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TP-LinkのWi-Fiルーター「Archer AX55」レビュー。Wi-Fi 6・IPv6搭載で簡易NASもつくれる圧倒的コスパ
家でインターネット接続する時間が増えた昨今、良いWi-Fiルーターは費用対効果の高い投資になるのでは……!?
今回、TP-Linkさん(@tplinkjapan)とご縁があり、2021年12月16日(木)発売の最新Wi-Fiルーター「Archer AX55」を、一足早く使用させていただきました。
Wi-Fi 6 や IPv6 IPoE (IPv4 over IPv6) に対応し、48台もの機器を同時接続できて、簡易NASも構築できます。それでいて価格は約1万円(おそらくAmazon等での実売価格はそれ以下になりそう)。高性能でこの価格、非常にコスパの良いWi-Fiルーターです。
4K動画を見る人、重めのファイルを扱う人、オンラインゲームで遊ぶ人など、ネットをがんがん使う人におすすめ。というか僕自身がまさにそういう使い方をしていまして、実際めちゃくちゃ快適です。
TP-LinkのWi-Fiルーター「Archer AX55」レビュー
10年連続世界シェアNo.1という無線LAN機器メーカーTP-Linkさんから、2021年12月16日(木)に発売されるWi-Fiルーター「Archer AX55」。
まず見た目がいい……! アシメントリーなデザインで、存在感がありつつもシックで目立ちすぎず、インテリアとしても様になりそう。ここまでデザインに凝っているWi-Fiルーターは珍しいですね。
細かいスリットがたくさん入っていて、放熱性も良さそうな感じ。
こちらは付属品一覧。必要なものはすべて揃っていて、特に買い足すものはありません。
- Wi-Fiルーター本体
- 電源アダプタ
- LANケーブル
- 取扱説明書等の書類
主なスペックはこんな感じ。
Wi-Fiスピード(5Ghz) | 2402Mbps (5GHz、11ax/ac/n/a,HE160) |
Wi-Fiスピード(2.4Ghz) | 574Mbps (2.4Ghz、11ax/n/g/b) |
CPU | 1GHzデュアルコアCPU |
アンテナ | 外部アンテナ×4 |
ポート類 | ギガビットWANポート×1 ギガビットLANポート×4 USB3.0ポート×1 |
サイズ | 261.1×134.5×41.0mm |
推奨利用環境 | 戸建て3階建、マンション4LDK |
最大接続台数 | 48台 |
製品保証 | 業界最長クラスの3年保証 |
「Archer AX55」でスピードテスト
さっそく「Archer AX55」でインターネットの速度テストをしてみました。
M1チップ搭載のMacBook Air(2020年11月発売)で、Wi-Fi 6の5GHz帯に接続。NTT東日本の光回線を使用しています。
- お昼12時ごろ
- 午後8時ごろ
十分な速さで、4K動画の再生もオンラインゲームも問題ありません。重いファイルや動画のアップロードも快適でしょう。
このスピードが出る理由、Archer AX55のスペック・特徴などについて、続きで記載します。
「Archer AX55」の特徴。まとめるとコスパがすごい
「Archer AX55」の特徴はこんな感じ。
- Wi-Fi 6対応
- IPv6 IPoE (IPv4 over IPv6)対応
- 同時接続台数が48台と多い
- USB3.0ポート搭載で簡易NASが使える
- このスペックで約1万円の価格
順番に記載します。
高速通信ができる「Wi-Fi 6」対応
「Archer AX55」は、Wi-Fi 6 に対応しています。
Wi-Fi 6とは、最新世代となる第6世代のWi-Fi規格のこと。専門用語で説明すると「IEEE 802.11ax」 = 「Wi-Fi 6」。最大通信速度は9.6Gbps(理論値)にもなるとか。要するに、最新の速いWi-Fiってことです(超ザックリ)!
