッシュの張り具合・テンションの消耗は?

ついでと言っては何ですが、背もたれと座面のメッシュの張り具合・テンションも軽くチェックしていただきました。

エルゴヒューマンプロのメッシュ部分

個人的には10年使っても破れる気配すらなく、へたった感じもないように思います。クッション性が十分あって、長時間座っても問題ないです。

しかし、日々エルゴヒューマンプロを触っているであろう作業員の方によると、「やはり新品に比べると、少し柔らかくなってます。新品はもう少し張りがあります」とのことでした。でもまだ全然使えるレベルのようです。

メッシュの消耗具合については、使用者の体型・体重などが大きく影響してくるみたいです。どうしても体重が重いと、へたりが早くなるそうですね。

ちなみ僕の体重は、エルゴヒューマンプロを購入した10年前はたしか約60kgぐらいで、2023年現在は約65kgです。しっかり太ってて笑う。さささ最近のブームに乗って筋トレしてるからですほんとですよ(早口)。

アームレストの消耗は?

アームレスト(ひじ置き)もチェックしていただいたところ、こちらは可動部がそれなりに消耗しているとのことでした。

エルゴヒューマンプロのアームレスト

作業員の方によると「新品のアームレストは、調整の際はもっと滑らかに動きます」とのこと。

動きがガタついているとはいえ、高さ・角度などの各調整は可能ですし、ひじが置ければ特に問題ありません。

個人的に不満はないので、これでいいかなぁという感じ。

修理完了!

チェック & 修理作業 & ちょっと雑談なども含めて、かかった時間はトータルで30〜40分ほど。

無事に修理完了!!

修理が完了したエルゴヒューマンプロ

今回交換してもらった座面下の骨組みと、10年使った背もたれの骨組みで、輝きが違うのがわかるでしょうか。

新品に交換した骨組み

骨組みのつなぎ目をもう少しアップで。

新旧の骨組みのつなぎ目

シリンダーも確かに消耗していたようで、体感でわかるぐらい以前よりもキビキビ昇降するようになりました。

新品と比べれば、消耗してたことがわかります。

シリンダーの消耗について

ありがとうございました。

エルゴヒューマンプロ完全復活です!

最終的な金額

あらかじめ頂いた見積もりに加え、当日シリンダーも追加で交換していただき、最終的な金額は合計47,080円(税込)となりました。

金額の内訳は省きますが、項目の内訳としては「部品代と訪問修理費」。特に訪問修理費は、場所によって金額が変わるでしょう。

10年使って47,080円で修理。高いか安いか、意見が分かれそうな絶妙なライン。

電動昇降デスクとオフィスチェア

すでに書いたとおり、金額次第ではエルゴヒューマンプロを廃棄し、ほかのオフィスチェアを新品で購入することも一応は視野に入れていました。

数年前からテレワーク・リモートワークの普及に伴い、価格を抑えたオフィスチェアがいくつか販売されています。

例えば、これらの製品をよく目にするでしょうか。形もエルゴヒューマンプロに似ているものが多いです。

※記事執筆時の価格。税込み

特にCOFO Chair Proは、今回の修理代金で新品が買えるんですよね。すごい安い。

検討したのですが、今回の金額であれば、新しいオフィスチェアを試すより「座り慣れたエルゴヒューマンプロを修理するほうがいい」と思った次第です。

もちろん、アフターサポートの対応が良かったのも大きい。

見積もり金額をしっかり出してもらえて、訪問&その場で修理完了、それでこの価格なら、お願いしたほうがいいなと!

ほかのオフィスチェアの保証期間はどれくらいなのか

エルゴヒューマンプロの保証期間は最大5年

標準的な気がしますが、他社の保証期間はどれぐらいなのか気になったので軽く調べたところ、大体1〜5年ぐらいでした。

圧倒的だったのは、アーロンチェアで有名なハーマンミラーの12年保証です。

もし今回の故障したのがアーロンチェアだったとしたら、10年使っても無償修理だったってことですか? オフィスチェアの王や……(保証も販売価格も)。

保証とサービス – Herman Miller

10年経っても修理できる、ロングセラー商品の強み

エルゴヒューマンプロ

約10年使うことができた耐久性と、10年経っても訪問修理が可能なアフターサポートは素晴らしいものでした。

このあたりはロングセラー商品の強みでしょうか。積み重ねてきた信頼と実積が心強い。

オフィスチェアは高い買い物ですし、耐久性や保証も判断材料のひとつになるかと思ったので、エルゴヒューマンプロ修理体験談について書いてみました。参考になれば。

FlexiSpotのコスパ抜群オフィスチェアも

エルゴヒューマンプロの修理について

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