ちなみに次世代のWi-Fi 7はまだ実用化されていません。実用化は2024年と言われたりしていますが、まだ未定です。
「Archer AX55」のWi-Fiスピード(理論値)はこちら。
- 2402Mbps (5GHz,11ax/ac/n/a,HE160)
- 574Mbps (2.4GHz,11ax/n/g/b)
このWi-Fi 6を利用するには、Wi-Fiルーターとデバイスの両方が、Wi-Fi 6に対応している必要があります。
例えば、Wi-Fi 6に対応しているデバイスは以下。
- iPhone…SE(第2世代)と11シリーズ以降
- MacBook…2020年発売のM1チップ搭載モデル以降
- PS5、Xbox Series X、Xbox Series S
(※PS4やNintendo Switchは未対応) - Fire TV Stick 4K Max
これから購入するスマホ・PC・ゲーム機は、おそらくWi-Fi 6対応モデルになるでしょう。せっかくデバイス側がWi-Fi 6対応なのに、Wi-Fiルーターが未対応だとちょっともったいないかも。
また次に購入するモニターやテレビは、4K対応モデルになるのでは。さらにここ数年で4K動画コンテンツも増えてきました。YouTubeはもちろん、AmazonプライムビデオやNetflixなどの動画配信サービスも、4K動画がどんどん増えています。こういった4K動画をストレスなく快適に楽しむなら、Wi-Fiは速いほうが良さそうです。
オンラインゲームも、ラグなどを最小限にするなら、Wi-Fi 6を検討してみてもいいかもしれません。
あとこれはちょっと難しい話になってしまいますが、5Ghz帯で「160MHz」の帯域幅も利用できます(ただしデバイス側も対応している必要あり)。上手く利用すると,Wi-Fiスピードが上がりそうです。
IPv6 IPoE (IPv4 over IPv6)対応
IPv6 IPoE (IPv4 over IPv6)対応しています。
なんだか難しい用語だと思うかもしれませんが、ザックリ説明するとIPv6 IPoE (IPv4 over IPv6)とは、「ネットが混雑しがちな時間帯でも、混雑を回避して安定した通信速度が出る。ストレスなくネット接続できる」というもの。これにArcher AX55は対応しています。
この恩恵を受けるには、各プロバイダーで「v6プラス」等のオプションに加入する必要があります。
現在、IPv4からIPv6への移行(IPv6の普及)が徐々に進んでいるので、これからWi-Fiルーターを買い換えるなら、IPv6 IPoE (IPv4 over IPv6)対応のものを選んだほうが良さそうですね。
同時接続台数が48台と多い
48台も同時接続できたら、困ることはないでしょう。
例えば僕の場合、1人で約11台のデバイスを使っていますが、まだまだ余裕がありすぎる。
- スマホ(iPhone)
- タブレット(iPad mini)
- パソコン1台目(MacBook Air)
- パソコン2台目(MacBook Pro)
- Echo Show 5
- Echo Dot
- Fire TV Stick
- Kindle Paperwhite
- スマート電球1個目
- スマート電球2個目
- PS4
個人的にはスマートホーム系デバイスに興味があって、ネットワークカメラやスマート電球を増やしたいな、なんて思っています。同時接続台数に余裕があるので、いくらでも増やし放題ですね!
USB3.0ポート搭載で、簡易NASが使える
「Archer AX55」の背面にはUSB3.0ポートが搭載されていて、HDDやSSDを接続すると、簡易NASとして運用できます。
簡易NASも構築すると、Wi-Fi経由で複数のPCからHDDにアクセスできるようになります。本格的なNASとは異なり、外出先からのアクセスはできません。それでもPCとHDDを直接接続する必要はなくなり、利便性アップ。デスク上も少しスッキリしそう。
本格的なNASは4万円〜ほどしますが、「Archer AX55」で簡易NASを構築すれば、かなり安上がり。
既製品の外付けHDDはもちろん、HDDを挿すだけで使える「HDDスタンド(玄人志向 SSD/HDDスタンド 2.5型/3.5型対応など)」も便利です。約2,000円ぐらいでしょうか。
今やHDDも、6TBで1万円ぐらい(Seagate BarraCuda 3.5インチ 6TB 内蔵ハードディスク HDDなど)だったりするので、手軽に簡易NASが手に入ります。写真や動画の整理に役立ちそうですね。
そのほかの特徴
公式サイトから、そのほかの特徴をまとめておきます。
デバイスに向けてWi-Fiを飛ばせる「ビームフォーミング」なども搭載。またメッシュWi-Fiの構築もできます。
- 多数端末と同時通信:OFDMA、1024-QAMにより、多くの端末との同時通信を実現
- TP-Link HomeShield搭載:最新のサイバーアタックに対応するためのセキュリティソフトウェアを内蔵
- セキュリティ:最新セキュリティ規格WPA3対応
- スマートコネクト:SSIDを統一し、接続帯域をルーターが自動で割り当て
- エアタイムフェアネス:帯域の過度な占有を制限することによりネットワーク効率を向上
- ビームフォーミング:端末に向けて指向性のWi-Fiシグナルを送信し接続をより強固なものに
- VPNサーバー:OpenVPNとPPTP VPNサーバーとして利用可能
- OneMesh™でメッシュWi-Fiを環境できる
これだけいろいろできて、約1万円(おそらく1万円切る)というコスパ
このようにWi-Fi 6 や IPv6 IPoE (IPv4 over IPv6) に対応し、48台ものデバイスを同時接続でき、簡易NASも構築できる。
これで価格は約1万円。コスパがいいと思います。現在、Amazonだと約9,800円で予約受付中。
リモートワーク・在宅ワーク中心の生活だと、Wi-Fi接続時間も長くなるでしょう。
仮に、仕事やエンタメ(動画視聴、ゲームなど)でWi-Fiを1日8時間使い、それが週5日サイクルで、2年間使ったとしたら……、1万円のWi-Fiルーターを1時間あたり約2.4円で使ったことに!もはや実質無料!
まぁちょっと大げさな計算はさておき、Wi-Fiルーターというのは重要なデバイスで使用頻度も高いため、1万円ぐらいで性能の良いものを購入しておくと、長い目で見てコスパが良く快適なネット環境が手に入りそうです。
それに、あながち大げさな計算……とはいえない人も多そう。例えば、僕は1日12時間ぐらいはWi-Fiに接続しています。同じような人も多いのでは? それなら「Archer AX55」ぐらいの性能のWi-Fiルーターを導入する価値は十分あるように思いました。
「Archer AX55」こんな人におすすめ
パソコンに向かっている時間が長く、4K動画も見るし、重めのファイル(僕の場合は主に動画ファイル)も扱うし、オンラインゲームもするって人なら、「Archer AX55」を選ぶのが良さそうな印象。これまさに僕なんですけど、さまざまな作業がすごく快適です。
また簡易NASも意外と見逃せません。動画や写真などを扱うなら、大容量のNASはけっこう便利。PCのローカルストレージを整理するにも役立ちます。
個人的に一眼レフで写真・動画を撮るのが趣味でして、わりとちゃんとしたNAS「SynologyのDS220」を使っていますが、購入時の価格は約5万円でした。かなり高額だと思いますし、購入する際にはなかなか勇気が必要な買い物でした(笑)。でも「Archer AX55」ならWi-Fiルーターを最新化しつつ、プラス1万円ちょっとで簡易NASも手に入るので、かなりお手頃かと思います。
高性能 & 高コスパのWi-Fiルーター「Archer AX55」
家のWi-Fiが速いって快適そのもの。
リモートワークや在宅ワークが普及し、みなさんも「リモートワークが快適になるグッズ◯選!」みたいなWeb記事やYouTube動画を見たことがあるのでは? その中にWi-Fiルーターは……含まれていないことが多いですよね。でも、インターネットの回線スピードって、わりと何をするにしても大事な根幹の部分。最近ではスマホでさえ5G対応が進み、通信速度はどんどん高速化しています。家の通信の高速化も進めてみては?
古いWi-Fiルーターを使っている方、またWi-Fi 6 対応デバイスが手元に増えてきた方は、そろそろWi-Fi 6対応ルーターへの買い替えを検討してもいいタイミングではないでしょうか。1万円以下でネットの速度が大きく変わるかもしれません。
Wi-Fi 6E対応ルーターも
こちらもお手頃価格のWi-Fi 6対応ルーター
TP-Linkのテープライトも結構良かったです